1988年7月1日の「精神保護法」の施行日に

ちなみ、7月1日は「こころの日」と制定され

ました。

 

 

周囲の方々のこころを大切に思うことのみな

らず、自身のこころの健康状態に向き合い、

ゆっくり考える時間も欠かせません。

なぜなら、自分のこころが健康でなければ、

他者への思いやりを持つことは難しいから

です。

 

さて、こころをいくつかの辞書で調べると、

「人間の理性・知識・感情・意志などの働き

のもとになるもの」「いわゆる感覚・知覚

および知・情・意の働き、ないしはその座を

いう」などと記されています。

いずれにしても、こころそのものは身体の内

にあり、そのこころは行動やことばなど、

様々なかたちによって表されます。

 

ところで今朝、まさにこころの大切さを体現な

さっているお姿を拝見することがありました。

公共の場でエレベーターを降りるときのこと

です。

全員がエレベーターを降りるまで、お身体の

不自由な方がひとりひとりに「どうぞ」という

素振りをなさってから、ご自身がエレベーター

の中にお入りになりました。

しかも、その方は優しい笑顔をなさっていた

のです。

 

 

急いでいると他者への配慮に欠けてしまい、

このように温かくゆとりある行動をすること

を忘れてしまいがちです。

 

特に今日は、周囲の方々へのこころ遣いを重

んじるとともに、自身のこころとも向き合い、

心身ともに健康的で穏やかに過ごしてまいり

たいと思います。