イザナギノミコトの禊祓(みそぎはらい)を
起源とした大祓という行事について、6月晦日
の大祓は「夏越の祓」と呼ばれています。
人の形に切った白い紙を人形といいますが、
これを用いて身体を撫でて息を吹きかけ、
半年間の罪や穢れを祓います。
また、神社ではこの時期に茅の輪を3回くぐり
ます。
このときに「水無月の夏越の祓する人は千歳
(ちとせ)の命のぶというなり」と唱えます。
3回くぐりを行うさいの方向は、
まず正面で一礼して左回り、
次に正面で一礼して右回り、
さらに正面で一礼して左回りをして正面に戻り、
それから神前へと進んで参拝します。
茅の輪くぐりも人形と同様に、
半年間の罪穢れを祓うとされています。
また、夏越の祓には、6月17日のブログで
ご紹介した水無月という和菓子も欠かすことが
できません。
罪や穢れを祓うとともに、
来月7月からの半年間の無病息災を祈り、
人形や茅の輪くぐりをなさってみてはいかが
でしょう。