お彼岸は春と秋、年2回あります。
春は、春分の日を中心として前後3日間、
あわせて7日間、今年は3月17日から23日
までがお彼岸の期間です。
この日、太陽が真西に沈みますが、
阿弥陀様がいらっしゃる極楽浄土は真西に
あるとされていることより、先祖の成仏を
願って供養するようになりました。
また、昼夜の時間が同じになることから、
現世の迷える世界である此岸(この世)と、
悟りを開いた世界である彼岸(あの世)の
距離が最も近づき、先祖への思いが伝わり
やすいと考えられたことも先祖供養の期間
と定められた理由のひとつとされています。
可能であるならば、
彼岸の期間に入る前日に仏壇を掃除し、
花を飾り、ぼたもちをお供えするなどが
できると望ましいのですが、今からでも
遅くはありません。
あるいはお墓参りをするなど、
先祖への感謝の念とともに、
祖霊を供養するこころをかたちに表し
ながら過ごしたいものです。