2月の最初の午の日、全国各地の稲荷神社で
五穀豊穣を願って行われる祭事は、
初午祭と呼ばれています。
京都の伏見稲荷大社の御祭神である
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が、
和銅4年(711年)2月初めの午の日に
稲荷山に降臨されたことに由来します。
最初の午の日ということについては、
2月12日に午の日がくると、
次の午の日は2月24日ということになり、
ひと月の間で多い時は同じ十二支の日が
3回めぐってくるわけです。
また稲荷とは関係なく、
土地によって様々な行事があります。
たとえば、この日初午団子をつくり、
子供たちが集まって太鼓をたたくことが
広く行われています。
あるいは、蚕玉祭(こだままつり)といって
蚕の神を祀っている所もあるそうです。
初午の日には、五穀豊穣を願って稲荷神に
お供えした油揚げと、
収穫したお米で作ったいなりずしをいただく、
ともされてきました。
本日は日常生活に感謝をしながら、
五穀豊穣を願い、
いなりずしを召し上がってみてはいかが
でしょう。