2024年は十干が甲、十二支が辰です。
新たな年を迎えるに前に、
十干十二支について触れたいと思います。
十干とは、
甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、
己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)
の総称です。
中国では、古くには
10日ごとに循環する日を表示する数詞として
用いられていました。
その後、十二支と組み合わして、
年と日とを表示するようになったのです。
漢の時代になると陰陽五行説も取り入れられて十干は、
木(甲乙)・火(丙丁)・土(戊己)・金(庚申)・水(壬癸)
のように二つずつ五行に当てられました。
さらにその二つは、
五行各々の陽である兄(え)、陰である弟(と)を
示すようになりました。
ゆえに、
甲(木の兄=きのえ)
乙(木の弟=きのと)
丙(火の兄=ひのえ)
丁(火の弟=ひのと)
戊(土の兄=つちのえ)
己(土の弟=つちのと)
庚(金の兄=かのえ)
辛(金の弟=かのと)
壬(水の兄=みずのえ)
癸(水の弟=みずのと)
とも読みます。
また、十干十二支は、干支(えと・かんし)
ともいいます。
十干と十二支の組み合わせは60通りあり、
これを六十干支と呼びます。
前述の通り、来年は十干の最初である甲と、
十二支の中で唯一空想上の生き物である竜(龍)が
あわさる年です。
また龍は水の神様で、成功や発展の象徴であり、
縁起が良いものともされてきました。
したがって、甲辰の年は、
ものごとのはじまり、
あるいは大きな成長をする年
と考えられます。
こうしたことからも、
自身の中に目標を持つことは不可欠です。
歳を重ねても、
新たな挑戦に向かって努力を惜しむことなく、
少しでも己が成長できる年となりますよう、
努めてまいりたいと思います。
本年もブログをお読みくださり、心底より感謝いたします。
皆様におかれましては、お健やかに
よき年末年始をお過ごしください。