慶進会の歴史…それは合宿と共に⑴ 「序章」 | 幼児受験プランナー 島村美輝のブログ

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国公立や私立の有名幼稚園や小学校に合格するためには幼児教室選びがきわめて重要です。受験界の裏も表も知り尽くし、有名幼稚園や小学校に豊富な人脈を持つ東京・麹町の「慶進会」塾長島村美輝が、合格するためのノウハウをお話します。

東京の幼稚園・小学校に合格できる幼児教室「慶進会」

当会が小さな町の教室として始まったのは昭和39年でした。


まだ、四谷大塚、日能研も無く、地域には高校受験の中小教室が数多く営業している時代でした。京都の大学で心理学を専攻した先代は、どうも以前から慶応の幼稚舎に興味があったらしく、幼児教育の指導経験者を探し、基盤作りを模索していました。


習うより慣れろということで、東京の麹町で小中学生の部門に加えて幼児教室を立ち上げ、朝と昼は幼児、夕方から小中学生という、実に効率の良い経営形態を作り上げました。そのころに「慶進会」という教室名が定着したのです。


さて、当時幼児教室として有名だったのが青山の桐花会幼児教育研究所(現在は閉鎖)。そして伸芽会(現在と経営者は異なる)や三田英才(随分前に閉鎖)も当時人気がありました。


何れも初代経営者の個性色濃い教室ばかりです。


そこに一般には知られていない「もろき会」(館と別称で呼ばれていました)、幼稚舎ファミリーのための幼稚舎受験専門教室があって、 「幼稚舎に縁故があるらしい」「元幼稚舎の先生がスタッフに加わっているらしい」「合格のお礼はベンツ一台分」等の噂が先行する、知る人ぞ知る教室として存在していました。


広告も出していません。紹介者しか入り込めない特殊な世界ですから、噂ばかりが一人歩きしてしまう教室です。祖父母や親が卒業生という理由で、孫や子を通わせる方が現在もおられるのかもしれませんが、最近は噂も聞かなくなって寂しい限りです。


当会のお手本は「桐花会幼児教育研究所」でしたが、すでに40年の歴史となってしまった当会のサマースクールは、「もろき会」を参考にして先代が始めました。


当初、当会のサマースクールは二週間(中間日の一日だけ近くの宿泊している保護者の元で過ごす)のロングラン日程でした。しかしながら、「もろき会」は実に一か月だったのです。


もろき会の合宿は、夜は近くで宿泊している母親の宿舎や別荘に帰り、一緒に過ごす形態の半合宿指導でした。それにしても軽井沢の地で一か月の長期間、ホテルか別荘で過ごせる条件を満たしているのですから、庶民では考えられない程の費用であったと想像できます。


当時、「軽井沢に千坪以上の別荘地を持ち、母子は夏の二か月間軽井沢で過ごす恵まれた家庭」が多数幼稚舎等に通っていました。その時代は、限られた層だけに認知されていた幼稚舎受験であったことが、この例からもご理解いただけると思います。


そこで我が教室です。「14日間のほぼ完全な預かり形態の合宿」として始めたのは、先代の発想でした。完全預りの合宿としては異例の期間だったと思います。ここから当会40年のサマースクールの歴史は始まったのです。 



慶進会の歴史…それは合宿とともに(2)「奇跡の七日間」 に続く



東京の幼稚園・小学校に合格できる幼児教室「慶進会」
 


        麹町慶進会 塾長 島村 美輝

        
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