今回の期末テストで思ったような結果が出なかった原因を考えてみました。

 

⒈ 勉強時間が少ない。

2 わかった気になっているだけで、自分一人で問題を解かなかった。

 

テストで点数の取れない子の原因は、この二つです。

 

ではどうするか。 

勉強に対する目的意識を持つことです。

 

将来、なりたい職業のためには、今の勉強が必要だ。

あの子には負けたくない。

前よりよい点数が取りたい。

よい点数を取って褒められたい。

高校受験のため。

 

勉強をやらなければならない、その理由を見つけます。

それが原動力となって、「勉強をやらなければ」という思いが湧いてきます。

 

特に高校受験のためというのは、切実な思いです。

 

中3になって、高校選びをする際、この点数では無理といわれることのないよう、今、思い立った時から「勉強をしなくてはという気持ち」を持ってほしいです。

 

めざす高校が、今の点数で入れると思う子がよくいます。

その点数は今の点数でしょうか? 

その点数で合格したのはいつのことでしょうか?

 

公立高校入試の合格点は流動的です。

コロナ禍以降、公立高校の倍率は上がってきています。

特に、地元の学区の高校は倍率が高まってきています。

それは、普通科の進学校ばかりか、職業科の工業系や商業系の高校も同様です。

 

また、高校は義務教育ではないので、勉強しなくてもだれでも卒業できる中学校とは違い、勉強しなかったら、退学や、たとえ卒業できても、条件の良い進学先や就職先はなくなります。

 

同じ高校に入学したのに、3年後の進路が成績次第で、大きく違うことは少なくありません。

 

勉強するか、しないかで、その先が大きく違うことは確かです。

 

毎日少しずつ勉強をする習慣をつけることが、今、一番必要なことです。

「勉強する習慣」は社会人になっても、必要です。

それは保護者の方が、一番ご存知のことと思います。

 

中学での家庭学習の時間の目安は、学年×1時間といわれます。

まずは10分から始めてみませんか!

 

勉強は、最初は辛いかも知れません。

しかし、人間には「知りたい!」という好奇心、知識欲があります。

最初は我慢しなければなりませんが、我慢して考え抜いて、「わからなかったこと」が、「わかった」ときの喜びは、大きいです。

それは我慢して考え抜いて「わかった」ことを体験した人しか、わかりません。

 

わかったときの喜びを「きもちがいい!」と表現する子が何人もいます。

 

「できない」と思っても、少しの我慢で考え抜いたら、「わかる」ようになります。

この「気持ちがいい!」という体験を、是非してほしいです。

 

しかし、「わかった」「気持ちがいい」で終わってしまったら、テストで点数を取れるようにはなりません。

 

ここからが、できる子とできない子の分かれ目です。

 

あの子は頭がいいといわれる子の多くは、自分を信じません。

教えてもらって「わかったこと」を、今度は自分一人でできるだろうかと疑い、もう一度やってみるのです。

ここまでやらないと、テストでは点数は取れません。

 

わからない ⇒ 少しの我慢(考える) ⇒ (考えてもわからなかったら)教えてもらう ⇒ 

わかる ⇒ もう一度やってみる

 

できる子は「もう一度やってみる」  これをしています。

 

この5ステップで、点数が取れるようになります。

勉強している子で点数が伸び悩んでいる子は、5番目の「もう一度やってみる」が足らないのです。

 

塾としての目標は、「塾生全員が、自宅で自分から進んで勉強できるようになってもらうこと」です

 

1日10分から自宅での勉強を始めよう! 未来の自分のために!

 

上記の文章は、毎月の塾便りに載せたものです。