📅2024.09/22

日曜日 / Sunday

 

秋雨が降る9月中旬。今回は南海電車の無塗装や復刻塗装、京阪の復刻塗装を撮りたいと思い、久しぶりの関西へと赴きます。でも新幹線ではなく、真っ黒なスターフライヤー(SFJ)に乗りたいという願望もあったので、あえて空路で向かいます。 

 

▼以前にも乗ったスターフライヤーの搭乗記

 

何気に東京・大阪間で空路利用するのは初めてだし、どんな感じなのかも気になってたのでこの機会に利用。搭乗利用の最も多い伊丹便もあるけど、また必ずとは言えないけどいつか使おう。

 

関西-成田のPeachをかつて利用しようとしたんだけどさ…台風接近で欠航になっちゃったのでリベンジ兼ねてみたいなもんもあるよ。

 

京急線に乗って羽田空港の第1・第2ターミナル駅に着き、まずは旅の起点に到着。

飛行機乗る時はだいたい羽田からです。

 

▼ちなみに先週はモノレール撮りに来てた

 

✈[HND] 東京国際空港 (羽田空港)

Tokyo International Airport

东京国际机场 / 도쿄국제 공항

(Haneda Airport / 羽田机场 / 하네다 공항)

[T1] 第1旅客ターミナル

Terminal 1 / 第1航站楼 / 제1터미널

東京・大田区 羽田空港

| Haneda Airport, Ota City, Tokyo, Japan

 

第1ターミナルの南ウイングへに移動し、スターフライヤーのチェックインカウンターへ。この辺りは日本航空のカウンターや保安検査場がありますが、さらに奥へ移動。

 

今回搭乗するスターフライヤー21便のチェックインカウンターへ行き、自動チェックイン機で搭乗券を発券。予め端末のQRコードでスムーズになんてのもできるけど、余裕ある時とか、せっかくなら搭乗券欲しいよね。

 

チェックインが完了し、その近くにある保安検査場Aから保安検査を受けます。スターフライヤーの保安検査はここのみで、他の保安検査場はいけないほか、逆にJALやスカイマーク搭乗の方は保安検査場Aは通過できないのでご注意を。

 

今回は12,900円で購入しましたが、1週間くらいするとセールの運賃で1万円以内で買えたけど…まぁ…うん。

 

東京・羽田空港を発着するスターフライヤー(SFJ)は、大阪(関西)、山口宇部、北九州、福岡を結ぶ4路線で運航し、すべての便でANAとの共同運航(コードシェア便)をしています。 

 

ただし、羽田空港から発着するANA国内線(AIRDOとソラシドエアのコードシェア便含む)は第2ターミナル(T2)からですが、スターフライヤーが運航するANA/NH共同運航便の便名3800番台はすべてJAL日本航空やスカイマーク等が発着する第1ターミナル(T1)から出発します。 

 

羽田から出発する際、SFJが運航するANA便名3800番台で予約した方は第1ターミナルからなので、確認の上お間違えないようご注意。間違えるとT2から走るはめになるよ(大事なことなので主張)。

 

ANA便で乗り継ぎする時とかもそうよ。

 

保安検査場を通過して南ウイングの制限エリア内へ。出発20分前…というか余裕持って済まそうね。

 

日本航空が大半なので搭乗ロビーの窓にはいたるとこにJALJALJAL。一旦搭乗口を確認したあと、飲み物を確保したり南ウイングを散策していきます。到着時には行った事あったけど、何気にT1から出発すんのっていつ以来だろ。

 

ちなみに南ウイング、JAL便は中国・四国・九州・沖縄方面の路線が出発します。

 

今回搭乗するスターフライヤー21便は、その南ウイングの搭乗口2番ゲートへ。スターフライヤーの搭乗口は主に南ウイングの1,2,3番ゲートもしくはバス搭乗になります。

 

出発は8時45分で搭乗案内は8時27分頃。それまでは時間あるので、有料のパワーラウンジで時間を潰そうかとも思いましたが、何だかんだ周辺を散策したりとかで寄らず。飛行機乗る事が無い限りは来れないですしね、今度乗る事があればもっと時間に余裕ある際にラウンジに寄りたいところ。

 

[7G/SFJ] スターフライヤー / STARFLYER

Airbus (エアバス) A320-200 (JA09MC)

 

今回乗るスターフライヤーのA320。黒い機体が特徴的ですべてA320で統一されています。めちゃカッコいいよね。

 

これまでは太陽光を吸収し精密機器である航空機に適さないと言われていましたが、SFJはA320等を製造するエアバス社との問題検証を重ねて、問題ない事を実証し、黒を基調としたお馴染みのスターフライヤーのデザインが実現。

 

他にも真っ黒な旅客機は、ニュージーランド航空やエアカナダのA320のチャーター機があり、後者に至っては白部分の配色は地味に違うも、完全なるSFJだよ。いつか日本に来て並んでくれませんかカナダくん。

 

A320は小型旅客機なので後ろを走行するJALのA350-900と比べると、距離があっても大きさが全線違うのがわかります。真っ白と真っ黒の飛行機。ちなみにスターフライヤーはANAと共同運航しているため、羽田の地上スタッフさんは一部ANAの方も担当しています。

 

雨が強く降ってきました。ロビーに設置してあるテレビでNHKが能登半島の大雨の情報を中心に放送。気象情報で「全国的に風が強いでしょう」と述べ、空港の地上スタッフさんが「風が強く揺れる可能性がある」とアナウンス。

 

以前ソラシドエアで羽田から那覇を利用した際、離陸してちょっとした時に気流で大きく揺れてたのが新しい記憶。今回も同じパターンもありうるのではと怖くかんじるように。なんならお金返ってこないけど、キャンセルするかとか考えてたけどさ、1時間ちょいのフライトだし勇気出して乗ります。

 

飛行には支障ないつってるけど怖いもんは怖いんだよ。3番のスポットにも同じ仲間のSFJの機体が駐機。

 

▼ソラシドエア初めての搭乗

 

 🛫SFJ21便に搭乗、羽田から関空へ

 

8時27分に放送の通り搭乗案内が開始。グループ3の案内が入ったところで搭乗券を改札にかざし、ボーディングブリッジを渡って搭乗。機体の後ろには北九州空港を拠点にしているので"City of Kita-kyushu"が記載。でも向かうは大阪の関西空港でございます。よぉ、関空まで頼むぜ。

 

機内に入ると機体の色にあわせた3列の黒いレザーシートがお出迎え。Peachなどの他の航空会社は座席数180席なのに対し、スターフライヤーが保有するA320は全席普通席で150席(A320neoは162席)とゆとりある座席間隔になっているのが特徴。

 

今回は右の20F窓側に席を予約。機体の中央の翼のちょい後ろ寄りの座席に座ります。この日は満席だったのでなんとか確保できてよかった。伊丹線の利用者がえげつない印象ですが、関西線でも利用者が多いのを見ると、この路線も主要路線なんだなと改めて認識。

 

搭乗客の着席を確認し、SFJ21便は8時40分にドアクローズ。44分にトーイングカーでプッシュバックを開始、切り離され滑走路に向けて走行します。

 

✈[7G/SFJ] スターフライヤー21便 

| STARFLYER Flight No.21

大阪(関西)行き / to Osaka (Kansai)

 

<共同運航便 / Code-share flight>

✈[NH/ANA] 全日本空輸3821便 

| All Nippon Airways Flight No.3821 

 

[HND] 東京 (羽田) / Tokyo (Haneda)

08:45

[KIX] 大阪 (関西) / Osaka (Kansai)

10:20 <定刻/on time 10:10>

 

機内のモニターには空の守護神「スターフライヤーマン」の案内による機内安全ビデオが上映。これがめちゃカッコいいんですよ…安全に関する重要な事なので必ず見て欲しいのはもちろん、純粋にスターフライヤーマンが紳士的なんすよ。

 

▼スターフライヤーマン、めちゃカッコいいので見て。

 

全席モニターが設置してあるスターフライヤーは、国内線でANAやJALより早く導入。
 
今回はモニターが付いている機体なので機内安全ビデオももちろん流れますが、2023年に運行開始したA320neo(JA28MC)はモニターは設けておらず、代わりに無料のWi-Fiサービスを開始。なので機内安全については、客室乗務員さんが実演で案内するとの事なので、スターフライヤーマンが見られないのがちょっと残念。
 
 
座席ポケットには安全のしおりも置いてるので、読んでおこうね。この安全のしおりのデザインさ、めちゃカッコいいんだよ。
(時系列はズレますが降りる直前に記録)
 

何機かの離陸を待ち、9時05分にSFJ21便はA滑走路の北側から勢い付けて加速し関空に向けて羽田空港を離陸。1時間10分と短い空の旅を、若干の不安を抱きながらも楽しみます。

 

地上にいる間、滑走路脇に生えてる草がめちゃ風で靡いてたよ。朝の時間帯というのもあってか、羽田は過密なだけに思うように進まないものね。

 

離陸したSFJ21便は羽田の向かいにある川崎市浮島の上空を右に旋回。下には運河に工業地帯と、首都高速湾岸線と東京湾アクアラインの分岐である川崎浮島ジャンクションが見えます。

 

さらに雲の上を目指す中、特に目立つ揺れがないまま数分で横浜市上空。みなとみらい21地区だけでなく横浜の住宅街も望む事ができます。

 

動画でも撮ったけど迫力あるよね。

 

若干の揺れが感じるも特に影響はなく、9時16分に静岡県沖の駿河湾上空を飛行。高さ7300mほどで、右側には富士山を眼下に眺められますが、当然天気は曇りなので雲に隠れて拝めず。モニターにもマップが表示できるので、現在位置がわかるのがありがたい。

 

3分後にシートベルトのサインが消え、少しして機内サービスが開始。満席かつ真ん中に位置する席だったので、来るのに時間かかったけどどうにかコーヒーを頂く事ができました。

 

コーヒーはタリーズとコラボしたオリジナルのブレンドで、チョコレートのおまけ付き。ちょいビターなのでコーヒーに合うよ。カップには舞台「刀剣乱舞」とコラボした仕様で、他にも機体に施された特別塗装機も運航しております。

 

どうでも良い事を言いますが、ところどころスマホに搭乗の様子をメモしてました。

 

眼下には雲に隠れながらも、9時32分に伊勢湾上空。雲に隠れながらも中部国際空港セントレアがわずかながらに見えました。何だかんだもう三重県上空に差し掛かるんですよね。本当に飛行機って速いや。

 

あっ、座席ポケットに機内誌が置いてなかったんですけど、2024年5月に発行を休止してたんですね。う~ん…読みたかっただけに醍醐味が減ったのはちょい残念な気持ち。

 

この先揺れがある事を予想されるとアナウンス。9時41分に奈良県南部の上空でシートベルトサインが点灯し機内サービスが終了。短かったけどコーヒー飲めただけでもよかった。

 

9時50分に大阪湾上空を旋回に雲に突っ込みます。高度が下がるにつれ若干大きな揺れがあり、久しく乗るだけあって怖く感じましたね。

 

10時2分に最終の着陸態勢のアナウンスとともにまた少し大きく揺れながらも、淡路島上空を旋回しながら関空に向けて高度を下げます。海を見ると白波が少し立っていたので、風が強いのがわかる。

 

10時12分に関西国際空港のB滑走路(4,000m)に北側へ着陸。減速して第1ターミナルのスポットへと地上走行していきます。ひとまず安心…。

 

関空には大きな貨物ターミナルも併設。チャイナエアラインの貨物機などが駐機しておりました。

 

 🛬関西国際空港KIXに到着

 

✈[KIX] 関西国際空港

Kansai International Airport

关西国际机场 / 간사이 국제공항

[T1] 第1旅客ターミナル

Terminal 1 / 第1航站楼 / 제1터미널

大阪・田尻町 泉州空港中

| Senshu Kuko-naka, Tajiri-cho, Osaka

 

10時20分、SFJ21便は第1ターミナル27番ゲートに到着しシートベルトサインが消灯。定刻より遅れたものの、3分後にはドアが開き徐々に搭乗客が降りて行きました。

 

最後まで待って座席を撮影。数枚ほど撮らせていただきありがとうございました。

真っ黒な座席がカッコいいね。

 

機体を降りて最後に羽田から飛んでくれたスターフライヤーのA320を撮影。雨が降っているため、水溜まりにも反射しています。どんな天気でも黒い機体はまぁ似合うね…ここまで運んでくれてありがとう…ありがとうスターフライヤーマン。

 

そうそう、座席を撮ったあとにCAさんからポストカードやグッズを頂きました。こういうサービスあるの嬉しいし、ますますスターフライヤーが好きに。スターフライヤーさん、その時担当していたCAさんありがとうございました。

 

 関空を少しだけ散策

 

関空には第2ターミナルからPeachで一度利用した事ありますが、第1ターミナルの制限エリア内はお初。なので出る前に少しだけエリア内を散策していきます。大きな窓からは離陸するマレーシア航空のワンワールド機が離陸。

 

ここからはA滑走路から離陸する飛行機が見られるので、少しだけ撮影していきます。

 

✈[7C/JJA] 제주항공 / Jeju Air / チェジュ航空

Boeing (ボーイング) B737-800

 

地上走行するのは済州拠点のLCCチェジュ航空。後ろに大きく聳える山は和泉葛城山で、海上にある関空から見える対岸にある高いビルはりんくうタウンにあるりんくうタワー。晴れてたらもっと綺麗に見えるんだろうなぁ。

 

✈[LJ/JNA] 진에어 / Jin Air / ジンエアー

Boeing (ボーイング) 777-200

 

こちらも同じく韓国系のLCC、ソウル拠点で大韓航空傘下のジンエアー。成田でも見たけどLCCでB777を使用するのって凄いよな。

 

✈[VN/HVN] Hãng hàng không Quốc gia Việt Nam

航空越南 / Vietnam Airlines / ベトナム航空

Airbus (エアバス) A350-900

 

泉佐野を背景にホーチミンへと飛び立つベトナム航空。尾翼に描かれているロゴは蓮の花です。

 

✈[MU/CES] 中国东方航空 / 中國東方航空

China Eastern Airlines / 中国東方航空

Airbus (エアバス) A320

 

上海拠点の中国イースタン。スターフライヤーとは比較するとかなり真っ白な機体よね。成田と同じく主要路線だけど小型のA320で運航するのね。

 

✈[VJ/VJC] Vietjet Air / ベトジェットエア

Airbus (エアバス) A321neo

 

ベトナム航空に続いてこちらもベトナム拠点のLCCベトジェット。少しだけ機体が長いA321neoでございます。背景のりんくうタワーと関空連絡橋が地味に存在感を放ちます。

 

他にもA滑走路を離陸する飛行機を撮りたかったとこですが、また別の機会にし、制限エリア外へと向かっていきます。

 

関空には至るとこに運営する関西エアポートのキャラそらやんが。

 

待ってたやん!

 

2025年は大阪・関西万博が開催されるため、そらやんと同じく至るところに万博をPR。

 

制限エリアを出たとこでも、広々としたターミナルの天井からは万博のキャラであるミャクミャクが。

 

ターミナル内にはフードコートも充実。大阪に来たからたこ焼き食いたいと思ったので、たこ昌にて8個入りをいただきました。熱いけどやっぱうんまい。

 

制限エリア内にも「ぼてぢゅう」など飲食店があるので、今度はそっちに行ってみたいところ。

 

今回は何気に初の東京-大阪を空路で利用しましたが、関空便のみならず、利用者の多い伊丹便や神戸便も利用してみたいところ。空港のアクセスや保安検査などの所要時間を考えると、新幹線のが早いというのはありますが、それでも短い時間で空の景色を楽しめるのは良いし、場合によっては新幹線より安い運賃で乗れますしね。

 

久しぶりに利用したスターフライヤーも変わらず快適でしたし、是非皆乗って欲しいくらいオススメです。新幹線より安いタイミングとかで、また関空や福岡へ向かう際に利用できると良いな。