📅2021.12/26

日曜日 / Sunday

東京・台東区 浅草

| Asakusa, Taito City, Tokyo, Japan

 

旅の起点は東京スカイツリーが見える浅草から。

 

東武鉄道 / Tobu Railway

🚉浅草駅 / Asakusa Station

(TS-01) 伊勢崎線 (東武スカイツリーライン)

| Isesaki Line (TOBU SKYTREE Line)

 

松屋浅草の中にある東武鉄道の起点である浅草駅。山手線内から外れておりアクセスは地味に不便なものの、独立した私鉄のターミナルはいつ見ても圧巻。南海とかそうだもんね。

 

以前から東武鉄道を走るノスタルジーに浸りたく、特急きりふりSL大樹、そして6050系に乗ってなんてずっと考えていましたが、2022年3月のダイヤ改正で終了する列車もあると知って思い切って決行。合わせて直通先の会津鉄道でも、特急を除く電車の乗り入れが無くなるとお知らせがあり、何ならここから会津若松まで行くべと考えた次第。

 

発車標を見ると、土休日のみで運行されていた特急きりふりの案内が表示。

リバティだいぶ増えて来たなぁ―

 

浅草から会津若松までの乗車券と下今市までの特急券、そしてSL大樹に乗るための指定券を窓口で購入し、売店でカツサンド買ってホームへ。

発車する4番線の特急ホームには、東武でお馴染みの特急車両が記載。いずれ無くなると思い今のうちに記録します。

 

🚈350型電車 / EMU Series 350

 

下今市までは入線していた350型を使用した土休日のみに運行していた特急「きりふり」に乗車します。かつては急行として運用していた車両。ずっと思うのが185系の踊り子みたいな見た目だよなぁって。

 

方向幕が味あって良き―

発車まで僅かですが時間あるので、少しだけ記録していきます。

 

東武浅草駅に来たらだいたい見に来る場所へ。

 

ホームが短いかつとてつもなくは言い過ぎな表現なものの、カーブで列車とホームの隙間がありすぎる浅草駅。とうきょうスカイツリー寄りはこのように板を敷いて隙間を無くしています。

 

こうして見ると凄いとこだよなぁ―

350型もダイヤ改正で見れなくなるので、これも貴重な光景。

 

車内に入るとすでにサービスが終了していた自動販売機

車内販売もないので、発車前は飲食はあらかじめ売店で購入と放送しており、なんとなく世知づらさを感じたり…。

 

座席はリクライニングはしないクロスシート。おなじく浅草から東武日光を結ぶリバティやスペーシアを使用している特急「けごん」などはリクライニングするシートですが(特急料金1,470円)、「きりふり」の場合はこの機構が無いためか特急料金は1,050円と、およそ400円ほど安く設定されています。

※浅草~東武日光の特急料金を記載

 

昔ながらの特急の座席には、背面テーブルと窓側にある折畳みテーブルが。

グループ向けながらも、感染症対策の昨今はボックスみたくできないのが何ともなぁ。

 

背面テーブルを広げると、お弁当を置くぐらいは充分なスペース。

飲み物が置けるドリンクホルダーもあるよ。

 

今回購入したきっぷ。鬼怒川温泉から先の路線には乗った事なかったので、かなり新鮮な気持ち。浅草から会津若松までの乗車券に東日本旅客鉄道(JR東日本)とカッコ内に記載してるのも、何気に珍しい気がする。

 

🚈東武特急「きりふり」281号

Tobu Limited Express "Kirifuri"№281

東武日光行き / for Tobu-Nikko

 

(TS-01) 浅草 / Asakusa

10:38

(TN-23) 下今市 / Shimo-Imaichi

12:30

 

10時38分、浅草駅を発車。

カーブを曲がりゆっくりと墨田川橋梁を渡ります。ターミナル駅から始まる列車旅はやはり旅情を感じるから好き。リクライニングこそはしませんが、下今市まで2時間ほど国鉄みが溢れる特急列車の旅をしていきます。

 

東京スカイツリー / TOKYO SKYTREE

東京・墨田区 / Sumida City, Tokyo

 

墨田川を渡り最初の停車駅は、とうきょうスカイツリー駅。2012年の東京スカイツリー開業に伴い、かつての業平橋駅から改称しました。高さ634mのスカイツリーは、麓からだとどうしても撮るのに一苦労。

 

押上から来た半蔵門線直通の線路と、北千住で日比谷線からの線路と合流し、北越谷まで複々線区間を走行します。

 

🥪浅草ヨシカミ 「ロースカツサンド」

Asakusa Yoshikami 

"Pork cutlet Sandwich"

 

北千住過ぎたあたりでお昼のカツサンド。

 

ここんとこの旅行は何かと"カツ"に縁がある気がする私ですが、"勝つ"にはそれほど縁はございません。それでも旨い。

 

🚈100系 「スペーシア」

EMU Series 100 "SPACIA"

🚉春日部駅 / Kasukabe Station

(TS-27) 伊勢崎線 (東武スカイツリーライン)

| Isesaki Line (TOBU SKYTREE Line)

埼玉・春日部市 / Kasukabe City, Saitama

 

嵐を呼ぶ街の最寄りである春日部駅に停車。

向かい側にはリバイバルされたスペーシアの車両。平成初期に登場したフラッグシップトレインも、後継車両の発表が来たので、また乗りに行きたいし撮りに行きたひ―

 

利根川 / Tone river

 

南栗橋あたりで都会的な電車が走っていた路線の性格が、ローカル線な雰囲気に変わり、利根川リバーを渡ってひたすら関東平野を駆け抜けます。

 

しばらくすると林の中に入って、列車はまもなく下今市駅。

 

🚉下今市駅 / Shimo-Imaichi Station

(TN-23) 日光線 鬼怒川線

| Nikko Line & Kinugawa Line

栃木・日光市 今市

| Imaichi, Nikko City, Tochigi

 

12時30分、きりふりは日光線と鬼怒川線の分岐点である下今市に到着。

列車は次の停車駅である東武日光まで行きますが、ここからは鬼怒川温泉と会津方面へ向かうために下車します。

 

たぶん最初で最後の乗車。

きりふりのヘッドマークを掲げているとこも、やはり185系に共通点を感じつつ見送ります。

 

🚋6050系 リバイバルカラー

EMU Series 6050 "Revival Color"

 

隣には6000型の塗装をリバイバルした鬼怒川線の新藤原行きが発車。

急行型というか長距離列車という風情があった列車も、東武から消えたのかと思うと、あまり縁がないものの知っているだけに寂しさを感じます。

 

SL大樹の始発駅であるこのホームには、蒸気機関車や夜行列車が主流だった時代に置かれていた洗面台。駅名標も含め、SL大樹のデビューに併せて設置され昭和時代に戻って来たかのような雰囲気に―

 

🚋6050系 / EMU Series 6050

 

引き込み線には同形式でオリジナル塗装の6050系。先ほど乗った350型や100系スペーシアと同様な濃い赤色オレンジの帯に施されています。

2017年のダイヤ改正までは、浅草から会津田島までを結ぶ長距離の快速列車としても運行されていましたが、特急リバティ会津の登場などに伴い浅草への乗り入れが終了。

 

南栗橋以北から東武日光や会津田島までなど運用が縮小されましたが、2022年3月のダイヤ改正によって、朝夕の運用と、改造したスカイツリートレインを除き東武鉄道と会津鉄道が所有する6050系での運用は終了。

 

🚋20400型 / EMU Series 20400

 

東武日光から入線して来たのは、6050系に代わって導入された20400型。元は日比谷線に乗り入れる20000系として東京都心でも活躍してましたが、新型の70000型の導入により運用が外れました。一部はマルーン帯から黄色紺色の帯に変更され、ワンマン化などの対応すべく改造。転属し日光線や鬼怒川線、東武宇都宮線で活躍しています。

 

先頭車と中間車の一部編成は、日比谷線直通時代のラッシュ時に対応した5ドアが搭載していましたが、改造で3ドアに統一すべくドア部分が埋められ、車内には座席が設置。なんか若干な違和感があるも、東武以外にもJR東日本や京阪でもドア埋めて座席とかの設備に改造したりしてるしなぁ―

 

日比谷線で見た電車がこうして栃木で走ってるのもなんか不思議と言いますか、どの鉄道も首都圏などで見た電車が地方で活躍してる姿をって度々思っている私。都会を走っているイメージが未だ強いながらも、すでに馴染んでいる模様。

また東武日光とか宇都宮に行く事があれば、乗りに行きたいですね。

 

下今市駅からはSL大樹で鬼怒川温泉へ向かうのですが、発車まで時間が少しあるので、構内を記録していきます。

 

次回:SL大樹で鬼怒川温泉へ