2月17日は『#E217系の日』です。
JR東日本の車両でスゲェカッコいいE217系を紹介しましょう。
🚃E217系電車 / EMU Series E217
113系の後継として、1994年に皆大好き横須賀線･総武線快速向けにデビュー。JR東日本の近郊形車両として初めての4ドアが採用されました。
形式の頭にある｢E｣はJR東日本の｢East｣から用いられています。
青色とクリームの帯が入った「横須賀色」をまとい、横須賀線と総武線のみならず、成田線や外房線、内房線など房総エリアでも活躍。過去には湘南新宿ラインとして、また一部が編成の組み換えと帯も湘南色へ変更し東海道本線(東京～熱海)でも運用した実績もあります。
似合うっちゃ似合うけどやっぱあの横須賀色が1番似合うの。
■JR東日本 / JR East
▮横須賀線 /[JO] Yokosuka Line
横浜/Yokohama(JO-13)(JO‐13)～新川崎/Shin-Kawasaki(JO-14)(JO‐14)
📷2020. 12
209系をベースとしたE217系は、中間に2階建てのグリーン車2両を連結しているのが特徴。あと前面に貫通扉をつけているのですが、品川～錦糸町の地下区間(東京トンネル)で非常時の際に脱出が出来るように設置。
▽209系についてはこちら
しかし他の地下鉄路線のトンネルと比較すると、E217系が通る地下区間のトンネル断面が広く作られています。後に｢非常用の扉付けなくても大丈夫」となり以降に製造された車両は、デザインが同じで見た目は扉は付いてそうだけど、実は付いていない非貫通の車両です。
編成は11両＋4両(付属)。すべての列車ではありませんが、基本的には連結して長い15両として運転されます。逗子～久里浜は11両もしくは4両だけどね。
△中間2両には2階建てグリーン車が連結。
あれなんでこの写真のグリーン車5号車が汚れているんだ🙄
209系とほぼ同じですが、普通車はロングシートを基本に、セミクロスシートを設置。先頭車両にはお手洗いも設けられています。
一方のグリーン車は座席がリクライニングシートで、もちろんお手洗いもあるよ。
ちなみにE217系グリーン車は、1999年から2015年まで運行の寝台特急｢カシオペア(上野～札幌)｣で使われたE26系客車、そしてJR四国の快速｢マリンライナー｣で使われている5100系の2階建て車両と基本設計のベースとなりました。スゲェ。
▮横須賀線･総武線(快速)
[JO] Yokosuka Line & Sobu Line (Rapid)
東京駅 / Tokyo Station (TYO)(JO-19)
📷2018. 08
そしてE217系の最大の特徴といえば、先頭部の｢クラッシャブルゾーン｣。
名の通り、衝突時の衝撃を吸収し運転台と客室を守ります。この構造が採用されたのは1992年の成田線で発生した踏切事故がきっかけ。立ち往生していたダンプカーと走行していた113系と衝突。列車の運転士は亡くなり、乗客も負傷するなど大きな事故となりました。
このクラッシャブルゾーンは事故を想定かつ、運転士さんと乗客の命を守るため設計されました。以降のE231系(近郊形)やE233系(地下鉄乗入車両を除く)、E235系にも先頭部に同じ構造を採用しており、JR東日本の標準設計となっています。
▮総武線快速 /[JO] Sobu Line (Rapid)
錦糸町駅 / Kinshicho Station (JO-22)
📷2018. 08
2007年から2012年にかけて機器更新及び帯が登場時より明るくなるなどの変更が施され、なおも活躍するE217系ですが…あっ、更新前のロゴ好きなんだよなぁ…。
活躍するE217系ですが、2020年から運用開始した後継の電子レンジことE235系により順次置き換えが進んでいます。2023年にE235系の統一が完了し、E217系は引退。
▮横須賀線 /[JO] Yokosuka Line
鎌倉/Kamakura(JO-07)(JS‐07)～北鎌倉/Kitakamakura (JO-08)(JO‐08)
📷2018. 06
E235系が導入前、デビューから25年間廃車した編成がなかったE217系ですが、廃車かつ解体された編成もあるので何だか寂しいの(´ω｀ )
ジャカルタへ転用するなんて情報もありましたが音沙汰はナシですし。
いずれ見慣れるだろうけどE235のあの配色…未だに見慣れん(山手線ならおk)
逗子駅 / Zushi Station (JO‐06)(JO‐07)
📷2018. 08
私的に好きな形式のE217系。できれば他の路線でも活躍して欲しいなと思うも、やはり横須賀線･総武線快速といえばこの車両。
引退する時が来ても、悔いのない様にたくさん記録していきたいです( ˘ω˘ )📷✨