化学物質過敏症患者を苦しめる有害な気体 (転載) | 岩手のランナーけいのブログ(学校・化学物質過敏症の闘いなど)

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化学物質過敏症・学校トラブル・ランニングの話題を中心に、けいがストレス発散のために自己主張をしている気ままなブログです。

葵東さんのブログの転載です。


http://ameblo.jp/masa-taira/entry-12036639391.html


化学物質過敏症は有害物が「体内に入ることで」引き起こされる障害です。
「パソコンやスマホも化学物質なのに、使えるのはおかしい」と以前絡まれた事があります。
「風邪なのに風に当たれるなんておかしい」レベルの「名前の印象で」患者に絡む人には困ります。
化学物質過敏症を否定する人は常識に欠ける場合が多々ありますので、まず常識から説明します。
「どれだけ有害な物質でも、体内に入らなければ害を及ぼさない」という常識を。
青酸カリだろうがサリンだろうが、体内に入らなければ害はありません。
逆に毒物を扱うときは「いかに体内に入れないか」を考えれば良いのです。

そういう意味で有害物でも固体や液体は「口に入れる」「体に付ける」さえ避ければ済みます。
問題は気体です。空気中に漂えば嫌でも呼吸により肺に入ります。活性炭マスクも高性能フィルターも「量を減らす」だけです。ガスマスクでも呼吸からの侵入を「完全に防ぐ」には酸素ボンベを使うしかないのです。

身の回りにある有害な気体の発生源を例示します。

排気ガス
工場や自動車は注目されますが、発電機はあまり知られていません。非常用発電機は自動車のように排気ガスの浄化触媒が義務づけられていません。特に重油を使う発電機の排気ガスは有害です。民主党政権がやった輪番停電は町中で非常用発電機を使わせる悪政でした。
灯油のセントラルヒーティングは発電機ほどではありませんが、注意が必要です。

アスファルト
道路の舗装に使われる、原油の重質分です。打設して1ヶ月以上有害物質が揮発し続けます。原油の生成分ですから排気ガスより有害です。
埋設管の工事など舗装の補修なら量も少なくて済みますが、舗装のやり直しなどで全面工事だと大量に発生します。

塗料
乾燥とは溶剤が揮発して発散される課程です。油性が特に有害で、屋外塗装や住宅の外壁の吹きつけは周囲から風下にかけて広範囲に飛散します。

インク
油性インクの溶剤が石油由来で、新聞紙や書籍、雑誌などに使用されます。グラビアは印刷面積が広い(全面の場合も)ので、揮発する溶剤の量も多くなります。
書店は私の限度を超える空間です。書店でトイレが近くなるのは「有毒物を排出しようとする」肉体の反応だと思います。
自治体のパンフなどに使用される大豆インクなら私は大丈夫です。

プラスチック製品
製造工程で表面を覆う可塑剤が揮発します。石鹸水で落とせます。洗えない場合は石鹸水を付けた雑巾で拭くことである程度減らせます。

合成皮革
石油成分が新品時に揮発します。これも石鹸水を付けた雑巾である程度減らせます。

合成ゴム
内側の成分も外に出てくるせいか、合成皮革より長期間揮発します。靴底やタイヤなど、店頭にある商品全てが汚染源です。私は靴屋には入れません。

接着剤
大量に使用されるのは集成材と呼ばれる「細かな材木を接着剤で固めた」木製品です。建材や家具などに使われます。
壁紙など大きな面積で使用されると、隣の部屋でも危険なほどです。

電子部品
接着剤やプラスチックが使われています。通電すると加熱され揮発量が増えます。電子機器の他、家電の多くが電子部品を使っています。新品のうちは要注意です。

消臭剤
活性炭で臭いを吸着する脱臭剤を除けば全て有害です。食品と一緒に冷蔵庫に置けないように。
匂いで誤魔化すにしても薬剤で分解するにしても、空気中に有害成分を発散させます。
特にスプレー式は危険です。「吸い込まないでください」と注意書きにあります。

洗剤、柔軟剤
「口に入れないでください」と注意書きがあるように有害です。洗剤を使うと洗濯物がゴワゴワになるから「吸水性を悪くする」柔軟剤が必要となります。乾いた後でも有害成分は揮発し続けます。
重曹を分解した「セスキ炭酸ソーダ」と液体石鹸で洗濯すれば、無害な上にゴワゴワ知らずです。

シャンプー、リンス
成分的に洗剤です。匂いを売りにしたシャンプーは遥かに体に負担になります。

化粧品
成分表を見ましょう。
天然成分「配合」は合成成分に天然成分を「加えた」だけです。

制汗剤
ミョウバンで足りる人ならメリットは皆無です。フェロモンまで抑えます。

合成香料
食品添加物と違い、日常品は規制が緩いので毒性が強い物質が使われます。そもそも合成香料を使うのは「安さ」の為で、食品添加物のコストさえケチるメーカーが「健康」を考えているはずもありません。
体感的には化粧品やシャンプーなど「人体に直接使用する」香料より、柔軟剤や洗剤に入れられる「衣類に使う」香料の方が有害で、トイレの芳香剤と同じくらいです。

合成香料の毒性(体感)
1 食品用香料
2 化粧品・シャンプー用香料
3 匂いの強いシャンプー用香料(匂いのない洗剤くらい)
4 洗剤・柔軟剤用香料、トイレの芳香剤

防腐・防かび剤
食品添加物は食品衛生法で規制されていますが、日用品である木製品や竹製品はその限りではありません。無垢材は集成材と違い接着剤は使いませんが、防腐剤や防かび剤が使われる事が多いので注意が必要です。割り箸から疑ってください。
特に中国製は危険です。

  
参考動画

中国製衣類
独特の異臭を放ちます。発がん性物質の付着がドイツで問題になりました。中国では工員が多数ガンで倒れています。
軍足半ダースを浸け置き洗いした水がこれです。

  参考ブログ

洗濯した後も異臭は残りました。
中国製品が多いので、私は衣類売り場も苦痛です。

防虫剤
基本は殺虫剤です。私は目眩を起こします。駅のホームで目眩がすると転落の恐れがあります。秋の終わりから冬の頭、急に冷え込んだ朝は冬物を出す人が増えるので要注意。
一番怖いのは無臭性の防虫剤です。体に異変が起きなければ存在に気づきません。これだけは無臭性は止めて欲しい。

シロアリ防除剤
木造住宅は「ヒノキ材」を除いて義務づけられていて、1階の床上まで薬剤を使われます。
木造住宅に住む時は2階より上にしましょう。

防虫スプレー
虫が寄らないよう有害物質を「揮発」させるので、使った人の側は危険になります。

このように煙草など「飛散前提」でない商品の数々も有害な気体を発生させています。
特に中国製品。
包装のビニール袋からして異臭を放ちます。
明日は我が身と思ったら、中国製品はなるべく排除しましょう。