年収別の実際の手取りを全て教えます! | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

 2024/02/25YouTubeより

年収別の実際の手取りを全て教えます!所得税や住民税や社会保険料などの税金を引くとコレだけ引かれます...!

 

 

<税金の仕組み>

 

会社員や給料をもらう人は年収1000万を目標にする人多い

 

1000万円の給料をもらったら税金いくらか?

よく1000万円が1番手取り少なくなるといわれるのはなぜか

 

年収1000万の人給料には給与所得控除があって

そもそもこの1000万円に全てに税金がかかるわけじゃない

 

給料もらう人や、役員報酬(給料の一種)をもらう人は

会社勤めをしてると経費がかかる

でもサラリーマンや役員給料をもらう人は

個人事業主ではないので経費を引けない

 

例えば通勤に使うカバンや電卓を買ったりなど色々経費を使う

それを給与所得控除と言って一定額経費として認めるという

ルールとしてあって、給与所得控除を引ける

 

年収によって給与所得控除額というのが決まってて

55万~195万

 

年収1000万の人は195万円を給与から引ける

経費として認める

 

1000万-195万=805万⇚給与所得(これが所得)

*1000万の給料をもらっていたら、所得1000万と

思ってる人結構多い

 

所得と年収は違う、所得と手取りも違う

 

年収-給与所得控除=給与所得(805万)

 

さらに所得控除と言ってまだ引けるものがある10種類ほどある

 

社会保険料控除

扶養控除

配偶者控除

生命保険料控除

医療費控除

など、

 

社会保険(本人負担)=給料の大体15%ぐらい

 

1000万円の人=15%=150万

 

基礎控除48万=誰でも受けれる

 

所得控除は人によって違う

 

ざっくり社会保険150万、その他不要控除が250万

 

805万-250万=555万⇚課税所得(税金がかかる金額)

 

いきなり1000万に税金かけれるんじゃなくて

給与所得控除をまず引いて、引いた後にさらに

色々な所得控除を引いて課税所得に税金がかけられ

 

税率は所得税は5%~45%までの累進課税

所得が低い人は5%、所得が高い人は45%

 

555万の人の所得税=20%ぐらい

でも累進課税なので、ダイレクトに20%じゃなくて

5%、10%、20%と段階的にかけて、結論68万2500円

 

1000万円の給料をもらってる人が所得税は68万2500円

 

1000万の人の所得税は6.825%

10%もいかない

 

さらに、新築住宅を建てた人

新築住宅を建てると住宅ローン控除を受けられる

 

例えば3000万円の借入れをして、住宅ローンを組んで

住宅ローン控除を受けると、

3000万の0.7%の税金を引くことができる

3000万X0.7%=21万

 

68万2500円ー21万=47万2500円

これが最終納める所得税

 

1000万円もらっても5%を切る

これは所得税だけの話で住民税もかかってくる

 

住民税は累進課税じゃなく、課税所得に対して一律10%

 

ただ厳密に言うと、住民税の課税所得は住民税のルールが

あるので若干ズレるけど、ざっくり所得税とほぼ一緒

 

仮に一緒だとして555万対して10%

555万X10%=55万5000円

 

所得税47万2500円+住民税55万5000円=102万7500円

約10%

 

ただ1000万もらって102万だけ引かれて、手取りは900万近く

なのかというと実はそうではない

 

社会保険が引かれてる

社会保険は大体給料の15%

 

1000万の人は15%まではいかない

厚生年金がアッパーがあるんで、大体1000万の人は

130万ぐらい社会保険がかかってる

 

102万+130万=232万は引かれる

 

手取り=1000-232=768万

 

25%も引かれない

 

ポイントは所得税の累進課税の5%~45%

 

累進課税とは

 

所得税の税率を検索すると、所得税の速算表が出てくる

税率が最低5%から最高45%

 

所得税速算表

 

 課税される所得金額       税率       控除額

  1000円~ 1949000円    5%       0円

1950000円~ 3299000円   10%     97500円

3300000円~ 6949000円   20%     427500円

6950000円~ 8999000円   23%     636000円

9000000円~  17999000円   33%   1536000円

18000000円~ 39999000円  40%   2796000円

40000000円~        45%   4796000円

 

 

1000万円の人が給与所得控除195万を引いたら805万

805万から所得控除250万引いたら555万

 

555万が該当するのは、330万~694万9000の所得税20%

 

20%が全部555万にかけられるのではなく、

累進課税の仕組みは、555を分解する

 

いきなり555万に20%じゃない

5%の部分、10%の部分、20%の部分もある

それぞれ税率をかけて足す

 

課税所得 5550000円を分解して、

 

1950000X5%=97500

(3299000-195万)=1350000X10%=135000

(330万~555万)の=2250000X20%=450000

 

97500+135000+450000=682500

 

↑本来の仕組み

 

*682500円は、最初に住宅ローンを引く前の金額と同じになる

 

でも、本来の仕組みで計算するのは大変なので、

金額にダイレクトに税率%をかけて控除額を引いたら

本来の仕組みと一緒になる仕組み

 

ポイントは控除額

 

この控除額の意味をわかってないと、累進課税といいながら

20%しか掛けてない、という誤解が生じる、混乱する元になる

 

速算表=計算を簡単にするための表

 

課税所得額 X 税率 - 控除額=所得税

 

全部、段階的に税率は掛けられているのが累進課税の仕組み

 

例えば8999000円に1000円上がっただけで900万になるので

一気に税率が10%上がるので、なんとか900万までに

押さえないとと言う人いるけど、そんなことは全然なくて

超えてる部分だけが税率が高くなる

 

そもそも課税所得額は収入じゃない

1000万円から給与所得控除など色々な所得控除を

引いた後の金額で、年収でもない