【雑所得】確定申告しなくていい金額と条件 | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/09/23YouTubeより

【雑所得】確定申告しなくていい金額と条件を解説!雑所得はいくらから申告が必要?税金がかかるのはいつ?

会社員の場合

給与所得+雑所得が20万以下=確定申告不要

給与所得+雑所得が20万以上=確定申告必要

 

無職の場合=雑所得48万以下は確定申告不要

 

医療費控除やふるさと納税とか他の理由で

確定申告する必要があるなら金額に関係

なくこれも申告しないといけない

 

 

<外貨預金における確定申告が必要な有無とは>

 

*シミュレーション  

1ドル100円、10万円、利率1% の外貨預金の場合

 

 

9/20  @100円で10万円=1000ドル

国内の日本の銀行に外貨預金として預けた

 

外貨預金にも利息はつく

各金融機関によって、利息は、毎月つく所もあれば、

半年に1回などもあり、利率も、普通預金や定期預金に

よっても全然違う

 

11/30 利率1%入ってきた

利息=1000ドルの1%=10ドル

源泉約20%(20.315%)=2ドル(自動で引かれる)

入金額=10-2=8ドル

 

*利息には税金がかかる、これは外貨預金だけじゃなくて

日本の普段みんなが使っている銀行預金の利息にも

税金はかかっている

 

その時の為替レートが円安が進んで120円になっていても

レートは関係なく、11/30時点では、$1000+$8=$1008

 

所得税の確定申告はいつも12月末で所得を確定させる

 

12月末で何か確定申告をしなければいけないのかというと

全くしなくていい

 

ただドルで持ってるだけの時は、円安でレートが変わってても

確定申告する必要はない

 

これは将来的にドルをまた円戻すときとか、

ドルを他の通貨に変える時などは、確定申告が必要になる

 

ドルをドルで持ってたら、レートが変わっても確定申告は不要

だからその年を起こし確定申告の3月15日に何かする必要はない

 

4/30 円安で1ドル150円になったので、換金$⇒円

 

外貨預金に溜まってるのは、$1008=最初の$1000+利息$8

 

¥100000⇒¥151200

 

① $1008X@150円=151200円(この金額から所得を計算)

 

151200円から引けるものがある

 

② $1000X100円+$8X120円=100960 

 

元々入れた10万円($1000×100円)と$8×120円を

足すと10万960円(元金+利息分)

 

元金+利息は元々自分が持っていたお金 100960円

換金した金額 151200円

 

この差額が(①-②)

利益=為替差益

損=為替差損

 

③=①-②-銀行手数料

円に換えるときに銀行に手数料を払わなければいけない

手数料は銀行によって違う、外貨によっても変わる

 

差額差益=151200ー100960-1000=49240

 

為替差益は雑所得という分類になる

 

この金額(¥49240)で来年の確定申告しなきゃいけないけど、

 

どこかの会社に勤めて会社員で給与をもらっている場合、

これは確定申告しなくてもいい

 

給与所得しかない人は、雑所得が20万以下なら確定申告不要

 

これが仮に20万円超えた場合、

給与所得と雑所得を合算して確定申告しなければいけない

 

給与所得+雑所得が20万以下=確定申告不要

給与所得+雑所得が20万以上=確定申告必要

 

無職の場合=雑所得48万以下は確定申告不要

 

48万というのは所得税に設けられている基礎控除額なので

それ以下ならそもそも税金かからないので、確定申告不要

 

本来なら雑所得に該当するけど、会社員なら20万円以下

無職とかなら48万円以下

そういう条件に該当すれば確定申告はしなくてもいい

 

*4月30日で売ったからこの時点で確定申告じゃなくて

来年の3月15日までに確定申告でやることを忘れずに

 

 

<注意点>

 

仮に会社員で4万9240円の雑所得が出た

医療費控除やりたい、医療費控除を受けるために

確定申告をするなら、雑所得も一緒に申告しなきゃいけない

 

医療費控除だけ受けて、雑所得を申告しないというのは

脱税です

 

何かしら別の理由で確定申告をしなければいけないのであれば

これも一緒に申告しないといけないということ

 

ふるさと納税などで確定申告する人とかも申告が必要

 

<雑所得がマイナスになった場合>

 

雑所得はこの為替だけじゃなくて他の雑所得もある

そういうのと相殺することができる

 

損が出たら他の雑所得のプラスと為替差損の損失と

相殺して申告がすることができる方法もある

 

損が出たら相殺して申告ができる

 

<外貨預金における適切な利益確定のタイミング>

 

12月31日の時点で特に何も円に変えなければ

申告しなくてもいいという話だったけど、

わざとここで円に変えちゃう方法もある

 

例えばこれが今後100円が150円、170円、180円、200円とかどんどん円安になってたら、ここの利益が莫大になってくる

 

1000ドルだけど人によっては1万ドルとか10万ドルとか

預ける人もいるわけで、ここの利益が莫大になってくる

 

雑所得というのは総合課税と言って

所得が増えれば増えるほど所得税の税率が膨れ上がっていく

 

所得税の税率は最低5%~最高45%

住民税も合わすと最高55%

 

所得が上がって、利益が増えれば増えるほど

取られる税金が大きくなるので、あまり利益を

膨張させてから円に変えると税金を取られる率が高くなるので、毎年こまめに円に変えて利益を確定させていく

 

利益を大きくさせないためにも、毎年一旦12月ぐらいで

円に変えておいて、もう1回度1月から外貨預金をやる

 

毎回手数料はかかる

手数料も金額が大きくなればなるほどかかるので、

その兼ね合いも含めて、税金を削減できるけど

毎回手数料がかかるよというのもある

 

あとは利益が出続けたらそういう方法(利益確定)もあるけど

今回は利益出るけど、来年は損になる可能性もある

それなら利益確定させる方がもったいないから

利益確定させなくてずっと持ってた方が

利益と損で相殺できるからそういう方法がある

 

為替はどっちがいいというのは分かりづらいんで

皆さんの予測も含めて、利益確定しといた方がいいのか

いや持ち続けた方がいいのか判断していただければと思います。