「保険なんか手数料の塊で無駄!」財務のプロが絶対に入ってはいけない保険と正しい選び方を解説! | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/02/04YouTubeより

「保険なんか手数料の塊で無駄!」財務のプロが絶対に入ってはいけない保険と正しい選び方を解説!

 

保険は掛け捨て、借入金を返済できるための掛け捨て保険に入る

 

 

 

 

生命保険で節税はできるのか

 

そもそも保険は節税に使えないから入らなくてもいい

 

会社のことを思って本当に資金繰りを考えて保険を提案している保険営業マンは僕の知る限りで1%ぐらい

 

99%は自分の手数料のためにね保険を売って、

会社の財務のことなんて全くわかってない

 

僕は元々保険代理店5社ぐらいやってた時期があるので

保険の内部事情は知っている

 

入らない方がいい保険

 

医療保険は入らなくていい

 

保険はそもそも自分ではどうしようもできないぐらいの

金額のために入るべきだと思ってて、自分で何とかなるような

ものはね入らなくてもいいと思う

 

例えば、医療保険で入院給付金1日あたり何千円出るものや

手術給付手当金、などのものは入らなくてもいい

 

金額知れてるから、こんなのに毎月何千円払ってるぐらいなら

それをちゃんと貯めといて自分が仮に入院した時に

充てればいい

 

そもそも入院はほとんどできない、病院が早く退院してくれ」と

いう感じで、入院できても数日だから、そのために

毎月保険料を払うのはバカバカしい

 

保険会社がたくさんCMを打つ保険は、保険会社にとっては

ドル箱商品で、売れて利益がいっぱい出る保険

だからCMしてでも売りたい

 

保険会社が利益が出るって事は、反面、払ってる人にとっては

損をしている

 

保険営業マンは税理士を味方につけたい

保健営業マンは経営者さんと契約をするのが一番儲かる

 

多くの経営者さんは保険の提案をすると、顧問税理士に

相談してみますと言う

 

顧問税理士はだいたい反対する

よくわかんない保険を提案されても、資金繰り良くならない

からやめとけ、みたいなね税理士もいる

 

逆に、こっちの保険の方がいいですよと、税理士が保険を

提案してくることもある

 

税理士事務所が保険代理店をやっている

僕も過去5社ぐらいやってた時期があるけど、今はもうやってない

 

税理士事務所が保険を提案して保険契約を組んだら

自分に入ってくる手数料がめっちゃ高い

 

保険料払ったら半分ぐらい手数料

だからほとんど手数料のために、保険料を払ってるようなもの

だから、売りたくて仕方ない

 

そうやって提案される保険は、保険営業マンの営業成績の為なので、本当に財務のことを分かってる人から入る

 

だから保険営業マンの見極めが大切で、それには、

 

決算書を読めるかどうか が大切

 

いきなり決算書も読まずに、こういう保険どうですか?と

言ってくる人は、何にもわかってない人

 

ちゃんと決算書3期分ぐらい見て、

社長こういう決算で財務の状況はこうなんで

こういう保険入った方がいいと思いますよ、みたいな

最低それぐらいやらないといけない

 

だからまずはそこで保険営業マンを見極める

 

僕の中で、入るべき保険、入らないべき保険というのが

あるので、入らないべき保険を提案してきた保険営業マンはダメ

だと思ってもらっていいかなと思います

 

入らない方がいい保険

 

養老保険

 

養老保険は生命保険の一種で、社員のためにかける保険

社員にもしものことがあった場合、保険金がおりて遺族に

払われる保険で、保険料の半分が経費になる

 

以前は保険料の全額が経費になる節税保険がいっぱいあったが

数年前に国税の縛りができて節税保険が売れなくなった

そこで保険営業マンが困って、考えついたのが養老保険

 

これの売り方が、社長、これ社員のための保険なんです

社員にもしものことがあったら保険金おりて遺族に払われるので

遺族も安心します、なおかつ保険料の半分が損金になります

節税にもなって社員のためになりますと提案する

 

ただ、養老保険を損金にする、基本半分経費にするためには

全社員入らないといけない

 

1回入ってしまうと、社員が増えれば増えるほど

毎月の保険料がどんどん膨れ上がってくるので、

会社の保険料負担がめちゃめちゃ増えてくる

 

そして、一度入るとほぼやめられない

 

社員が不利になる契約を止めるためには社員の同意が必要

法律で決められてるので、社員が同意するわけない

 

社長は節税という響きに弱い

利益がでてる時は節税っていう響きに弱いですけど、

会社経営を10年20年やっていく時に、業績が下がるときがある

資金繰りが厳しくなる時がある、その時にこの養老保険の負担が

むちゃくちゃでかい

 

資金繰りが悪い時でも養老保険は待ったなしで請求がくる

だいたい業績が悪い時に、なんでこんな保険入ったんだろうと

後悔しちゃう

 

そもそも僕の考えは、社員にもしものことがあった場合の

遺族への保険金なんて、そんなもんは社員が自分でかけるべき

だと思うんです、だからわざわざ会社がかける必要もない

 

社員にもしものことがあることなんてほぼない

ほぼないケースのために全員分の社員の保険をかけて

毎月保険を払うなんてどんだけ資金うぃ無駄にしているの?

 

今まで社長さんが養老保険入っててよかったわーって

聞いたことない

 

養老保険を提案してくる営業マンは、自分の営業成績のために

提案してると思ってもらっていいんじゃないかな

 

僕は今上位1%の本当に会社の財務もわかってる

トップ中のトップの人としかお付き合いしてないですけど

その人たちに、養老保険どう思いますかって聞くと皆さん

ダメダメ、僕絶対提案しないとみんな言う

トップの人は養老保険を提案しない

 

売れない営業マンは自分の生活のために提案してくるので、

そういう保険は絶対に入ったらダメだし

そういう保険を提案してくる保険営業マンと

お付き合いするのはやめたほうがいい

 

入っておいた方がいい保険

 

自分がなくなった時に、借入金を返済できるような

保険には入っとくべきだと思います

 

会社を経営していくと、銀行から借りたりする

借入金がどんどん膨らんでくると、経営者保証と言って

経営者が保証人になったりもする

 

自分にもしものことがあった場合、その借金だけ残ったら

会社にも迷惑かけるし、遺族にも迷惑をかける

 

借入金が1億円あったら自分がなくなった時に1億円すぐに

返済できるぐらいの保険に入っておけば残った人、社員とか

遺族に迷惑をかけないですむので、そういう保険には入って

おいた方がいい

 

今僕が言ったのは、10年定期の掛け捨て保険というのに

入っておくと保険料が安い

 

積立保険みたいな、貯金にもなり保証もさらにつくみたいな

一石二鳥の保険を営業マンは提案してくるけど、いらない

積立とか資産運用がセットについてる保険は無駄でしかない

手数料の塊

 

保険っていうのは保証のために入るもの

 

資産運用や積立貯金のためにやるものじゃない

 

資産運用とか貯金のためにやるなら別の制度がいっぱいある

 

保険は保険で、借入金のための10年定期の掛け捨てにすると

保険がめっちゃ安い

 

でも下手に積み立て入ってる保険は保険料がめちゃくちゃ高い

 

例えば、10年定期の1億円ぐらいの保険に入ったら

月額3万円ぐらいで入れたりする

毎月3万円ぐらいで1億円おりたら大きい

 

これを下手に積立の資産がたまります、みたいな保険にすると

これが毎月何十万みたいに変わってくる

年間でいうと、何百万になって、それがずっと続く

業績が悪い時も何百も払わなきゃいけない

1回やると、やめれないんで入らない

 

個人事業主が入る生命保険は、経費で落とせない

確定申告の時に、生命保険料控除しか落とせない

 

もし、個人事業主が生命保険に入ってるなら、

経費には落とせないので、自分にもしものことがあった場合

家族に迷惑をかけられないぐらいの保険には入っておくべきかなと思いますけど、あまり節税には使えないです

 

保険に入る時の注意点、判断基準

 

保険を契約するとき、こうやって自分に言い聞かせてください

 

もし今赤字で資金繰りが厳しかったら、この保険入るかどうか

 

そこをベースに考えないといけない

利益が出てる時をベースに考えてはダメ

 

保険に入る時はだいたい業績がいい時が多い

 

会社に利益が出たりとか社員が増えてきた時とか

業績がいい時があるんですけど、業績が悪い時って必ず来るのでその時に資金繰りが圧迫しないようなそれぐらいの保険を

かけておくというのが大切