賢い退職金の貰い方 | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/01/16YouTubeより

 

賢い退職金の貰い方。

 

社会保険料は退職の月はかからないというルールがある

 

月末退職だと翌日(翌月)に社会保険の資格喪失になるんで

月末より1日早く退職する

 

 

 

 

退職金について

 

そもそも退職金が増える事ってあるんですか?

 

退職金は、会社がこの人にいくら払うって決めることで

退職する人が決めれるもんじゃないんです

 

何かして増やすというのは無理

 

会社には退職金規定を作ってる会社がたくさんあって

その退職金規定通りに払うというのがだいたいのルール

 

僕はそもそも退職金規定はやめちまえ、と思ってる

 

退職金ってすごくメリットがあって、まず

 

①税金がほとんどはかからない

 

②社会保険もかからない

 

まるまる手取りみたいな、引かれるものがほぼないと

思ってもらっていい

 

例えば非課税枠どれぐらいあるかというと

1年あたり40万円の非課税枠がある

 

10年勤めたら40万×10年で400万円の非課税枠がある

 

20年勤めたら800万の非課税枠がある

 

20年以上勤めると、また1年ごとに70万の非課税枠増えていく

 

退職金は非課税枠がどんどん膨らんでいくメリットがある

 

長ければ長いほど、税金がかからない(非課税枠が)増えていく

 

さらにその非課税枠を超えて退職金をたくさんもらったら

税金はかかるんだけど、所得をさらに半分にしてもいい

というさらにお得になる税金の計算の仕方がある

 

ほとんど退職金は税金がかからないと思ってもらっていい

 

退職金は1回だけしかもらえないと思うけど、

実は退職しなくても退職金がもらえるって事もあるんです

 

これ実際僕の会社でもねやったんですけど

 

社員が仕事頑張って実力つけてきて

役員に昇格する社員が僕の会社に2人いる

 

社員から役員になったらここの時点で、退職金をもらえる

 

やめてないけど、社員は雇用契約で雇われてる

 

役員は委任契約という雇用じゃない

 

だから雇用契約を外れた時点で、退職金がもらえる

 

社員から役員に上がるときは退職金がもらえる

 

僕の会社の事例ですけど、うち決算書を払ってる

 

決算の時に、業績とかその人の成果に応じてボーナスを払う

 

うち2人の役員がいるんですけど、決算賞与の時期に

わざと役員に上げた

 

ボーナスは税金もかかるし社会保険もかかる

 

例えば100万円のボーナスに対して

社会保険は15万ぐらいかかる

 

さらに税金は人によって違うけど、

10万20万とかかかったりするんので

 

100万円の賞与でも、手取りが70万とか60万になったりする

 

これを退職金という名前に変えると、100%が手取りになる

 

普通にルールだから

 

だからうちの社員は役員に上がる時に決算賞与の代わりに

退職金払う

 

退職金払って丸々手取りで支給した

 

さらにこれは今後将来の話ですけど

その役員は取締役ですけど、取締役がずっと任期を務めて

取締役を退任する時期っていうのはいずれくる

 

退任したら今度、例えば相談役とかになる可能性もある

その時も退職金がもらえる

 

顧問は社外の人になるけど、相談役は社内の人になるんで

相談役になれば、役員を退任したということで退職金がもらえる

 

さらにその相談役をまた退任する時期に、また退職金がもらえる

 

社員から役員にあがるタイミング

役員を退任するタイミング

相談役を退任するタイミング

 

退職金は3回もらえる

 

出世すればそれぐらい退職金をもらえる

税金も社会保険もかからない

 

これ知らない人結構いる

 

普通に役員に上がった時に、普通にボーナスを払ってる人も

結構いるし、退職金を払えるっていうことを知らない人が多い

 

出世しなくてもこのスキームは使える

 

普通の社員が、ボーナスもらったらもうやめよう

転職しようっていう人って結構いるじゃないです

 

その時にこれは会社との交渉になるけど、

ボーナスもらって辞めるぐらいなら、そのボーナスを

退職金っていう名目に変えてと、

 

そしたら、社会保険も税金もかからないんで手取りまるまる

 

これは会社もお得になる

社会保険かからないっていうことは

会社負担分の社会保険もかからないんで会社もお得で

winwinなんですよ

 

絶対退職金にした方がいい、でも1つ問題が

 

そのボーナスの時期、退職の時期の前に会社に、

「私、退職するんでボーナスを退職金に変えてもらえませんか」

と相談をしなければならない、それがハードル高い

揉める可能性もある、そこは信頼関係が大切

 

退職の時期はいつでもいい?

 

社会保険料は退職の月はかからないというルールがある

 

退職の時期は非常に大切

 

月末で退職するのは一番損するパターン

 

社会保険料がかからない月、

社会保険料の資格喪失日っていうのがあって

社会保険の資格がなくなる日なんですけど

これが退職日の翌日

 

退職日の翌日に社会保険の資格がなくなる

社会保険の資格喪失日が属する月は社会保険がかからない

 

例えば11月30日に退職したら資格喪失日は12月1日

資格喪失日の該当する月は社会保険かからないので

12月はかかんないですけど、11月は社会保険かかる

 

こういうケースが非常に多い

 

これを退職日を1日早くして11月29日に退職する

そうすると資格喪失日はその翌日なんで11月30日

 

資格喪失日の該当する月は11月、

11月は社会保険がかからない

 

だから1日前倒しするだけで1ヶ月分社会保険がかからなくなる

 

月末退職だと翌日(翌月)に社会保険の資格喪失になるんで

月末より1日早く退職する