福島入り 69度目 福島県飯舘村給餌活動1/29、30 1日目① | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
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福島県飯舘村給餌活動1/29,30

1日目①

ニュースでも、全国的に大雪と言われている真っ只中での活動です。

考えただけでも、犬や猫たちが震えている映像しか浮かばず、とても悲しい気持ちで向かいました。

 

私の住む区域はありがたいことに今年も雪は降る事も無く、雪に対しとても無知なのですが・・しんちゃんが長靴用のスパイクを用意してきてくれました

このスパイクは普通の長靴に後付けで装着するものです。

凍った部分で滑りが無くサクサク歩けて、とても活躍した御品です。

 

 

飯舘に向かう途中にも、皆さんも寄ってくれているお宅があります。

あたり一面真っ白。普段帰宅される家主も頻度が減る事は仕方ありません。

いつもなら野生に即食べられてしまいますが、今の時期は多少多めでも、翌日も荒らされることなく残っています。

猫さんの為にも、多めの補充をしてきました。

 

川俣の山木屋付近の猫さんです。

いつもは、犬猫達の為に懸命に足を運んで下さっているhibiさんが来られることが多いのです

ご飯かなぁ・・今日はいつもと違うなぁ・・と言った感じでこちらを見ていました。

 

この子の姿が見えたので、パウチも同時に用意し、給餌場所へ。

いつもなら車で入れるような場所も、フードをもって歩く為、いつもの倍・・時間と体力を使います。

 

飯舘村も、案の定雪が積もっていました。

毎年ジムニーがかなり深い雪の中をも、ガンガン走って活躍してくれて、活動には欠かせない友となりました。

 

仕方のない事ですが・・タライの水は、どこもかしこも、全て凍り付いています。

しかし、また入れる水も翌朝には氷かもしれませんが、水を求めて来る猫さん達の為に氷をはがし、水を入れ替えてきました。

 

中には、このように地下の水?なのか、凍らずに流れてくれている場所もあります。

こういう場所に猫達が集まる事を願います

冬でも、私も地元の猫達の給餌の際、水を差しだすと、勢いよく飲む姿が見受けられます。寒いとか、関係なく水はとても重要です。

 

比曽地区で、家の方が多く帰られるので給餌不要と聞いていたお宅ですが、様子を見る為に寄ってみました。

猫さんが鳴いていて、いつもの餌場を覗くと・・。

 

餌が空っぽでした。

家までのアプローチは、雪が深く、しばらく誰も歩いていないように見えました。

雪の時期は跡を見ることで様々推測をすることができます。

 

家人も、なかなか帰れない時期もあるでしょう。

比曽地区を周る時は気にしていただけると助かります

 

逆に、このように、生きている証。

さらにこの給餌場所で食べているんだという証。

を、見ることのできる箇所は多いです。

みなさんの給餌やBOXへの補充で命を繋いでいる犬や猫達は多いのです。ボランティアさんたちには本当に長い間感謝です。

 

いつもは水道の水を少量、流しっぱなしにしてくれてあるお宅ですが・・

何と、その水がきっと排水部から凍り始め・・行き場の無い、溜まっていった水が溢れながら凍ってさらにツララになるほどまでになったのですね

これが、いかに飯舘が寒いのか、証明しています

 

こちらのお宅も、比曽地区でおばあさまが住んでおられるので給餌に行かれる方が少ないと思われます。

やはり今回は気になりそういうお宅も寄りました。

すると身体の細くなった猫さんがいました

 

乾燥フードだけ出ていましたが、もしかして高齢?で食べられないかもしれないと思い、黒缶パウチとメルミルのなめる栄養食という柔らかいパウチを温めたものを差し出しました。

一度警戒して逃げましたが、すぐ寄ってきて、口が痛そうで時間がかかりましたが、舐めたりしながら完食しました

空腹ではありました。

憶測ですが、もしかすると口内炎なのか?食べ方が異様でしたので、行かれる方は、なるべく流動食に近いものを温めて与えてあげてもらえると助かります。

 

この猫さんに与え終わると、雪の中散歩をさせて帰ってこられたおばあさまと話すことが出来ました。

昔はボランティアさんが多く来てくださっていたけど最近はポツポツ来られる程度になってしまったと。

私もその昔の一人です。

当時2011年~数年くらいは向かいにも猫が多く、こちらのお宅にも寄っていました。

この猫さんは野良で居ついたそうです。

今までは毛並みも良かったのに・・。とおっしゃっていたので、やはり何か病気があるのかもしれません。

とりあえず、メルミルなめる栄養食を多く渡してきました

 

今回もしんちゃんが温めの保温鍋にたくさんパウチを入れ、ホカホカの状態にしてきてくれました!

これが、毎年大活躍です。

前は、これに出汁をとったスープを作って犬たちに与えたこともありましたが・・やはり熱いお湯を入れ、温めたパウチを入れて保温して使用するのが一番良いです。

 

 

 

冷えて身体を震わせている子たちには、ほんの一瞬ですが、温かなご飯です。

 

ここで猫たちに餌を与え、鶏さんの様子を見に行こうとしたら、ゴーっという音がなり響きました。

たまたまシャッターをおろせたのですが、この日は太陽が出て居ましたので、屋根に積もった雪が一斉に崩れ落ちてきたのです。

雪国を味わったことが少ないので、このようなことに遭遇するのは驚きでした。

 

 

外の水道も凍り、水が出ませんでした。

鶏の水は大量で手持ち水で、量が間に合わないので日当たりの良い位置に置き、入れられる限りの水を入れ溶かしました

 

みんなのアイドル、ピッコロはこの日も走ってお出迎えしてくださりました

数日戻れないような感じで、乾燥フードが山盛り入れられているのですが、あまり好みません。

やはり香りも抜けます。

私たちは、高栄養の缶詰とかつおなどの無添加おやつなど与えてきました

 

 

むさしは、車が到着するなり、走ってきました。

この日はお腹がすいていたのでしょう。

高栄養缶詰を一口でたいらげて、ビスケットを何度もねだってきました。

左足を地につけないのでおかしいな?と、見ると、何かに挟んだような傷が見えました。

痛そうに歩きましたので心配です。

 

 

 

身体の小さいタイヨウです。

色々なおやつを与えてはいけない子なので、決められたものしか与えられないのですが、パウチはすごい勢いでガブリと食べます。

家の方には逢うことが少ないので、福光の家のKさんがよく面倒を見て下さっていてありがたいです。

Kさんもたくさんのお世話があるので、なるべく現地に入る日は私たちが行ける可能なところはKさんに報告します

 

(飯舘村給餌活動1日目②・・につづく)