福島入り 68度目 福島県飯舘村給餌活動 11/21,22 1日目② | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています

飯舘村活動11/21日、1日目、続き

 

いつも福光の家のKさんが気にかけて下さっているラオウです

いつもは少し残っているのですが、この日は、乾燥フードも全く入っていませんでした

 

すっかりいい子になったこちらの子

フードは家の方が入れてくださってあります。

しかし、ここに毎回寄るのは、「猫の給餌BOX」があるからです

この辺りはどんどんBOXが閉鎖されているので

ここは重要な餌場だと思っています。

 

やはり重要だと思えたのは、到着するなり、BOXの中から黒猫さんが、飛び出して走り去ったからです。

これだけ警戒しているので、もしかすると未手術で、ここに辿り着き生きているのかもしれません。

ここのところ、閉鎖されているBOXが増えたからか?、残されているBOXに、助けられて生きている子が多い・・ように感じます。

 

もう6年。ボランティアさん達の為にも、早く終わらせなければならない。

しかし、こうやって生きている子がいると思うと、簡単には終われない

 

これからどうやってゆくのが、最善なのか。

 

4ワンさん達がいるお宅です

この日は家の方がおられなかったので、フードが空の子もいて、しっかり補充してきました。

 

4匹も犬がいる中、餌を求めてすぐ側に、キツネがいました

犬たちは、身を乗り出して吠えまくっていました。

 

キツネも生きています。

給餌するわけにはいきませんが

空腹を不憫に思います。

 

夕方になるにつれ、一気に冷え込みます。

この子のように、周りに家も無く、1匹で毎日朝が来るのを待つ子の寂しさといったら、想像もつかない程だと思います

 

こちらの空の給餌BOXは、こうめちゃんがいたファームです。

こうめちゃんは今、ケガの為保護されているようで、居ませんが、この辺りにはBOXの餌を頼りに生きている猫さんが多々いるそうです

 

ここのBOXは是非、需要なポイントとして、気にかけて寄っていただけると助かります

 

こちらのお宅も、餌が空でした・・

家の方にも逢えることもあったので、安心していましたが、餌やりさん方々にはこちらも、寄っていただけるとありがたいです

 

いつから、空っぽだったのか・・?

いつもは寄って来ないここの家の猫さんが、餌を入れている後ろまで迫ってきていました。

お腹をすかして待っていたようで、訪問してよかったです

 

 

ちょこちゃんも、よく逃げずにいたなと焦りましたが、小屋の扉が風?で開いてしまったのか・・開きっぱなしで、慌てて閉めました。

 

冬は暗くなるのが、早い。

1日目の給餌予定場所はすべて周るつもりでしたので、暗くなりはじめましたが、あとひといきがんばりました。

 

たろうじろうも、訪問をいつも歓迎してくださります

水もすべて交換しました

 

こちらの犬がいるお宅の、猫さんの給餌場所には餌が1粒もありませんでした。

 

この付近もBOXや餌場が連続閉鎖されてきましたので、ここの場所はとても大事です。

餌場は、家の隙間を入ってゆくとありますので、乾燥フードは特に補充していただけると助かります。

 

そして、ここの餌場にも猫さんが多く来られます・・が、いつも何かにやられて餌が無いことが多いようです。

家の方に逢えたら、せっかく屋根もあり、雨の心配は無いのでBOXの設置の許可をいただけたら・・と考えています。

他のBOXの写真を見せての説明も、わかりやすいかな、とも思いました

 

野生や鳥の被害も減るし、また餌が荒らされなければ猫達の口にしっかり入りますし、結果頻繁に訪問しなくても命を繋げることが1番です。

 

 

とても気になるチーズです

すごい勢いで食べる。入れた先から一気にたいらげる。

なるべく栄養の高いフードを与えてあげることがチーズの為になると思われます。

 

チーズの餌のおこぼれを狙っていたのか・・

黒猫さんが近くで殺気立っていました。

ガツガツという表現より、カッカッカッと味わいもせずとにかく口にほおばり、飲みこむような食べ方でしたので、すごく気になりました。

 

ここはBOXも撤去されてしまいましたし・・

もしや、未手術であれば殖えてしまう可能性もあり、保護したところ、手術済の猫さんでした。

 

しかし、空腹状態からも、このまま放すことに躊躇して、hibiさんにも相談し、色々動いて下さり、また今回も「福光の家」のKさんが保護を快く受けて下さりました!

飯舘村の中でまさに真っ只中で活動して下さっていて、たくさんの犬たちを抱えているのにも関わらず、Kさんにとても感謝です

 

 

黒猫さんは、福光の家のKさんに保護していただく前の、血液検査やワクチンなど行うために病院へ帰りに搬送しました。

残念ながらエイズは陽性でした。

 

検便の際、先生が「この子はしばらく食べてなかったのではないかな」と言っていました。

腸の便を取りたくても、何も付着しなかったのです。

何度も試しましたがなかなか便が取れませんでした

 

餌にありつけず、苦しんでいる猫もいることが今回わかりました。

まして、耳カットされていた猫さんです。

どこかで餌を以前は食べていたと思われます。

・・が、何かの理由で餌場が無くなって流れてきている可能性も考えられます。

 

今回は病院の検査やワクチン代も、御支援を使わせていただきました

さらに、翌朝、乾燥フードも、御支援で購入させていただきました

みなさんの御支援やフードの応援に感謝いたします!

 

(2日目の活動につづく)