福島入り 63度目 福島県飯舘村給餌活動 6/13、14日 1日目② | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています

飯舘村活動1日目②つづき

 

この日はしっかり小屋に居ました

おやつと、缶詰をあげました

いつも放された子が居るので探していると・・

 

道路の向かいでこちらを見ていました。

なかなかなつきません。

この子の分も玄関先におやつやフードを置きました。

わたしたちがここを後にすると、駆け寄って食べていました。

 

 

 

こちらの猫さん用の給餌BOXには、また黒猫さんが食べていました。

ちゃんと使われているのです。

素晴らしい命を繋ぐBOXです。

 

そして、次の餌場も私は重要なポイントだと思い、気にしていました。

以前は空っぽで、心配でした。

この日は減ってはいたものの、猫達の口に入る分はしっかり残っていて安心しました。

 

しかし、水の入れ物は相変わらず、飛ばされてひっくりかえっていました。

 

こちらの子は、飼い主さんとも、逢えて、いつも訪問を喜んでくださります。

しっかり、ネットが張られて、エサが鳥からの被害に合わないように工夫されていました。

とてもかわいがられていて、嬉しい限りです。

 

次のお宅は、先月には本当に小さな子供だった鶏たちが、アッという間に・・

こんなに大きくなってしまいました。

 

この数には狭くて、小屋は厳しいのではないでしょうか?

日除けも、毎月気にかけてゆかないと・・。と感じました。

 

 

かつてはペットのブタサンが居た小屋です。

いまはもう、ペットとしての命をまっとうして小屋に姿はありません。

代わりに、ここで生きていた猫さん用には新しく給餌BOXができています。

作成設置してくださったボランティアさんたちにはいつも感謝です。

 

 

 

いつも気になるチーズです。

この日は待ちきれず、皿に入れている先から、食べてしまうほどお気に入りのようです。

新しい小屋もいいですね。

 

 

こちらも当然空になっていることはわかっていましたが、やはり空っぽでした。生存の願いを込めて入れてきました

 

ここのポイントも猫達には、重要だと思っているので、かなり気になります。

かろうじて、底に付く程度残っていました。

 

 

たくさんのボランティアさん達に餌をもらったり、面倒をみていただけた犬のコロですが、数か月前残念ながら、消えてしまい亡くなっていることを聞きました。

耳は聴こえず、かなりヨボヨボでした

 

飼い主ではないけれど、コロがとても心を開いていた近くのお母さまが、コロの遺体をずっと探しておられたのです。

この日、悲しいお話でしたが、コロの遺体を見つけ、遺骨と共に「これからはようやくずっと一緒にいられるんです・・」って

写真の側にはお花がたくさん飾られていました。こんなに愛されていることに心が締め付けられました。

 

そのお母さまがいつも外の猫達にも餌を与えてくださっているので、御支援を渡し、補充もしてきました。

 

訪れるたびに、変化の起きる村の状況です。

思えば2011年は途方に暮れる程、原発事故で先の見えない事ばかりでした

もう2017年になってしまったのですね・・。

 

車を走らせていると・・。

牛!?

何かが、はじまろうとしています・・

 

そんな不思議な状況を横目に、重要な餌場のBOXにフードを補充です。

前回も足跡を多く見ています。

 

そして気になる子と言えばこの子です。

思えば、いつも飛び掛かるほどの勢いで、吠えまくっていて手が出せなかった子ですが・・・

 

どうでしょう。

こんなにおりこうさんになっています。

工事も終盤にかかり、たくさんの工事職人さんがこの子の面倒を見て下さってきました。

散歩を毎日のようにしてくださったり、エサも管理してくださっていたようです。

きっとこの子は、職人さんたちの行動を見て、規律を習得したのかもしれません。

 

すると。1台の工事車両が来ました。

 

お話を聞くと、この子がご飯もらえているか、心配で見にきました。とおっしゃっていました。

おやつを軽く投げると、飛んでパクリと食べたりして、心の通った仲間のように見えました。

本当にみなさん、よく面倒をみてくださり感謝ですね

 

意気揚々と、散歩に出かけました。

 

こうやって犬らしい生活をこの子は数か月しながら、しっかりと規律も守れるようになりました

動物の能力の高さにも感心と共に、散歩にも日々連れ出してくださった職人さん達にも感謝です

 

原発災害真っ只中の数年前は毎日食べることすらも、決して当たり前ではなかった犬や猫達。

よく頑張った、ほんとうによく頑張って踏ん張ってきたと思うのです。

 

 

 

村のあちこちにはさらに、新設のソーラーが見受けられます。

 

ラオウも元気にしていました。

福光の方もいつも面倒を見に来てくださるようです。

 

工事も終わり、お気に入りの断熱材の座布団は、そのまま職人さんが置いて行ってくださったようで、ちゃんと置かれていました。

パウチを与えると、一気に奪い取られてしまいました。

 

この日も、やはり水の確保が厳しい家も多かったり、水道の水が濁ったままのお宅もあり、ペットボトルの水は多く購入させていただきました。

さらに1日目終了時には御支援で水を入れるタライや餌のお皿も百均で購入させていただきました。

様々なタイミングで御支援はありがたく利用させていただいています!!

(飯舘村2日目につづく)