樒(しきみ)の花盛り・・・
ミカン畑の隅っこに大きな木が2本ある。
義母はその枝を切り揃えて、JAの市場に出していた。
お墓に供える人が買って行く・・・良く売れた・・・
貴重な現金収入、小遣い稼ぎで、運ぶのは家内の役目であった。
義母亡き後、手付かずの樒は盛大に花を咲かせている・・・
アップに耐えられる綺麗な花だと思うが・・・
お墓に供えるのは「葉」だけで、花は見られない。
最近は「フェイク樒」まであるんですねえ!?
色あせて、何だか味気ないなぁ~
※仏教徒の関りが深い
樒は古くから仏教と関わりが深い植物です。
始まりは奈良時代にまで遡ります。
仏事に広く使われ、特に関西地方での葬儀や法要において
重要な役割を果たします。
お墓に供えられることも多いことから、「花芝(はなしば)」
「墓花(はかばな)」「仏前草(ぶつぜんそう)」などとも呼ばれています。
仏事で使用される場合は、主に葉が使われます。
※名前の由来 樒の名前の由来にはいくつかの説があります。
四季を通じて常に美しい緑色の葉を保つことから 「四季美」と称され、それが転じて「しきみ・しきび」と 呼ばれるようになったという説が有力です。
※樒は、一年中枯れることなく鮮やかな緑色の葉を 保つため、「永遠の命」を想起させます。 このことは、命が「常住不変(変わらずに常に存在すること)」 であると説く日蓮正宗の教えに通じる部分があるため、 日蓮正宗では通常の仏花の代わりに樒をお仏壇や お墓に供える習慣があります。