山頭火 ふるさと館 山口県防府市 | ピースボート80ジジイ世界一周

山頭火 ふるさと館 山口県防府市

行乞流転の自由律俳句の代表的俳人 種田山頭火のふるさとに

2017年3月に開館したばかり・・・まだピカピカだ・・

防府天満宮からわずか500ⅿにあり、入場無料

多くの資料が展示されているが、撮影はNG!

 

館の手前に石碑が二つ・・・

・晴れて鋭い 故郷の山を見直す

・日の落ちる方へ 水の流れる方へ ふるさとをあゆむ

 

資料室のTVで俳句とそれに見合った画面がスライドショーで

次々と画面が変わる。 キリがないので途中で止めた。

小さな画面では見ずらいと思い書き添えます。

 

・なぐさまないこころを 山のみどりへはなつ

・しらなみゆうゆうと 汽船がとほる

・灯に灯が 海峡の月冴えてくる

・それからそれと考えるばかりで 月かげかたむいた

・いつも一人で 赤とんぼ

・稲妻する 過去を清算しやうとする

・どかりと山の月 おちた

・波の音たえずして ふる郷遠し

・酔えばやたらと人のこひしい 星がまたたいている

・道がなくなり 萩さいている

・こころつかれて 山や海がうつくしすぎる

・さみしさのやりどころない 柿のおちる

 

※山頭火のコスチュームを着る八十爺

  山頭火の終焉の地は松山の一草庵であります。

 

まだ三十数句、写しているが、その内から数句ご紹介・・・

 

・つゆ草のさけばとて 雨ふるふるさとは

・夕焼け、めをとふたりでどこへゆく

・旅のつかれも ほっかりと夕月

・もりもり盛りあがる 雲へあゆむ

・月が落ちる 山から風が鳴りだした

・おもひでは 波音がたかくまたひくく

・三日月よ 逢いたい人がある

・燃えつくしたる こころさびしく曼殊沙華

・どうでもこうでも旅へ出る 茶の花の咲く

・ことしもここに 石蕗の花も私も

・酔ひたい酒で酔へない私で 落椿

 

以下、略・・・