もう少し、お邪魔しても良いですか? | 松山・ジジイの徒然記

もう少し、お邪魔しても良いですか?

「四十、五十は洟垂れ(はなたれ)小僧 六十、七十は働き盛り

九十になって迎えが来たら 百まで待てと追い返せ」

 

渋沢栄一の名言を改めて噛みしめ、もう少し頑張ってみようかな?

今回12日間の旅で多くの美しい花や美術品を愛で、楽しませて

貰ったが・・・一番印象に残ったのが、元気な「95才の大先輩」だった。

 

福島県二本松市から郡山市に向かう途中にある・・・

花と歴史の郷 蛇の鼻(じゃのはな)遊楽園

明治32年の開園以来、花の名所として知られ四季を通して

鮮やかに咲き誇る花々を眺めながら散策したり、ボート遊びもできる。

 

 

☆案内役の黒猫

 受付へのスロープを上がって行くと道の真ん中に寝そべっている。

 近づくと、ゆっくり先導してくれる。 愛想は無いが、人気者ようだ。

 

 

そこの受付をされていた男性が御年95!

カクシャクとしておられる。 毎晩1合5勺の酒を楽しみにしておられるそうだ。

「お顔のツヤが良いですね」と言ったら「そりゃあ、毎日磨いているから・・・」

85才で四国霊場八十八ケ寺参りをした。

「もう少しお邪魔させて頂きます」とのご挨拶、「どうぞ、どうぞ」 恐れ入ります・・・

免許証は返納し、郡山から車に乗せて貰って通っているとのこと。

「又来てください」と言われたが、遠いし「又」は無いかな・・・

 

私は5年前「声帯下癌、リンパ節転移、ステージⅢ」と通告され

喉頭を全摘出した。 今のところ他の臓器への転移は無く元気である。

喉の「永久気管孔」から呼吸し、痰が詰まる不便はあるが、

耳は聞こえ、目も見えドライブも出来る。 ハッピーである。

 

同級生も次々と旅立つ80才ともなると・・・

「ワシは何時かな?」と考え、「終い支度」も手を付け始めている。

85まで生きられたら、孫が高校を出て、一緒に酒が飲めるなあ~と

・・・そこまで生きられたら上等、花丸・・と思っていたが・・・

 

先日90才の元上司からウルマンの「青春」を説かれ、97才の元会長が

パソコンを駆使されて、ご自分の健康データーを管理され、私と

フェイスブックの「お友達」になって頂いている。

そして今回の今回の公園管理人さん・・・

85才よりもう少し、お邪魔しても良いかな・・と目標変更しても良いかな・・・

まあ、天が定めた「寿命」というものは如何ともし難い・・・とは思うが・・・

 

営業企画をしていた癖で、年齢別生存率(存命率)を調べてみた。

100才丁度のデーターは無く「100才以上」で纏められている。

流石に100才は「類い稀なり」、ハードルは大分高い。

高齢になるほど女性優位が際立つ、逆らえない、無駄な抵抗は止めよ!

年齢別日本人人口 2022.10.1 統計局発表 単位千人

 

【80才】    計      男性     女性

1941生  2,234  1,145   1,112

                      1、370    589    780

    %   61.3    51.4    70.1

 

【85才】    計      男性     女性

1937生  2,181  1,116    1,065

                           945    365      580

    %   43.3   32.7     54.5

 

【90才】    計      男性     女性

1932生  2,183  1,118   1,065

                          549    171     378

    %   25.1   15.3   35.5

 

【95才】    計      男性      女性

1927生  2,060  1,049    1,012

                          190     43       147

    %    9.2     4.1    14.5

 

【100才以上】      計      男性     女性

1919~22生計  7,765   3,966   3,796

                                          91      10      80

     %      1.2     0.3     2.1