ガーベラ 最後の一輪
昨年、何度もご紹介した「ガーベラの花」
12月初めに全て枯れて、又、来年ね!・・・となった。
ところが・・・1月12日、ふと見たら一輪だけ健気に咲いていた。
驚いた!
ふと何気に思い出したのがO.ヘンリーの「最後の一葉」
大昔、高校の英語の教科書で学んだ。
今のNHK朝ドラの主人公「るい」の愛読書がO.ヘンリーで
ドラマの中では「善女のパン」が出ていた。
「最後の一葉」(さいごのひとは、さいごのいちよう、原題:The Last Leaf)は、
【あらすじ】
ワシントン・スクエアの西側にある、芸術家が集まる古びたアパートに
暮らす画家のジョンジー(ジョアンナ・ジョアナとも)と同じく画家のスー。
貧しいながら暖かい生活を送っていた中、ある日
ジョンジーは重い肺炎を患ってしまう。
スーは、医者から「ジョンジーは生きる気力を失っている。
このままでは彼女が助かる可能性は十に一つ」と告げられる。
心身ともに疲れ切り、人生に半ば投げやりになっていたジョンジーは、
「あの葉がすべて落ちたら、自分も死ぬ」とスーに言い出すようになる。
彼女たちの階下に住む老画家のベアマン(ベールマンとも)は、
口ではいつか傑作を描いてみせると豪語しつつも久しく
絵筆を握らず、酒を飲んでは他人を嘲笑う日々を過ごしていた。
ジョンジーが「葉が落ちたら死ぬ」と思い込んでいることを
伝え聞いたベアマンは「馬鹿げてる」と罵った。
その夜、一晩中激しい風雨が吹き荒れ、朝には蔦の葉は
最後の一枚になっていた。
その次の夜にも激しい風雨が吹きつけるが、しかし翌朝になっても
最後の一枚となった葉が壁にとどまっているのを見て、
ジョンジーは自分の思いを改め、生きる気力を取り戻す。
最後に残った葉はベアマンが嵐の中、煉瓦の壁に
絵筆で精緻に描いたものだった。
ジョンジーは奇跡的に全快を果たすが、冷たい風雨に打たれつ
つ夜を徹して壁に葉を描いたベアマンは、その2日後に肺炎で亡くなる。
真相を悟ったスーは物語の締めくくりで、あの最後の一葉こそ、
ベアマンがいつか描いてみせると言い続けていた
傑作であったのだと評する。