武家屋敷跡野村家 金沢市 | 松山・ジジイの徒然記

武家屋敷跡野村家 金沢市

金沢一の繁華街香林坊の近くの長町は昔ながらの

武家屋敷が続く落ち着いた街並みである。

その中で唯一、一般公開されている武家屋敷跡。

代々奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡を

公開しており、格式を重んじた当時の様式を見学できます。

千二百石でこれだけの屋敷、庭園を維持するのは大したものである。

 

野村家の庭園は樹齢400年の山桃や椎の古木や

六尺に及ぶ大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋などが

絶妙なバランスで配置されており、濡れ縁のすぐ下にまで迫る

曲水、落水を配した佇まいは、屋敷と庭園が見事に

調和した造りを見せています。

 

また、石造りの階段を上ると茶室があり、眼下に庭園を

眺めながらお抹茶を頂くこともできます。

2009年にミシュランの観光地格付けにて2つ星に選ばれ、

また過去には米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ

・ガーデニング」誌の日本庭園ランキングで第3位に選ばれるなど、

海外からも高い評価を受けています。

 

☆狭い空間にキットを嵌め込んだような庭園は緻密だ。

 家も吟味された材質が高級感を漂わせている。

 

☆長押の釘隠し 古びた民芸風で素敵

 

 

☆床の間の掛け軸は十五代当主 前田利嗣公筆 

   なんでも鑑定団に出したら幾らになるかな?

 

☆菊型手炉(てあぶり) Hand warmer

   展示品の中でこの江戸時代の小さな作品に魅せられた。

当主の鎧・兜より・・・

  寒い雪の金沢で「手だけをあぶる」、昔の人は我慢強かったなあ~

  

☆茶室に上がる踏み石が形よく光っていた。

 

武家屋敷 美しいが住みやすくは無いと思う。

昔は格式、見栄も大事だっただろうが・・・

快適冷暖房に馴れた私はノーサンキュであります。

もっともそんな機会もありませんが・・・