餅が喉に詰まっても死ぬことはない!! | ピースボート80ジジイ世界一周

餅が喉に詰まっても死ぬことはない!!

・・・だから、落ち着いて、ゆっくり病院へ行けばよい!

・・・と言って、参加者、皆、爆笑・・・

 

喉に食べ物が詰まった時の取るべき行動を

色々教えて頂きました。

 

本日は愛声会(愛媛県喉頭摘出者の会)の例会、

コロナの所為で、愛媛大学病院の教室は使えないので、

愛媛県身体障がい者福祉センター研修室の会場に

今年最後の集まりとなった。

 

食道発声の研修が主なのだが・・・雑談の中で・・・

正月が目前だけれど・・・「私は餅が食べられない」と言う話から

「私はコンニャクが食べられない。細かく切って少しずつ食べるが・・」

「固い肉が駄目だ!」などなど・・

私は焼き肉の「ミノ」が大好物だったが、固まりが呑み込めないので

今は注文しない。 あの歯触りは捨て難いのだが・・・

 

冒頭の餅の話は解らないと思いますが・・・

我々は、喉頭を摘出し、呼吸は喉に空いた穴「気管孔」で

しており、食道は空気が出入りしていない。

鼻と口では呼吸していない。  ・・・だから・・・

「喉が詰まる」=「呼吸困難」=「窒息」=「死」ではない・・・

のであります。

まあ、健常者には通じない、そんなほろ苦い笑い話がありましたとさ・・

 

気道も食道も新しく作られたものであり、人によっては自分の

「空腸」を切り取り移植し、食道として使われている。

狭くなり、呑み込みが困難になると「バルーン」と言って

食道拡張手術が何度も行われる。

 

細い食道は、呑み込むのに時間が掛かり、食べたものが

逆流し、鼻からも出たりして大変な苦労をしております。

私も食べるスピードが、以前の四分の一になり、

家族の食事が皆済んでも、私一人、モクモクと食べて

いるのであります。

 

※写真が無いのは寂しいので・・・全く無関係ですが・・

徳島県鳴門市大塚美術館の「クリムト」作品を2点。

「接吻」は名古屋市美術館所蔵ですが、良く貸し出しされて

いますので、事前に調べて行かないとガッカリします。