餅が喉に詰まっても死ぬことはない!!
・・・だから、落ち着いて、ゆっくり病院へ行けばよい!
・・・と言って、参加者、皆、爆笑・・・
喉に食べ物が詰まった時の取るべき行動を
色々教えて頂きました。
本日は愛声会(愛媛県喉頭摘出者の会)の例会、
コロナの所為で、愛媛大学病院の教室は使えないので、
愛媛県身体障がい者福祉センター研修室の会場に
今年最後の集まりとなった。
食道発声の研修が主なのだが・・・雑談の中で・・・
正月が目前だけれど・・・「私は餅が食べられない」と言う話から
「私はコンニャクが食べられない。細かく切って少しずつ食べるが・・」
「固い肉が駄目だ!」などなど・・
私は焼き肉の「ミノ」が大好物だったが、固まりが呑み込めないので
今は注文しない。 あの歯触りは捨て難いのだが・・・
冒頭の餅の話は解らないと思いますが・・・
我々は、喉頭を摘出し、呼吸は喉に空いた穴「気管孔」で
しており、食道は空気が出入りしていない。
鼻と口では呼吸していない。 ・・・だから・・・
「喉が詰まる」=「呼吸困難」=「窒息」=「死」ではない・・・
のであります。
まあ、健常者には通じない、そんなほろ苦い笑い話がありましたとさ・・
気道も食道も新しく作られたものであり、人によっては自分の
「空腸」を切り取り移植し、食道として使われている。
狭くなり、呑み込みが困難になると「バルーン」と言って
食道拡張手術が何度も行われる。
細い食道は、呑み込むのに時間が掛かり、食べたものが
逆流し、鼻からも出たりして大変な苦労をしております。
私も食べるスピードが、以前の四分の一になり、
家族の食事が皆済んでも、私一人、モクモクと食べて
いるのであります。
※写真が無いのは寂しいので・・・全く無関係ですが・・
徳島県鳴門市大塚美術館の「クリムト」作品を2点。
「接吻」は名古屋市美術館所蔵ですが、良く貸し出しされて
いますので、事前に調べて行かないとガッカリします。