煉獄教会 洞窟住居都市マテーラ
天使と骸骨のレリーフが共存する珍しい教会があった。
“死と魂の償還”をモチーフにした骸骨の彫像、
そして、扉口には数え切れないほどの骸骨が
彫られているプルガトリオ教会です。
“プルガトリオ”とはラテン語で「煉獄」という意味を持ち、
中世まではカトリック教会の教義のひとつとされていました。
カトリックの世界では神の恩恵を受けたにも関わらず、
完全に清められないままで死んだ人々に対して、
天国への道を閉ざすのですが、もし、天国へ行きたければ
いくつかの浄化の苦しみを受けなければならないと決められているのです。
その浄化のための試練を「煉獄」と呼び、誰もが恐れたリンチだったそうです。
近代になってローマ法王により“浄化のための試練”が
禁止されたからですが、歴史的な文化遺産には
中世に実践されたこの教義を描いた絵画が数多く残されています。
☆ピアノの上で人が万歳しているような彫刻はダリの作品です。
☆その近くの彫刻 男性の顔がショボい・・・何を悩むのか?
☆ 国立中世・現代美術館前の黒い石の涙形のオブジェは
ミラノ在住の山形県出身・東京芸大卒の日本人彫刻家
吾妻兼次郎氏の作品だということです。
☆マテーラ名物のパンは大きくて固い。
私は余り美味しいとは思えなかったが・・・