三次人形窯元 丸本家 広島県三次市 | 松山・ジジイの徒然記

三次人形窯元 丸本家 広島県三次市

広島県に過って5軒あった窯元が、今は丸本さんの所だけ。

四国でも高知に1軒残っているだけらしい。

 

 

 店内には江戸時代からの作品から最近のものまで

たくさん無造作に埃をかぶって陳列されている。

奥の部屋で奥さんが絵付けに集中している。

 

 

 手間がかかるが、儲けは少ないだろう、多分。

後継者不在、後を継がない・・・そんな感じ・・・

もったいないが、ビジネス的に何とかならないかな!?

本当に真面目に熱心な丸本さんのレクチャーを受けながら

そんなことを思ったのであった。 感謝!

 

 

 

 

 

 

三次人形(みよしにんぎょう)

広島県三次市伝統的工芸品で、粘土を原料とした

人形である。

三次藩主浅野長治が(1633年)江戸浅草の人形師、

森喜三郎を連れ帰り歴史上の勇者や伝説上の人物の

土人形を作らせたことが起源とされている。

長治は、家臣が一子をもうけるたびに、祝いとして

この土人形を贈ったと伝わっている。

 

広島県県北部では、三月の初節句には子どもの誕生の

喜びと成長への願いを託して、男の子・女の子とも

に三次人形を贈る風習がある。

 

 

 

 

製造方法は、まず粘土を型にはめて成形し素焼きで

焼き上げ、最後に彩色と膠(ニカワ)の塗布を行う。

この表面に塗った膠が出す独特の光沢から別名

「光人形」とも呼ばれている。

三次人形の製作技術は、2006(平成18年)4月17

広島県の無形文化財として指定された。