シーレの顔、すごく怖いんですけど!! | 松山・ジジイの徒然記

シーレの顔、すごく怖いんですけど!!

ウイーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への旅

日本・オーストリア外交樹立150周年記念」

新国立美術館 4.24~8.5  524日、鑑賞二館目。

美術に造詣の深いH氏に同行頂いた。

 

★二十代で早世した天才画家 エゴン・シーレ

 この自画像(1911)が凄い迫力! 

  内面の激しさ、繊細さだろうか?

1890~1918 スペイン風邪により、妊娠中の妻は

1028日に亡くなり、シーレは31日に28才で逝く。

クリムトを敬愛し、共に活動した天才、惜しいなあ~

合掌! 南無!

 

 

 

 

☆今回の目玉の一つ、ポスターにもなっている

クリムトの「エミーリェ・フレーゲの肖像」 1902

国内では珍しい事に、この作品だけ「撮影OK

もちろんノン・フラッシュで・・・・

 

 

 

 

☆「エミーリェ・フレーゲの肖像」の再現

 文化服装学院 36名による作品

 

 

 ☆クリムトが生涯愛した女性、エミーリエは

ファッションサロンを経営していた。

彼女の為にクリムトがデザインしたとされるドレスから

インスピレーションを受けて学生3名で作成。 

 

 

 ★今回、素晴らしい作品が沢山見られたが、惜しむらくは

 売店で買える絵葉書が少な過ぎる。

 ・・・・と言って、高価で重い図録は買う気が無い、

買っても積んどくだけで,後で見ることは無い、経験的に・・・

それでも幾つかをご紹介しましょう。

 

☆クルツヴァイル 「黄色いドレスの女性 画家の妻」 1899

  わずかに傾けた首がシンメトリックな画面を

引き締めているそうな・・・

 

 

 ☆ヴァルトミュラー 「バラの季節」 1864

 この作品は突然、光と影が舞い降りたような・・・

 前後の絵とは異なるもので、新鮮に感じた。

 

 

 ☆リカルツ 「ファッションウイーン工房ポストカード」

 1912 

   今でも使えそうなデザインが沢山、展示されていた。

 良いものは古さを感じさせない・・・・