ある日、地球にイグセント(地球外生命体)が襲撃してきた。
それは突然のことで記録もほとんど残ってない。

そして、イグセントの襲撃により人類は崩壊の道を進むしかなかった。
だが、最後の切り札……人類最後の希望である[ブラックロックシューター(BRS)]はイグセントとの戦いに身を投じることとなった。

その後……

ノア・フラグメント、それはブラックロックシューターがイグセントに倒された時に欠片(フラグメント)として、各地に散らばってしまったことを言う。そして、その各地に散らばった欠片は塵となった…………はずだった。


そして……。


ひとりの男がヘリから戦場に降り立つこととなった。


ザック[目的地付近に到着。チェイス、ここから先はヘリでは……]

チェイサー[了解した。これより、先は──俺の戦場だァーーっ!!!]

バッ!


ゴォオオオオオオオ!!!



ズダァアン!


スッ……

チェイサー[んじゃ、始めるか。]コキコキッ…


ゾロゾロ……

イグセント[グゥアアアア……]

ぱしっ!


チェイサー[抗わないでこのままくたばるなんて、くそくらえだ。]




ザッ

???[……敵確認。]


ガチャンッ……。

イグセント[グゥオオオオオ!]

シュウウウウウン………。




イグセント[グゥオオオオオオ!!!]


ズゴォオオオオオ!!!

イグセント[!?]


ゴォオッ!


ドガーン!!




シュウウウウウウ……。


チェイサー[なんだ……。]


ザッ……


ザッ……

???[あなたは……敵?]


チェイサー[俺をイグセントと一緒にするな。そういうお前は何者だ。]


???[…………わからない。]




チェイサー[そうか。とりあえず、俺の名前はチェイサー。チェイスとでも、好きに呼んでくれ。]

???[私は……。自分が誰なのかわからない。
名前もわからない。]

チェイサー[お前も……か。似てるな。俺もこれがホントの名前ではないようだしな。名前がないと呼びづらい。とりあえず……カンナ。なんてどうだ?]


カンナ[……カンナ?それが私の名前。]

チェイサー[気に入らないか。なら……]

カンナ[……気に入った。カンナが…いい。……ありがとう。チェイス。]

チェイサー[え、あぁ。]






チェイサー[行くぞ、カンナ。]

カンナ[……うん、行こう。チェイス。]

チェイス[俺たちは世界を守る最後の砦だ!!]





カンナ[私は……自分が誰なのかを知りたい。]

カンナ[たとえ、それが残酷な現実でも。]

カンナ[私は……]

カンナ[この運命に抗う!]ゴォオッ!





ふたりの迎える未来……。

運命はどうなるのか。

それはまだ誰も知らない。



予告終わり。