Day 1 一般病棟へ(ドナー) | けいパパのブログ 短腸症候群×胆道閉鎖症の愛息子を支える家族の生体肝移植奮闘記

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妻は早くもICUから一般病棟に移された。

生体肝移植手術はドナーにも大変な痛みを伴う。そのため、術後のドナーの背中には機械付きの麻酔針(硬膜外注射)が刺さっている。ドナーの枕元にはこの硬膜外注射と連動するボタンが置かれており、ドナーはこのボタンを押すことで痛み止めを身体に流し込むことができる。

しかし、妻はそれほど痛みを感じていない様子で、一般病棟に移るまで一度も硬膜外注射を使用しなかったらしい。ICUで妻を担当してくれた看護師はこのことに驚き、感激した様子で私に教えてくれた。そういえば妻は帝王切開で息子を生んだ時も「楽勝っ楽勝っ」と言って高笑いしていた。尋常ではなく痛みに強いのだろうか?

そんな妻であるが、当たり前のことながら、この日は丸一日ベッドに寝て過ごした。一般病棟に移り、手術が時間が経つにつれて感じる痛みが強くなってきたらしく、硬膜外注射を打っては眠るといった状態が続いた。