皆さま、日頃よりスキー部への温かいご支援と応援をありがとうございます。

アルペン3年の山本紗羽です。


7月に入り、夏らしい日差しの日もあれば、急な雨に見舞われることもある季節となりました。どうぞご自愛のうえ、お過ごしください。


さて、3年生になって最初のブログの順番が回ってきました。更新のペースもゆっくりになってきたことに、自分たちがもう“上級生”なのだと実感します。大学生活も気づけば折り返し。驚くほど早く時間が過ぎていることに、ふと驚かされます。

今回はそんな大学生活について書かせていただきます。


まずはトレーニング!


寺尾ワリー杯の解散後も、集まれるメンバーで練習を続けています。

暑い中でのトレーニングはきついですが、誰かと一緒にやると、自分一人では届かないところまで踏ん張れたりして。そういう瞬間が私はすごく好きです。授業のスケジュールにも余裕が出てきたことで、個人トレーニングの時間も増えてきましたが、やはり「誰かと一緒に頑張る時間」は、何にも代えがたい大切なものだと改めて感じています。


そして、この春から、私は「森さち子研究会」に所属し、応用心理学、とりわけスポーツと社会との関わりについて学ぶ時間をいただいています。

その中でも「スポーツ選手の社会的意義」をテーマとした講義があり、自分の競技経験と重なる部分が多く、強く心を動かされました。

スキーを始めた幼少期、私たちはただ「うまくなりたい」「勝ちたい」と純粋な気持ちで練習に取り組んでいたと思います。しかし成長するにつれて、応援してくれる家族や友人、チームメイトの存在が大きくなり、

「誰かのために頑張る瞬間」が自然と増えていきました。

競技を続ける中で生まれる「自分のため」と「周りのため」のバランスは、切り離せるものではなく、どちらも選手として成長するために必要なものだと今は思っています。

時にその関係性が重荷になることもありますが、それすらもアスリートとしての成熟に必要なプロセスなのだと感じました。


私自身も、「支えてくれる人に恩返しをしたい」という気持ちから、スポーツと社会が密接につながっていることを実感しています。

アスリートは、個人の夢を追う存在であると同時に、社会と関わりながら「誰かのために生きる存在」でもある。そんな二面性を行き来する中に、スポーツの本当の価値があるのではないかと、改めて考えるきっかけとなりました。


最後に、最近は就職活動の準備も本格的に始まり、自分の将来について考える時間が増えました。興味のある分野のインターンシップにも少しずつ応募しはじめ、エントリー資料を作成しながら自己分析を進めています。

自己分析といえば、高校三年生の受験期にも「自分ってどんな人間なんだろう?」と悩んでいましたが、今もやっぱりそれは簡単じゃなくて。しかし、今の私は、部活や研究会で出会ったいろんな経験を通じて、ちょっとずつ言葉にできるようになってきた気がします。焦らず、丁寧に、自分らしく決めていけたらいいなと思っています。

以上私の大学生活でした!

これから期末試験やレポート提出も控え、慌ただしい時期ではありますが、皆さまもどうか体調を崩されませんようお過ごしください。

今後とも慶應義塾体育会スキー部をどうぞよろしくお願いいたします。


次は、マネージャーの新澤です!