いつも弊部を応援してくださっている皆様こんにちは、2年アルペンの蛭川恒です。
中国での極東地域の初戦が終わり、日本では北海道の初戦が始まろうとしています。部員の活躍や努力は日々SNS、ネットなどで確認しており、非常に刺激を受けております。ノルディック部門の面々もそれぞれが練習に励んでおり、マネージャーの方々はチームが円滑に活動できるよう業務を行っており、とても感謝しております。メンバーがそれぞれ別の場所で各々のすべき事を行い、慶應スキー部が成り立っているのだと感じることが最近は増えました。日本を離れ、第三者的視点から見ることで気づくこと、感じることが多く、私も早くそのスキー部に戻りたいと思っております。また、日々の活動はすべてOBOGの方々のお力添えによるものであります。心から感謝申し上げます。
私はバンクーバーに来て3ヶ月半が経ちました。先日期末テストが終わり、久しぶりにたっぷりと睡眠を取ることができました。テスト中には風邪を引いてしまい、最後は本当にギリギリのところで戦っていたと思います。
さて、一学期が終わったところで、この場をお借りして振り返りみたいなものをさせて頂きます。拙い文章とはなりますが、ご容赦下さい。前回のブログではいかに留学生活が刺激的か、みたいな話を行いましたが、最近はようやくその外的な刺激も吸収できるようになり、少し落ち着きました。同時に、自らがその刺激の震源地になっているか、と考えるようにもなりました。一学期を通して比較的ルーティーンが構築され、自炊、授業、トレーニング、のような決まったサイクルを遂行する日々は増えました。これでは刺激がないのは当然ですが、より時間が生まれることにより、友人と他愛もない会話をしたり、議論をしたりする機会も増えました。そのような場で、私は日本人として発言をしていることを感じます。日本国内とは違い、異なる国籍の友人の中で日本人として日本の事を語ったり、海外の事を語ったり、単純に友達関係の話をしたりなど、どこにおいてもその意識が付きまといました。だからなんだと言う話ではありますが、これにより物事を客観的に見るように変化しました。常に異なる視点を持つよう努力し偏りを防ぐこと、他の人の考え方を知ることでその異なる視点のストックを増やすことなど、対人関係において色々な意識を持つようになりました。
しかし、まだまだ先輩方のように深い思考ができず、自分の意見がはっきりしないことが多々あります。尊敬するスキー部の先輩方を思い出すこともよくあります。全力でスキーに取り組み、全力で取り組んだからこそ見れる世界を経験している先輩方を本当に尊敬しておりますし、それで得た知見、胆力みたいなものが、より自分に欠けていると感じます。その領域に自分が立つことはもしかしたら不可能かもしれませんが、少なくともそんな人で溢れている慶應スキー部は、とても恵まれた環境であると感じます。今の4年生がいなくなってしまうこと、手塚もブログで触れていましたが、その場に立ち会えないこと、とても悔しく歯がゆいです。
現在は、UBCのスキーチームにも所属しております。練習は週2回しかなく、慶應での練習からはかなり強度が落ちてしまいますが、カナダにおいても同じ競技を行う人と接することはとても楽しく、来年からはチームで授業後に毎週練習を行うので、改めて立地の良さを感じております。また、バンクーバーから近いウィスラーにもルームメイトと訪れました。ウィスラーはとても広いのですが、それを凌駕する混雑具合でスキー人気の凄さを感じました。一日中スキーをし、夜はホットタブに入ってダラダラするという文化を体験し、完全にバケーションでスキーをすることがなかなかない私にとって、とても新鮮で、リフレッシュできる体験となりました。
2週間の冬休みを経て、来年に入るとすぐに2学期が始まります。なかなか振り返る時間を取るのが難しい留学生活ですが、こうやってブログで自分の考えをまとめることはとても貴重な時間であります。限られた時間しかない中で、色々挑戦し様々な機会を掴んでいくような学期にしたいと考えております!
ここまで見てくださった方々、ありがとうございました。年内にスキー部のブログ投稿はあると思いますが、私がブログを書くことは年内最後になります。寒さが厳しい折、どうか良いお年をお過ごしください。来年も弊部への応援を賜りますと幸いです。
次は同期の森野です。