いつもお世話になっております。アルペン2年の切久保絆です。2年になり、とうとう冬がやってきました。ということはもう3年生になるということなので、このまま順調にやっていきたいと思います。


地元白馬村も雪が降り、一気に冬を感じます。実は岩岳スキー場のゴンドラが新しくなり、10人乗りになりました。是非一度足を運んでみてください。


今回のブログでは、私が13年間アルペンスキーをしてきた中で、これほどまでにスキーについて悩み、深く考え、向き合ったことはないのではないか、というお話をしようと思います。


その前に、分かりにくい文章になってしまったかもしれないので、もしそうだったら申し訳ないです。でも最後まで読んでいただけると嬉しいです。


今シーズン、私は初めて全日本の基準を満たし、ナショナルチームで活動させていただいています。もちろん初めてなので、初めて教わるコーチや、初めて一緒に遠征に行くメンバーです。ただ選手は知っている人ばかりなので、そこはともかく、初めて指導を受けるコーチには少し緊張がありました。ただし、コーチも全く知らない人ではないですし、夏の合宿にもいたので、不安だったわけではありません。


そして、10月7日から11月20日までのヨーロッパ遠征が始まりました。先に言っておくと、本当に楽しく、得るものしかなかった遠征でした。

しかし、それにも関わらず、なぜこんなにもアルペンスキーに対して悩まされることになったのかというと、一言で言うなら「1日の目標を達成できるまで帰れません」という毎日だったからです。

全日本のコーチは選手が納得するまで練習に付き合ってくださいます。ですので、私ができなかった時は、徹底的にできるようになるまで指導が続きました。「違う、そうじゃない」と何度も言われ、最初はメンタルがズタボロでした。また、「なんでできないのか」のなんで攻めにも苦戦しました。でもそのおかげで、こんなにも考えないと強くなれないんだなと思い知らされました。

高校時代の私だったら想像できないでしょう。今まで行ってきた練習は「あと何本滑ったら撤収」とか「これでラスト」と無線で言われ、「やったーこれでラストだ」という感じで終了していたはずです。みんなが帰っても、自分はできてないないからまだ滑る、なんてことは滅多になかったよな、、という感じです。あ、でも正直「ラスト」という言葉はスキーしてて特に好きな言葉です。


そんなこんなで、自分で言うのもなんですが、ヨーロッパに行って最初に滑った時と、帰る前の滑りでは別人のようでした。簡単に言うと、先シーズンの3ヶ月分の練習量をこなしたくらい、滑りが上達したと思います。(簡単な説明になっているのかどうか)


だかたこそ、昨シーズンよりも中国での滑りは確実に良くなりましたし、もっとスキーのことを考えないといけないと強く感じました。できないからと言って自分だけで解決しようとするのではなく、コーチに相談し、重要なポイントを掴んでいくことが大切だと思いました。そしたら次の日にそれをやってみたらうまく行くかもとか、改善できるかも、と滑るのが楽しみになるので、あースキーって面白いなぁと思います。


今年はユニバーシアードにも選ばれ、これからいろいろなことを経験すると思います。とにかく楽しみながら自分ができる最大限のことをしていこうと思います。


次は留学中の蛭川恒です!