いつも弊部を応援してくださっている皆さまこんにちは。本年度アルペンチーフを務めさせていただいている鈴木一生です。


今年度の朝練が開始してから9週間が経ち、来週にはいよいよ寺尾ワリー杯をひかえています。

今回のブログでは、アルペンチーフの立場からこの9週間を振り返らせていただき、そのあと私個人で取り組んでいることにも触れさせていただきたいと思います。


今年度の慶應義塾體育會スキー部は、近年ではかなり多い7名もの1年生に、チアリーダーからスキー部マネージャーに転身した2年生の新澤を加えた計8名の新入部員に恵まれました。

種目もアルペンのみではなく、クロスカントリーの選手とノルディックコンバインドの選手が加入しました。学部もこれまでのスキー部はSFCがほとんどでしたが、商学部や、体育会では珍しい理工学部に所属している新入部員もいます。

また、新マネージャーは高校までアメリカ育ちという経歴の持ち主であり、これで副務の清水に続き2人目の英語ネイティブ部員が誕生しました。


このように、8名の新入部員は慶應義塾體育會スキー部のアイデンティティでもある「多様性」を体現したような部員たちです。


アルペンチーフという役職を拝命してから、私が強く感じることは、全く異なるバックグラウンドを持つ人々が、1つの目標を共有し、団結することの素晴らしさです。


慶應義塾體育會スキー部は、「スポーツ推薦がない」という大学側のシステム上、真に慶應義塾大学に入学を希望した人しか在籍していません。

みんなそれぞれ違う環境で育ち、異なる特技を持っています。

そんな部員たちが、インカレという一つの目標に向かって団結し、努力するというこの環境は、他のどの大学スキー部にもない、私たちだけの特徴と言えると思います。

そして、そんなコミュニティの中でリーダーとして、最良の結果のためにみんなを導き、けん引できる立場にいれることをとても光栄に思っています!!


さて、私個人の活動としては、「2026年ミラノオリンピック出場」と「法学部での学業」という2つの軸を持ち、未だかつてないほど忙しく、充実した日々を送らせていただいています。


学業面では3年生になり、日吉キャンパスから三田キャンパスへと学び舎が変わったことで、学ぶ内容もより専門性が増し、取り組みがいがある反面、今までとは非にならないほど難解で、法に向き合う時間も増えました。

大学で得た仲間の助けもあり、必死に授業内容に食らいつく日々です。


スキー選手としての活動においては、私の幼少からの夢であるミラノオリンピックまで残すところあと1年半となり、キャリアで最大の正念場を迎えております。

朝練とは別の個人練習では、週に10時間の有酸素トレーニングに加えて、週7時間のウエイトトレーニング、週3時間のその他コーディネーショントレーニングをこなしており、朝練も含めると1日平均4時間(!)もトレーニングをしていることになります😅

最近はあまりにも時間が足りないため、朝5時に起床して、自宅から朝練が行われる日吉までの12kmを走ったり、自転車で向かっています。


また、今年から始めた取り組みとして、「オリンピック出場に向けたスポンサー様の募集」があります。

近年の円安や、自分のレベルが上がったことにより活動の場が日本のみから世界中に広がったことから、到底自分や家族ではまかないきれない莫大な活動資金(年間800万円)がかかります。


そんな中で、オリンピック出場という大きな目標を、多くの方のお力をお借りして達成し、塾関係者をはじめとする多くの方々に勇気と感動を与えるため、この活動を始めました。


まだまだ目標金額には及びませんが、おかげさまで様々な縁に恵まれ、沢山のアドバイスを基に作成したプレゼン資料を抱えて、人生初の営業活動なども行っています。


このような活動をしていく中で、社会で生きていくことの大変さや、人々の温かさに触れ、アルペンスキー選手として生きていく意義や、社会にどう貢献できるかなどをいま一度考える機会にもなりました。


生半可な覚悟では達成できない大きな目標を掲げ、その目標に向かって全力投球する日々は忙しくも、これまでにないほどの充実感に溢れています。


これからも頑張りますので、今後とも慶應義塾體育會スキー部ならびに鈴木一生の応援のほどよろしくお願いいたします。


慶應義塾體育會スキー部

アルペンチーフ

鈴木一生



次のブログ執筆者は頼れる主務の青木悠一郎です!!!

よろしくお願いします!!


P.S. 2年生蛭川がブログ内で触れてくれた「画策中のプロジェクト」とは、本ブログでも触れさせていただいた朝練まで自宅から走っていく「中原街道ラン」です。恒、いつも付き合ってくれてありがとう!おかげさまで楽しく走れてます!!