あけましておめでとうございます!

1年アルペンの鈴木一生です。

部員一同目標に向かって邁進してまいりますので、本年も慶應スキー部への応援のほどよろしくお願いします。

 

さて、私のヨーロッパ滞在も4カ月を越し、イタリアの合宿地にてチームメイト達と共に新年を迎えることができました。

元日はオフだったので、大晦日は日本人、ラトビア人、イギリス人、オーストラリア人のEU圏外組でトランプをしたり、お酒を飲んで過ごしました🍺(10月に成人しました) 

 

全く異なるバックグラウンドを持った選手たちが、スキーで強くなりたいという1つの目的のためにヨーロッパに集まって切磋琢磨し合えるというのはアルペンスキーの素晴らしいところの1つですね。

 

 

帰国まであと2週間を切った訳ですが、ここでヨーロッパにきてから特に考えるようになったことをこの機会に文章にしてみたいと思います。

 

私が現在スキーにかけている時間、お金、労力を考えると、私は文字通りスキーに人生を懸けていると言えると思います。本気でスキーをやるためには、年の半分以上を海外で過ごしたり、家族や友達にも会えず、他の大学生のように遊んだりできないなど、多くのことを犠牲にする必要があり、心身共に苦しいことも多いです。また、それだけの犠牲を払って高い目標を目指すのなるとその分結果が求められるようになります。

 

ではなぜ私がそこまでしてスキーをするかというと、ひとえにスキーが好きでしょうがないからです。

振り返ると昨シーズンの私は、あまりにも「結果」を求めるあまり、スキーを楽しむという私のスキーに対する原動力の根底にあるものをおざなりにして、目標を達成しないといけないという使命感や責務に勝手に囚われていたと思います。

 

当然、スキーの世界は甘くないので(日本人選手でスキーのみで生計を立てている選手はひと握り)、プロとして生きていくには結果が求められます。しかし、現在はどうしたら良い結果が出せるのか、0.01秒タイムを縮めることができるのかを全力で追い求めることで、さらに「スキーが好き」という魂が燃えるように感じてます。つまり、スキーをもっと好きになるにはスキーと真正面から向き合うしかないといったところでしょうか。

以前だったら行き詰まって悩んでいた事も、今はどうやったら乗り越えれるのか、1段階成長できるのかを模索するのが本当に楽しいです。

漠然と世界を目指すようになってから13年程が経ちましたが、今が過去最高に楽しくスキーをできています!

 

高温で高い圧のかかる環境で炭素がダイヤモンドになるように、本気で何かを極めたいという魂を燃やし続けた人しか得ることのできない魂の結晶のようなものがあると私は考えています。私のスキー人生がいつまで続くかはわかりませんが、このような挑戦をさせてくれる方々に感謝の気持ちを忘れず、全力で楽しくスキー道を歩んで行きたいと思います!

 

拙くただ長い文章になってしまった気がしますが、最後まで読んでくださった皆さま、2023年もどうぞよろしくお願いします。

 

次はマネージャーの青木悠一郎です!