埼玉県私立慶應義塾志木高等学校出身(名門?)、本年度吹奏楽団内部監査を務めました、A.Iです。
・はじめに
皆さん、わざわざブログのリンクへ飛んでいただきましてありがとうございます。定期演奏会1週間を切ったということで、とにかく急いで文章を羅列しております…。私の怠惰で期限直前、何なら期限超過といった具合になってしまいました。こういった事情に加えて、他體育會の皆さんよりもエピソードとして4年間の内容が薄い、かつ文章力もそこまでないという絶望的な状況でブログ文章を作成します。拙い文章ではありますが、温かい目で見守っていただけますと幸いです。前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に移ろうと思います。「それではいきます」。
・4年間で得た学び
「天を怨みず、人を咎めず」
文字通り、自分の不遇を嘆いて天を恨んだり、人のせいにしたりせずに、全ての原因は自らの未熟さや過ちにあると考え、さらに身を慎むということです。自分は、入部当初から不祥事による活動制限をかなり受け、ネガティブな思考に陥ることもしばしばありました。しかし、こうした思考は負の連鎖が続くだけで環境は改善しません。如何なる時も常に自分の置かれた状況で出来得る最大限のパフォーマンスを考えて、それを黙々と実践する。そうした地道な取り組みが現状の打破に多少なり繋がり、次のステップに進むことが出来るはずです。
「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり」
人が自分を理解してくれないことを思い悩んでも仕方がない。それよりも、自分が人を正しく理解していないことを悩むべきである。論語の一説を引用しましたが、大体こういったことを意味していると思います。なぜ自分の主張を理解してもらえないのか、自分はこれまでの部活動を通してこのように思い悩むことがよくありました。しかし、自分を知ってもらうためには、まず相手を知らなければ、知ろうと努力しなければならないのです。確かに、自分含め人は基本自己中心的な生き物だと思います。ただ、同時に他人のことを思いやれることも、人間の素晴らしさであり特徴だと個人的に考えています。“我が身を抓って人の痛さを知れ”という言葉がありますが、相手を想うことではじめて調和が生まれるのだと思います。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
戦国武将、武田信玄の名言として残されている言葉です。「りっぱな城があっても人の
力がないと役に立たない。国を支える一番の力は人の力であり、信頼できる人の集まりは
強固な城に匹敵する。」といった意味だそうです。自分は部活動に限らずこの考え方は人生において最も重要であり、この4年間での一番大きな学びであったと思います。ただし、心で繋がった信頼できる仲間を得ることは、“言うは易し行うは難し”です。お互いに価値観が違いますし、精神的な繋がりを築くことは簡単ではありません。自分の場合はかなり人間関係を構築するのが苦手で、結局自らが理想として掲げていた形にはできませんでした。しかしながら、それでもお互いを感じ合おうとする努力が必要なのだと常々思います。各々の結束力が最大に高まったとき、はじめて本来の意味で強固な集団が生まれるのです。
「人のために、時間とお金とエネルギーを使える人間になりなさい」
これは部活動で得た学びというより、私が人生のモットーとしている高校時代の恩師の言葉です。自分は、それくらいの余裕がある人間を目指しなさいという意味で解釈しています。この4年間この教えの下、自分なりに励んできたつもりです。ただ、やはり自分の未熟さ故に体現しきることはできなかったのかなと思います。しかし、先述した内容とも重複しますが、大切なことは結果よりもむしろそこまでのプロセスだと考えています。“人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り”という言葉の通り、明確な目標を掲げてそれを目指すことにより、今何ができていないのか、何をすべきなのかがクリアになります。そして、今はうまくいかず結果として現れていませんが、きっといつかは理想に到達できるはずなのです。
・最後に
改めまして、ブログを読んでくださりありがとうございました。偉そうに色々と書きましたが、あくまでも学びを得たのであって、全て現実に行動へ移せているわけではありません。引退を目前に控えた今も、自らが掲げる理想に向けて努力をしている段階です。わざわざこのブログを開いて、最後まで読んでくださるような人間性の素晴らしい皆さまには、ここまでの内容はレベルが低く感じられるかもしれませんが…。少しでも誰かの人生のプラスになればとても嬉しいです。