先日行われた慶早戦にて、慶應義塾は見事勝利を収め、40回目の優勝を飾りました。間違いなく優勝を後押しした応援。三塁側応援席をまとめた、応援企画責任者の3名に慶早戦を振り返っていただきました。
 
 
 
吹奏楽団四年Y.M.
本年度の秋季慶早戦において、今後の慶應義塾にとって基準となる応援席が作れたのではないかと考えております。
昨年までは完全に観客席と応援席が別れており、本年度の春季リーグ戦はスタートアップの側面が強い応援席でした。ですから、観客の皆様と一体になる様な応援席のスタイルに慣れ、確固たる意志をもって攻めの姿勢を見せる事が出来たのは今季が初めてであると感じております。
その中で何度も逆境を跳ね除け、優勝出来た事は私達にとってもこの上ない結果です。塾野球部と観客の皆様、そして我々が一体となり掴み取った勝利は一生忘れることの無い最高の思い出となりました。
次年度以降も進化し続ける慶應義塾を宜しくお願い致します。
 
 
 
吹奏楽団四年 S.S.
慶早戦とは、慶應と早稲田の意地とプライドのぶつかり合いです。特に慶早戦の応援合戦は、合理主義を追求した慶應義塾大学應援指導部と精神主義を追求した早稲田大学応援部の、応援におけるイデオロギー闘争といえます。
 
私が應援指導部の門を叩いた2020年は、コロナ禍での外野席応援を余儀なくされており、お客様を巻き込んだ応援「指導」という形での合理主義の追求ができませんでした。最終学年となった今年、お客様を巻き込んだ応援「指導」が叶い、かつありがたいことに早慶両校の優勝決定戦としての慶早戦という舞台に恵まれました。3年前は、蛭間選手(西武)の逆点ツーランで涙を呑み、その雪辱を誓って臨んだ現役最後の慶早戦で勝利を飾れて、心中満足で一杯です。
 
 
 
チアリーディング部四年R.F.
この秋季の慶早戦は私の今まで見てきた慶早戦の中で1番熱く、全員の〝想い〟を繋いで形にできた、決して忘れることのできない慶早戦だったと思う。紙テープが飛び交い、野球部がマウンドに一気に集結し、応援席にいる全員が抱き合いながら勝利を噛み締めたあの瞬間。本当に忘れることができない最高の瞬間。そんな最高の機会に一部員として、応援をすることができたことに感謝してもしきれない。応援企画責任者として、どの部員よりも自分が熱意を持って、「選手の為には、どんな応援や言葉が響くだろう」そんなことを考えながら応援に挑んでいたつもりであったが、この慶早戦を通して、それは良い意味で裏切られた。以前にも増して迫力ある演奏や踊り、平さぶを通して殻を破る下級生の姿や、最高学年としてのプライドを懸けながら必死に応援席を盛り上げる同期の姿を見て、あぁこのチームで絶対に優勝したいなぁと強く思えたからである。まだまだ終わらない私達の應援に更なる期待をしながら待ってくださる観客の方々の為にも、部員達の為にも、なにより野球部の為にも、神宮大会で優勝して必ず日本一になる、それを目標にまだまだ頑張ります。
 
 
 
以上応援企画責任者の3名からでした。
振り返り企画はまだまだ続きます!
次回もお楽しみに!