皆さんこんにちは!慶東戦の吹奏楽団の2年生担当者です!本日は、僭越ながら2年生という立場から私の「応援観」について語らせていただきます!最後まで読んでいただけたら嬉しいです☺︎
応援とは何か
まず、大前提として我々「応援団」と呼ばれる組織が行っている「応援」とは何か、ということについて改めて考えてみます。すると、応援の本来の目的は「勝利を少しでも手繰り寄せること」になると考えられます。その目的を達成するために、我々応援団は「選手を後押しする」ことと「流れを変える」ことの2つの視点から応援を行うことができるのではないかと考えています。
応援は、目的を達成するためのツール
勝利を手繰り寄せるために我々ができるこの2つのことにより、選手に与えることができる力を最大化するためにはどうすれば良いか。例えば、応援席から自分の名前を呼ばれたら、選手は頑張ろうという気持ちになるかもしれない。また、チャンスの場面で大音量かつ凄まじい応援が繰り広げられたら、流れを引き寄せることができるかもしれない。このように、先ほどの2項目を如何に最大化するかという命題を、応援団は「声」や「演奏」、「踊り」などのツールを用いて達成しようしているのです🎌
良い応援、悪い応援
我々應援指導部では、試合前に「良い応援を作ろう」や、試合後に「今日はあまり良い応援ではなかった」などの言葉をよく耳にしますが、実際に良い応援と悪い応援とは何なのでしょうか。この問題に対して私は、「応援本来の目的が如何に達成できたか」によって判断することができると考えています。すなわち、どんなに汗を流して、体を張って頑張っても、選手に声援が届かなかったり、流れを変えることが出来なければそれは残念ながら良い応援とは言えないのです✨
「応援の自己目的化」
こう考えると、応援は勝利を手繰り寄せるための「手段」であることは自明ですが、応援を追求して極めようとするあまり、「手段」であるはずの応援が「目的」へとすり変わり、「応援の自己目的化」が発生してしまうことを懸念するべきだと思います。例えば、改造した学生服を着て、試合中は声も出さずにふんぞり返る。靴を改造し、異常な足音を立てて周囲に恐怖感を与える。極度な縦社会を敷いていて、時には下級生を奴隷のように利用する。これは、一見応援団という組織にありがちな風土のように感じますが、よく考えてみると、これらは応援の本来の目的を達成する手助けになっているでしょうか。私はそうは思いません。ふんぞり返っていたって選手の背中は押せませんし、周りに脅威を与えたって流れはこちらに向きません。このように、「手段」であるはずの応援が本来の「目的」を見失って迷走し、結果的に本来の目的の達成に遠ざかってしまう「応援の自己目的化」に、我々応援団という組織は細心の注意を払うべきです⚡️
形よりも「本質」を
何度も申している通り、応援の本質は勝利を手繰り寄せることです。逆に言えば、スポーツマンシップに則った上で応援の目的を達成できていれば、形などは二の次なのです。形のみにこだわった結果目的がおざなりになった応援に、意味はありません。例えるならば、見た目だけは立派でも味は美味しくない料理のようなものです。もちろん視覚的情報は味にも影響するでしょうから、形はどうでも良いという訳ではありませんが、まずは見た目よりも味の追求をするべきです🌟
福澤精神と応援
塾祖福澤諭吉は、筆を執る際に硯や水差しの装飾などには拘らなかったと言います。ここから、福澤諭吉は綺麗な字さえ書ければ硯としての目的は達成しており、硯の装飾などは特に必要ないと考えていたと理解できます。このように、本質を重視する福澤精神は応援にも必須なのです🎓
いざ、応援の本質へ。
伝統に引っ張られるあまり本質を失いつつある応援団。しかし、その中でも福澤諭吉が『文明論之概略』にて主張した「旧慣に惑溺せず」に従い、伝統を受け継ぎつつ本質を常に意識することができるところが、慶應義塾大学應援指導部の良いところだと思います!いよいよ始まる秋季リーグ戦。應援指導部員125名が各々の想いで、手段で臨む、応援の本質へと挑戦する魂の応援が、今、幕を開けます!!❤️🔥❤️🔥
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