こんにちは。
3年内野手の北田渉(法3 慶應義塾志木)です。
今回夏の思い出について書かせていただくということで、私は高校3年生の時の思い出を振り返ってみようと思います。
私は高校生の時、慶應義塾志木高校の硬式野球部に所属していました。高校3年生の最後の夏の大会で一番印象に残っているのは、3回戦で当たった川口市立高校との戦いです。川口市立高校は県内でも注目を集めるエースがいて、シード権を持っている強豪校でした。
序盤は相手打線が猛威を振るい、3点をリードされてしまいます。押されぎみの展開ではあったのですが、この状況を一転させるプレーが5回の攻撃で起こります。ヒットと四球で一死満塁のチャンスを作ると、打席には上野(商3 慶應義塾志木)。ランナーが詰まっているこの場面でなぜか彼はセーフティスクイズを敢行しました。
ベンチがみんな「ん?」となる中、相手のファーストがホームに悪送球したことで2者が生還し、一気に1点差になりました。あわやダブルプレーでチャンスが潰れる状況だっただけに、こういう運を持っているところが彼の怖いところだと感じました。さらにチャンスが続いた場面では星野(経3 慶應義塾志木)が逆転のスリーベースヒットを放ちリードを奪い、そのまま逃げ切って勝利を収めました。
私はというと、7回に辻井(政2 慶應義塾志木)との連打でチャンスを作り、ダメ押しのホームを踏みチームの勝利に貢献しました。
今までの大会で格上のチームに勝つという経験がなかった私たちにとって、この勝利は貴重な経験でした。チーム全員で高い壁に立ち向かい、そして乗り越えることができたこの試合の勝利は、特別な1勝だったなと感じています。
そんな夏の大会をもって高校野球を引退した私ですが、引退したときには部活としての野球は高校までと決めていました。実際、大学入学当初は野球サークルに顔を出していましたが、「楽しい」が第一のサークル野球では熱中することができず、充実した生活を送れていないと感じていました。そんな中、いつも一緒に授業を受けている坂井(法3 慶應義塾志木)が、授業のたびに「この球、えぐいっす」と自分のピッチングの動画を見せては楽しそうに話してくるので、なんだこいつとは思いつつも、準硬式野球部で本気で野球に取り組むほうが充実した毎日を送れるのではないかと思い始めました。
そこで準硬式野球部の体験に参加してみると、自分のやりたいことを自主的に取り組める環境があることや目標に向かって熱くなれる仲間がいることを知り、ここでなら大学生活で熱中できるものがあると確信しました。また、今までの野球人生の中で打ったことのなかった公式戦でのホームランを打ちたいという個人的な目標もでき、入部することを決めました。
さて、チームはあと2週間ほどで秋季リーグ戦を迎えようとしています。私はこの7月、8月の夏休み期間中の練習で、主にバッティングを磨いてきました。持ち味である長打力を残しつつ、打率をより高めるためにフォームを研究し練習に取り組んできました!また、守備も冬まで守っていた外野の守備力からは想像できないほど一塁守備が上達してきました!これまで取り組んできたことを秋季リーグ戦でぶつけたいと思います!そして4年生との最後のリーグ戦で優勝という最高の結果を掴み取ります!
次のブログは福馬(吉川福馬・商2 栃木)に回します!福馬は生協学生委員会という大学内でもトップクラスにイケイケの団体出身という、異例の経歴の持ち主です。入るために面接があることを最近知り、その面接をくぐり抜けた福馬は本当にすごいやつなんだなと思っています。そんな福馬ですが、ここ数試合で攻守にわたってとても存在感あるプレーを続けています!それでは福馬よろしく!!
3年 北田渉