水田創(商2 修猷館)より紹介されました、片桐碧月(経2 県立岐阜)です。


水田は140キロを超える直球が自慢の右の本格派です。先日のオープン戦でも2月の寒い時期なのに、142キロを計測しMAXを更新したばかりで、今シーズンどこまで球速を伸ばしてくれるか期待です!


前回のブログで紹介があった通り、水田も私も一人暮らしをしていて家が近く、部活中でも部活外でも多くの時間を共に過ごします。どうしても人との関係性が広く浅くになってしまう大学生活において、ほとんど共同生活が出来るくらい仲が良い友達が出来るのも、この部活の魅力です。



さて、本日のブログでは野手陣の練習メニューについて紹介いたします。


[8:30〜]

練習の準備をこの時間までに完了させ、部員全員が集合し、MTGを行います。MTGでは佐藤遼平主将(商3 桐朋)を中心に、その日の練習メニューや意識することなどを確認します。また、この時間に風間監督(1979年卒)から野球についての最新理論や社会に出てからも活きるありがたいお話しが大ボリュームであります。本当にありがたいお話しばかりで、部員全員が集中して聞いています。

その後、8:40から、トレーニングチーフの田中(理2 慶應義塾)が考案してくたウォーミングアップをします。アップ後の心拍数まで計算し尽くされた理論的なアップで、野球をする体の準備がこれで完了です!


[8:55〜]

野手と投手が分かれてキャッチボール、ペッパー(トスバッティング)、バント練習を行います。最近では、野手の中でも外野と内野に分かれて、ポジションに合わせたキャッチボールを行っています。

弊部はキャッチボールを野球の1番重要な基礎練習と考えています。そのため、ただボールを相手に投げるのではなく、自分のポジションに応じて、握りかえ、落とし所を意識した送球、カットプレーの想定などを行い、部員は試行錯誤しながらこの時間を使っています。



[9:15〜]

投内連携をしたり、ポジション別でノックを受けたりします。投内連携では、サインプレーの確認、内野の連携の動き、ケースに応じた動きなどを行います。多くの高校が練習で行う投内連携とほとんど同じです。試合で連携ミス、誤判断が起こることを防ぐ為に、内野手はこの練習に緊張感を持って挑みます。

ふと思い返せば1年生の頃はこの練習で珍プレー集ができるほど珍プレーを連発してきた私も、最近ではほとんど珍プレーをしていないことに気づきました。成長を実感しながら、このブログを書いています。



[10:45〜]

フリーバッティング始まります。基本的には3箇所にゲージが設置され、ピッチャーとの対戦、マシン打撃、CRFを行います。CRFとは、close range free batting の略称でその名の通り、近い距離からピッチャーが投げたボールを打ち返す練習です。

マネージャーに打撃動画を撮ってもらい、それを見て自身で打撃フォームを研究したり、打撃班というLINEグループで自身の動画を全体に共有してチームメイトにアドバイスをもらうなどして、打撃向上に取り組んでいます。

投げ手は基本的に打者以外の野手が行うのですが、ほとんどの野手は約15年使い込んだ肩肘がボロボロで、投げ手は常に人員不足です。いつも投げ手を率先してやってくれる轟(法2 桐蔭学園)などにはとても頭が上がりません。言い方が悪いですが、最悪肩肘を故障してもOKな学生スタッフがもっと投げ手を務めるべきだといつも思っています。


[11:45〜]

整備、ダウン、練習後MTGを行います。MTGでは、その日の練習の振り返り、反省をします。


[12:00 解散、自主練習]

MTGが終わると、過ごし方は自由です。グラウンドを使える時間に余裕があれば自主練習をすることが可能です。即座に帰宅する者、アルバイトへ向かう者、居残りで自主練習する者、部室で筋トレに励む者、資格試験のために勉強をする者、就職活動を行う者など過ごし方は部員それぞれです。

全体練習の時間が他の野球部よりも少ない分、自主練習の時間は、他の大学に勝つためにも、レギュラーを獲得するためにも非常に重要です。

大学にはシャワー室があるため、体を綺麗にしてから帰宅出来るのが嬉しいポイントです。


いかがだったでしょうか。これが全国ベスト4の練習メニューです!見学に来てくれれば、練習時間は長くないのに全国ベスト4の結果を残せた理由が分かると思うので是非練習見学に来てください!



次のブログは学生スタッフの櫛谷俊太(商2 慶應義塾)に回します。彼はまさにCRFをなかなか投げない学生スタッフの代表です。高校時代に強肩の捕手として活躍した彼に投げ手としてその強肩を活かして欲しいものです。

そんな彼は6名いる学生スタッフの中で最もノックが上手いと評判で、彼のノックはとても練習になります。

部員と衝突することはしばしばありましたが、それも彼がチームのことを1番考えているからなのだと今なら分かります。

それでは、櫛谷よろしく!



2年 片桐碧月