こんばんは。
神田裕大(商4 慶應義塾湘南藤沢)から紹介を受けました高田将生(政4 慶應義塾)です。

野球センス抜群、話し上手、顔もイケメン、中国語堪能と神田くんは最強の男です。
スカすところがあるのが惜しいですが、誰からも愛されるエースです。

彼の周りにはいつも笑顔が溢れていますが、時にはつまらない発言で場を凍らせることもできます。ピッチング同様、巧みな男です。

とにかく一緒にいると楽しいので、これからも仲良くしていきたいなと思います。

一昨日のブログを読み、試合を練習のように楽しむと言っていたのを見て、さすが神田だなと感じました。

緊張が顔に出ないだけだと思っていましたが、そもそも緊張すらしてないんですね。
今日の試合も本当に楽しそうに野球をしていました。

そんな彼の投打にわたる活躍もあり、
本日のリーグ戦、対立教大学第1戦は3対1で勝利することができました。

気を抜かず、明日も勝って今リーグ初の勝ち点獲得を目指します。
応援のほど、宜しくお願い致します。


ついに私にもラストブログが回ってきてしまいました。
気づいたら準硬式野球部での生活も4年目。
あっという間でした。

1ヶ月くらい暇な時に書き足していたらすごく長くなってしまったので、暇な時にでも読んでください。

とは言いつつも、最初は何を書こうかすごく悩みました。

たくさん書きたいことができたし、
思い出もたくさんできたし、
後輩に伝えたいこともたくさんできたし、

それほど野球に熱中することができ、充実してたなというのが率直な感想です。

それでも4年間を振り返る時、「悔しさ」という気持ちが切っても切り離せないものでした。


そもそも自分は何でこの準硬式野球部に入部したのか。
これを思い返すと、正直、そこまで強い気持ちがあったわけではありませんでした。

野球がそんなに好きなわけでもないし、ましてやもう野球なんて絶対やりたくないと思って大学に入学しました。

そのはずが、
気づいたら、またユニホームを着てグラウンドに向かう自分がいました。
あの時、なんで入部したのか正確には覚えていません。

けど、日吉台に練習しに行って、授業抜けでシャワーを浴びている時に、
「あぁ、やっぱこれだな。これこれぇ。」
と思ったことだけは覚えています。

結局、根っからの野球小僧だったんだと思います。
そんな感じで、入部を決め、最後の野球人生だし頑張ってみるかと決意しました。


けど、考えているほど甘くはない世界で、
入部当初は、なにやってもあかんわ状態でした。

最初の挫折、1年生の春の新人戦の時、大塚くん(総4 一宮)とキャッチボールしていたら、彼の威圧感から突如ボールを投げられなくなり、それから半年くらいイップスになりました。未だに彼にはボールをうまく投げられません。

誰も覚えてないと思いますが、紅白戦でタッチアップの返球をレフトから三塁側ベンチに放り込んだこともありました。


また、織戸前監督からは
「君のバッティングは小学生レベルだね」
と期待を込めたディスを送られるなど、

選手として活躍するビジョンなど到底見えませんでした。

そんな自分とは裏腹に、1年生の秋にチームは優勝。
1年生ながらにベンチ入りし活躍する多くの同期の姿をスタンドからただ呆然と見ているだけで、
グラウンドに自分が立っている姿など想像すらできませんでした。

それが悔しくて、
同期に負けたくなくて、
今度はグラウンドで優勝を味わいたくて、

それから、練習に、ウエイトに、とにかくがむしゃらに取り組みました。

そして、その努力が実ったのか
2年生の春の関東大会でスタメンに大抜擢されました。

しかし、人生うまくはいかないものです。

対国士舘戦。
平凡なライトフライを見失い目の前に落球、期待された打席では空振り三振。
1回で交代させられ、そのままチームは敗退。

関東大会の英雄とまで呼ばれました。

「悔しい。申し訳ない。野球を辞めたい。」

あの試合で味わった感情は今までずっと忘れたことはありません。

ドラマとか漫画なら、この挫折を乗り越え、
ベストナイン獲得!リーグ戦優勝!
とか出来た話になるところですが、

結局、挫折ばかりでした。

早送りしますが、
2年生の秋から4年生の春まで、ほぼ全試合ベンチには入っていたものの、
大した成績は残せず、チームの戦力になれた気はしませんでした。

3年生の秋はあと1歩で優勝を逃し、

4年生の春は関東大会、リーグ戦と全く活躍できずにチームの足を引っ張りました。

その後も、
最後の夏合宿ではCチームに降格。
現在は、スタンドから応援と。。

数え切れないほどの挫折を経験しました。

こう見えて負けず嫌いで泣き虫な僕は
何度も1人で涙を流してきました。

時にはシャワーを浴びながら、
時には帰り道に1人で歩きながら、、

「なんで勝てないんだ。。」
「なんで打てないんだ。。」

思い返すと、節目節目、というかほとんど悔しい思い出ばかりで、楽しい時間は部室で騒いでる時くらいでした。

けど、
この悔しさこそ
私の野球のモチベーションでした。

野球をやっていれば、生きていれば、上手くいかないこともたくさんでてくると思います。

そこから逃げ出すのは簡単だし、
本気にならなければ、その分悔しさも味わわなくて済むかもしれません。

でも、
やるからには勝ちたいから、
みんなと笑顔で喜びたいから、

悔しさからは逃げませんでした。

けど、もっともっと出来たんじゃないか。

あそこで
打っていれば、
守っていれば、
走っていれば、

そう思う試合が何試合も、頭から離れません。

そう、結局、悔しさは何があってもなくならないんだと思います。

むしろ、ずっと胸に刻み続けるべきなんだと近頃は感じています。

重要なのは、
悔しさをバネにどう行動できるか。

過去は変えられないけど、未来は変えられる。

そう思います。

悔しいと思ったら何か行動に移してください。



私自身、
本気で4年間過ごしてきたからこそ、

入部してから確信を持って変わったことが1つだけあります。

野球が大好きになりました。

毎日、泥々になって、
同じような練習をして、
よくわからない声を出して、

結果が出なくて、
何やってんだろうって思う時もあるけど、

ヒットを打ったときのあのなんとも言えない嬉しさ。

勝った後にみんなで笑顔でハイタッチする最高の瞬間。

14年間も続けてきた野球人生の終わりが見えてきた今、

野球っていいな

ってシンプルに感じます。


今うまくいかなくて野球なんか嫌いだと思う人もいるかもしれませんが、大学まで野球を続けているということは皆さんも心のどっかで絶対野球が好きなはずです。

だから、
悔しさから逃げないでください。
本気になることを恐れないでください。

本気でやるからこそ負けたら悔しいし、勝ったら死ぬほど嬉しい。

そういうものだと思います。

人間は愚かな生き物なので、すぐに楽な方に流れてしまいます。
ましてや、大学生なんて誘惑も沢山あります。

でも、この部活に入ったからには、
色んなものを犠牲にして戦わないといけません。

このリーグ戦で感じたと思います。

リーグ戦で勝つのは難しい。
リーグ戦で活躍するのは簡単じゃない。
慶應はまだまだ弱いということを。

この現実から目を背けないでください。

早慶戦第2戦でようやく1勝できた時、
このために頑張ってきたんだなと、皆さん感じたと思います。

たった1勝だけど、
その1勝を勝ち取り、積み上げていくのがどんなに難しいのかを。

どうか、
必死に、本気になって4年間頑張ってください。

4年間は思ったよりも何倍もあっという間に終わってしまいます。

優勝してください。

これからは1人のOBとして、心の底から応援しています。


最後に1つだけ、自分がこの4年間大切にしていたことを言語化して、残しておきたいと思います。

それは、
「感謝」の心を持つことです。

これは特に選手の人たちに伝えたいです。

周りをみてください。
戦っているのは選手だけではありません。
スタッフやマネージャーも、一緒に戦っています。

言い方は悪いですが、直接的にチームを勝たせられない人たちが、選手以上に必死になってサポートしてくれています。

また、監督やコーチ、OBの方々、應援指導部、そして家族と。

自分が思っている以上に数多くの方のサポートがあるからこそみなさんは野球ができています。

少し大袈裟かもしれないけど、選手の人はその人達の人生も背負ってプレーして欲しいです。

今日ちょっとやる気でないし力抜こうとか思うのは死ぬほどわかりますが、支えてくれる人たちがいることは絶対に忘れないでください。

野球をやりたくてもやれない人がいます。
そんな人が力を抜いたりしてる選手の姿を見たら悲しむのはわかると思います。

感謝の心を持ち、自分のためだけでなく、誰かのために頑張る。
そういう心持ちで野球をやれば、また一段と野球に向き合えると思います。
 

私自身も多くの方の支えがあり、この4年間を過ごすことができたと感じております。

せっかくなので、この場を借りて感謝を伝えたいと思います。


とにかく熱く、今でも憧れであり目標である。油科さん(2018年卒)、森田さん(2018年卒)、西村さん(2018年卒)、柴さん(2018年卒)。

良い意味でも悪い意味でも自分を変えるきっかけを与えてくれた。杉浦さん(2019年卒)、羽柴さん(2019年卒)、脇屋さん(2019年卒)。

HDとの出会いが私の人生を変えてくれたといっても過言ではありません。

後輩たちにもたくさん力をもらいました。

直属の後輩の平(商3 慶應義塾)と川合(政2 慶應義塾)。君たちがいるから僕も安心して引退できます。後は託したよ!

スカしてるし、凄くつまらないけど頑張って欲しい友達。広(政3 修道)。

実は周りのこと凄い見てて、めちゃくちゃ仲間想いの玲ちゃん(商3 大阪明星学園明星)。老害にならないように頑張るんだぞ!

大好きなペットたち。①酒井(経3 桐朋)②工藤(経3 慶應義塾志木)

なにやってもあかんくないぞ雅功ちゃん(経3 桐朋)

めちゃくちゃ可愛いかつのり(商3 慶應義塾志木)。野球も頑張ってみな。

輝く時がくるよしぶちん(澁谷 経3 大垣北)

緊張せずに頑張れ。応援してるよ。荒川(政2 慶應義塾)

滑舌良くしよう。ぽっちゃま。(松永 商2 慶應義塾湘南藤沢)。

杜人(政4 時習館)より仲良くなった誉人(商1 時習館)。

まだまだ大好きな後輩はいますが、これくらいにしておきます。

そして、同期の存在には本当に助けられました。
この4年間、ほぼ毎日一緒にいた同期との時間はかけがえのないものでした。

下級生の頃から活躍しまくる同期の存在があったから、
「俺たち老害だな。。」とぼやきながらもひたむきに頑張る同期の存在があったから、
一緒になってここまで頑張ってこれました。

最上級生としてのこの1年間はうまくいかないことばかりだったけど、
勝太(法4 慶應義塾志木)を笑って引退させられるようにあとちょっと頑張ろう!


最後に、家族。

小学校の頃から毎試合必ず応援に駆けつけてくれた母親、野球をやったことないのに色々とアドバイスをくれる父親。
両親の存在がなければ絶対に野球を辞めていました。

野球をする姿を見せることが自分なりの親孝行だと思ってこれまでやってきたので、これからは違う方法で恩返ししていきたいなと思います。

本当にありがとう。



めちゃくちゃ長くなったので、まとめると、


人生をかけて戦え。
そして、最高の人生を掴みとれ。


ということです。



準硬に入って本当に良かったです。



これで終わりにします。


次のブログは小川諒(商4 慶應義塾)に回します。

彼は私以上に負けず嫌いな男です。
私を実家に招いてくれたときは、テレビゲームのルールを教えてくれず、1人でいつも勝ち続けます。

野球も同じ。アップの時間からバットを離さず、素振りを繰り返すバッティングオタクです。
バッティングでは誰にも負けたくないんでしょうね。

そんな彼の存在に、私もすごく影響を受けてきました。めちゃくちゃかっこいい男です。

他人の目なんか気にせず我が道を極める小川諒ことほー君を慕う人は、諏訪内(商3 慶應義塾)を筆頭に部内でも数え切れないほど多いです。

再来週には「ほー君を愛する会」が開催されるので、興味がある方はご一報下さい。

では、ほー君頼みますよぉ!


左 小川
右 高田

最高の人生
4年 高田将生