こんばんは。
Rick(笹谷陸朗・経4 Adlai E. Stevenson High School)から紹介されました、佐藤伸哉(法4 慶應義塾)です。彼は異国の地で育った慶應義塾随一のグローバル人材であると同時に、日本語がとてつもなく下手です。そんな笹谷が必死に第二言語で執筆したラストブログには大変感動いたしました。私もこの波に乗れるよう頑張ります。

気づけばもう私の番です。Mr.カルシウム(阿部将大・商4 慶應義塾志木)から始まった本年度のラストブログも、そろそろ中だるみしてくる時期でしょうか。読み飛ばそうなんて考えている人も多いと思います。しかし、可能な限り短く書くよう努力しますので、是非ご一読いただきたいです。次に控える長谷川太一(商4 国立)のワクワクするようなブログにバトンを繋いでみせます。

構成は
・自分史
・お世話になった方々へのメッセージ
でいきます。

はじめに、私が準硬式野球部への入部を決めた経緯からお話いたします。といっても、高校3年生の夏、慶應義塾高校野球部で県大会のベンチメンバーに入れなかった時には、8割方入部することを決めていました。なんて野球が大好きな男なのかと感じる人もいると思いますが、そういうわけではありません(もちろん好きといえば結構好きですが)。慶應義塾高校時代は、野球は高校で終わりというつもりでいて、肘に注射を打ちまくってでも最後までやりきろうという思いで腕を振り、目標は達成出来なくとも後悔なく終えることができました。

それと同時に、大学生活をどのように過ごすかについても考えました。主な選択肢としては、勉学に励む、体育会、サークルがありましたが、そこは普通に体育会しかあり得ませんでした。その中でも野球くらいしか出来そうなものがなく、レベル的にも準硬式野球しかないなという消去法的な理由で入部を決意しました。(慶應義塾高校野球部の先輩である山田さん(2023年卒)、魚崎さん(2023年卒)、丸田さん(2023年卒)が入部していたことも、非常に大きかったです。)

そんなこんなで大学入学を迎え、コロナ禍の影響で6月か7月くらいに、予定通り入部しました。正直準硬式野球部については、丸田さんから「山手線ゲームしながら体幹するんだよー」くらいしか聞いておらず、レベルや雰囲気は未知数でした。入部してみると、古澤さん(2021年卒)や元気な頃の津田さん(2022年卒)、杉山さん(2023年卒)、沼さん(2023年卒)がブルペンでめっちゃ良いボールを投げていて、非常にやる気が出ました。浅井さん(2022年卒)は術後だったのかはよく分かりませんが、黒縁メガネの下から真っ直ぐな瞳を覗かせ、羽根のついたオレンジ色のボールを投げ込んでいました。面白い話をしてくれる4年生もいて、この部活で頑張ろうと思いました。

しかし入部してから1週間程で、高校時代に痛めていた肘に激痛が走りました。「だる」と思いましたが、病院のリハビリに通い、投球フォームの改善に取り組みました。なんとか実戦練習で投げられるくらいにはなりましたが、全然思い通りのボールが投げられず、好きだったはずのピッチングが少しつまらなくなりました。

2年生になっても肘は痛いままだし、フォームや投げるボールも永遠にしっくりときませんでした。サイドスローで投げるという迷走もしましたし、新人戦でも大炎上しました。このままではいけないと感じ、たかやさん(大橋貴椰さん・2022年卒)に支えられながら、夏の長期自主練習期間や夏のオープン戦ではかなり頑張って、秋季リーグ戦出場を目指しました。しかし、メンバー入りすることは出来ませんでした。おまけにその後の秋季木村杯新人戦では、先発して永遠にボール球を投げ続けました。

3年目は何もしていません。冬の長期自主練習期間明けに右内転筋の肉離れを発症し、何度か再発をして気付けば6月半ばでした。岡見くん(政3 慶應義塾湘南藤沢)はフットサルで肉離れしたと馬鹿にしてきますが、ピッチングでミートグッバイしました。夏合宿では少しだけ投げましたが、秋季リーグ戦に絡める感じがしなかったので就職活動に励みました。(密かに肘も軽くプチっといっていました。)3年生のみんな、僕は実際3年生の秋季リーグ戦を捨てていたし、その頃には4年生の春季リーグ戦を目指していました。夏秋のインターンを頑張ったことが、就職活動においてかなり貯金になったとも思っています。要は自分で考えて、その時何を頑張るべきか判断すればそれで良いと思います。

そして4年目、ラストイヤー到来です。まじであっという間に訪れました。高校3年間も毎日必死であっという間でしたが、準硬式野球部での3年間は薄っぺらすぎてあっという間でした。しかし、4年目は相当濃いです。かなり長く感じています。まあチームメイトが凄くて春季リーグ戦で優勝したり、全日本選手権大会に出場したりしたからでしょうけど。個人としては最大限調整したつもりですが、永遠にフォームがしっくりきませんでした。春季リーグ戦ではチームに迷惑をかけ、みんなの力で得た全日本選手権大会のマウンドでも満足のいく結果は残せませんでした。ただ、痛いとかいう言い訳をせずに最後までやり切ると決めているので、秋季リーグ戦が終わるまでは全力で頑張ります。

ネガティブな内容ばかり書いてしまいましたが、この4年間がつまらなかったとかそういう訳ではありませんよ。野球選手としての自分を振り返るとダメダメでしたが、準硬で過ごした時間の1つ1つは本当に楽しいものでした。投手陣には前述した尊敬する先輩方の他にも、しょうたさん(鈴木翔太さん・2022年卒)や奇行種ワダさん(和田壮史さん・2023年卒)、たかひろさん(梅田陸大さん・2023年卒)、タケシさん(中野恵太さん・2023年卒)、まさともパパ(小谷将永さん・2023年卒)などおもしろおかしい人達がいて、毎日の練習は非常に充実していました。同期や後輩にもハイレベルな投手が沢山いて、楽しみながらも切磋琢磨できる良い関係を築けたと思います。飲み会を渋り続ける同期たちも、グラウンドでは熱い想いを持って野球に向き合っており、本気で日本一を目指す、そんな環境で4年間を過ごすことができました。

慶應義塾体育会準硬式野球部は本当に良い部です。変わっているけど、いいやつばかり。
監督は毎日練習を見てくださるし、元プロのコーチに教わることもできる。
マネージャーのみんなが支えてくれているおかげで、何不自由なく野球に向き合える。
素晴らしい時間でした。
みんな、ありがとう。

秋季リーグ戦優勝しようね。

~メッセージ~

私の怠惰な性格のせいで、もうすぐブログ投稿の時間となり、投手陣と4年生以外には個人宛のメッセージを残すことができませんでした。本当に申し訳ございません。
 
「さすがに書いてくれるよね」と言っていたとしき(野沢俊貴・経PEARL3 Frankfurt International School)や蛭田(商2 慶應義塾)、本当にごめん。
皆に伝えたい感謝の気持ちがあるのに書くことができなくて、本当に情けないです。
 
中谷(経3 慶應義塾)や櫛谷(商2 慶應義塾)、宮川(商2 筑紫丘)のスタッフ陣には、本当にお世話になりました。
 
沢山ボールを受けてくれた、遼平(佐藤遼平・商3 桐朋)や保岡(経2 慶應義塾)、井上(井上侑亮・法2 都立西)、おうすけ(泉旺佑・文3 中津南)の捕手陣。
塾高からの後輩の広樹(小川広樹・商3 慶應義塾)、吉野(経3 慶應義塾)、柿野(法3 慶應義塾)。
卵のサービスをもたらしてくれた西山(政3 鎌倉学園)、山賀(理3 都立昭和)。
登校時間が一緒の晋平(三宅晋平・経3 専修大学松戸)、さかしょう(坂本匠・法3 桐蔭学園)。
掃除係のじょうたろう(髙尾承太郎・経3 慶應義塾志木)。
ワンピース仲間のおぎゃん(小川凌汰・法3 桐蔭学園)。
会ったらにやにやしがちな村田(経3 慶應義塾湘南藤沢)。
話すと意外と面白い相浦(商3 柏陽)や岡根(商3 松阪)。
ばかにしてくる片田(商3 都立富士)。
就活頑張るきょうと(藤井響人・経3 鎌倉学園)。
なんかいろいろと頑張っている2年生野手のみんな。
全然話したことがない1年生野手のみんな。
迷惑かけてごめんなさい、井上さん(井上瑠夏・経3 横浜雙葉)、田中さん(田中優乃・政2 県立相模原)。
笑顔でいてくれてありがとう、ひろこちゃん(西田紘子・経3 東洋英和女学院)、みおちゃん(森美桜・理2 慶應義塾女子)、みはるちゃん(中美遥・文2 八王子東)。
どこに入れればいいんだ一生(鈴木一生・政3 慶應義塾)。
 
皆に感謝しているし、激励の言葉を贈りたかったです。
悔恨の極みです。

風間さん(1979年卒)
4年間ご指導いただきありがとうございました。自分の投球が良かった日も悪かった日も、風間さんにいただくご指摘は核心を突くものであり、その後の改善に活かすことができました。残りの試合は少しとなりましたが、使っていただけるよう最後まで努力します。

中村さん(1983年卒)
あまり期待には応えられなかったかもしれませんが、週末に中村さんに成長した姿をお見せすることが1つのモチベーションでした。大変お世話になりました。ラスト3節、もう一花咲かせたいと思うので楽しみにしていてほしいです。

森江さん(1992年卒)
試合で抑えてベンチに戻ると、選手のみんなと同じように「ナイスピッチ」と迎えてくださる森江さん。自分は投げる度に誰かしらがエラーをして苦しみました。先日の試合もエラーで敗北しました。朝ノックでビシバシ鍛えてください。

龍田(文1 慶應義塾志木)
殺人サウスポー。
キレのあるボールを投げられるんだから、あとはゾーンに投げ込むだけ。自信を持ってマウンドに立てば大丈夫だ。諸橋(経4 慶應義塾志木)みたいに。

大谷和聖(経1 慶應義塾)
塾高の後輩なのに全然話せていなくてごめんな。お兄ちゃんとあんまり似ていないよね。
怪我に苦しんでいるけど、実力はあるんだから絶対投手陣を引っ張る存在になれる。
活躍を楽しみにしています。

富永(政1 慶應義塾)
沼さん+岡見÷2。
オフの日でもグラウンドに来るやつ。練習熱心なのは準硬っぽいけど、まじめすぎる性格は準硬っぽくないな。努力できることも才能だからこれからも地道に頑張れ。怪我には気をつけて。

和田(経1 慶應義塾)
暇な富永の練習に付き合うもっと暇な奴。温室育ちのおぼっちゃまみたいな顔と体型。あんまり物を壊したりするなよ。たくさんいじられて投手陣の明るい雰囲気を作る役割を担ってください。

岩越(経2 慶應義塾)
最近野球では苦しんでいる岩越。また135km/hの真っすぐが投げられるようになれば、絶対活躍できるし、なんなら140km/hまでいってほしい。いろんな誘惑があると思うけど、惑わされずに継続すれば努力はきっと実るから頑張れ。クイックやバント処理もやっといたほうがいいぞ。

上野(商2 慶應義塾志木)
縦割り班員①
ブルペンでしか投げるとこを見たことがないぞ。あと見る度に感じるけど、さすがに痩せすぎ。食べる量が足りていないからまたメシ行くしかないね。まあ20歳になればお酒も飲めるようになるから、自然と体重も増えてストレスも吹き飛ぶと思います。来年には内定をゲットして、マウンドにもあがってください。遊ぶのとかはあんまり好きじゃないかもしれないけど、たまには息抜きも必要だぞ。

大崎(商2 慶應義塾)
合宿では、早く桃鉄を始めたいのに君が来ないせいで始められませんでした。ラストブログ執筆前に、後輩とは思えないほど強く威嚇してきたので何も言えませんが、色々事情があったのでしょう。力強い真っすぐにキレキレの変化の持ち主。なぜか謙遜、遠慮しがちだけど、もっとピッチャーらしくガツガツいってほしい。大車輪の活躍、期待しています。

坂井(法2 慶應義塾志木)
縦割り班員②
1年生の時からリーグ戦を経験している坂井くん。最近は少し不調かもしれないけど、制球班の一員なんだから大丈夫だよ。平均球速を5km/hあげて、変化をバチバチにするだけ。難しいけど坂井なら出来るはず。マウンドでにやにやした顔を見せてください。

島村(経2 慶應義塾湘南藤沢)
縦割り班員③
高身長イケボでサングラスの似合う島村くん。誰よりも真っすぐにひたむきに練習する男。今年の春頃の実戦で130km/hを計測しているのを見て嬉しくなりました。島村の体格があればまだまだ速くなるはず。打たせて取るとかじゃなくて無双してほしいな。期待しています。

諏訪(経2 慶應義塾)
変なやつ。アンダースローなんて変な性格のやつしかやらないよな、と思っていたけど意外と繊細な心の持ち主。最近はよく落ち込んでいるところを目にします。でもその姿はそろそろ見飽きたから、またあの反則みたいに曲がるチートスライダーで無双してください。あと、合宿で上野と3人で海まで走ったのが良い思い出です。私は瀕死の状態で完走しましたが、君たちはだいぶ余裕そうで年齢の差を感じました。若々しさを失わずに頑張れ。

瑞希(田中瑞希・理2 慶應義塾)
スーパー自己中筋肉マン。
塾高で背番号1を背負っていたやつが準硬に入るってどういうこと?って最初は思ったけど、蓋を開けてみれば、学業とトレーニングを超高いレベルで両立する凄いやつでした。ただ、めっちゃいいやつだけど自由すぎて準硬でしか許容されないと思います。弊部では実働2年理論が確立しているけど、脳筋らしく4年生の秋まで投げ続けてください。

時岡(商2 県立相模原)
合宿同部屋民。キングボンビーが良く似合う男です。ゲーム中は普通に僕のことも含めて「こいつら、うざい」って言っていました、さすが県相のエースです。ピッチングの方もきっといつかは投げられるようになると願っています。新人戦練習でちょっと投げていた気がするからこれ書き終わったら動画探して観ようかな。本当に辛いと思うけど同じような境遇の同期と共に頑張ってくれ。

しょうま(山田祥万・環2 県立相模原)
敏感な人。周りの投手陣もキャラが濃いやつが多いけど、しょうまもそれを凌ぐくらい良いキャラをしていることに最近気付きました。ピッチングでも痛いながらに個性を出して毎回結果を残していて凄いと思う。引退までの間、沢山攻撃しに行きます。

水田(商2 修猷館)
シンプルにえぐいピッチャー。水田が万全になったら、普通に投げるところが無くなるので困りますね。大エース岡見の代が入ってきて平均球速が上がり、焦っていた矢先に、水田を筆頭に剛腕揃いの今の2年生の代が入ってきたせいで、130km/h前後のボールを投げている自分が恥ずかしくなりました。体格的には140km/h程度で収まる器ではないと思うので、145、いや150km/hを目指してくれ。

水谷(商2 学習院)
いつの日からか舐めた髪型になっていたやつ。水谷がエグすぎるせいで私の関東選手権大会での登板は消滅しました。強く恨んでいます。バチバチに三振を奪うピッチングはさすがに羨ましい。これからも色んな人に沢山イジってもらえよ。勉強の片手間だとは思うけど、部活も一応頑張ってね。

井川(商3 穎明館)
影が薄くて忘れられがちな井川くん。いつもみんなが忘れた頃にマウンドで存在感を出して、良いピッチャーなことを証明しているよね。中谷以外にももっとアピールしてばんばん投げてください。中谷はいつ病欠するか分からないので。出血しまくる指のケアも頑張って。あと井川はめちゃくちゃバッティングが良いので、ここで紹介しておきます。

ゆうま(小池宥真・文3 慶應義塾湘南藤沢)
言っていることの7割以上が嘘なゆうまくん(稲澤(総4 慶應義塾)は9割5分嘘)。機転の効いた会話力は非常に魅力的です。見た目もマシになってきた気がします。何度も追放危機を乗り越えた君なら、どんな困難も乗り越えられるでしょう。話していて面白いから飲みにでも行きましょう。奢りたくはないけど。

だいし(佐藤大志・文3 獨協埼玉)
この辺は確実に後輩じゃないよな、と思いながら書いています。春季リーグ戦の優勝決定戦である対法政大学第2戦で遼平(佐藤遼平)が打つまでは、ほんとにベンチにいづらかったよね。トイレ前とかでの会話が、内容は全然覚えていないけど楽しかったです。だいしがいると場が明るくなる、すごい才能です。自慢のユーモアと丈夫な身体で投手陣を牽引してくれよ~。

土屋(経3 栄光学園)
最強のメンタルの持ち主。
人生の夏休みが人よりも長くて羨ましいです。人生100年時代と言われているので、のんびり生きてください。年上なのでもちろん尊敬もしていますよ。MAX139km/hの豪速球に、キレキレのスライダー、勝負強い打撃や1年間で6度の粗相、さらには現在58件の欠席連絡(稲澤は108件)。規格外です。

岡見
おしゃべり相手の岡見くん。おそらく僕が引退して1番寂しがってくれることでしょう。
今では準硬式野球部を代表する大エースとなり、ふんぞり返りまくりの岡見さんも、入部当初は無垢な心を持っていました。彼が入部した直後の実戦練習で、沼さんが当時の主将に頭部死球を投じ、なぜかボールをぶつけた側の沼さんが頭を抱えてマウンド上でうずくまるというお笑いを披露しました。当然外野でランニングをしていた私や中野恵太さん、丸田さんは大爆笑です。そんな私たちに当時の岡見は軽蔑の目を向けていました。真面目でつまらない奴だなと思いました。ですが、準硬での日々を過ごすうちに彼も変わってしまいました。今ではチームメイトやマネージャーのコンプレックスをいじり倒すような陰口ばかり。人はこんなにも変わってしまうものなのかと思うと悲しいです。ピッチングはたまに壊れるけど、大事な試合には必ず合わせてくれる頼もしい男です。来年も投手チーフとして頑張ってください。これからも沢山ごはんに連れていってもらおう。

優太(長谷川優太・経3 慶應義塾)
敬語は当然使えないけど、意外と礼儀正しい奴です。ファミリーでテーブルを囲む時には必ず下座に座ります。下級生の時は互いに痛そうに投げているところを見たら、「怪我した?笑」とふざけて言い合っていましたね。今では相手の身体を心配し、労わり合えるようになり成長を実感しています。今後ブログを書いていく4年生たちはどうせ「お前のおかげで優勝できた」とか、「最高の守護神です」みたいなありきたりなメッセージをこぞって優太に贈ると思うので、投球面に関しては讃えずに、同期につられず今秋季リーグ戦のために毎日練習に来てくれる熱い気持ちに感激しているぞ、ってことを伝えておきます。
あと1年頑張れよー。

松本(経4 大阪桐蔭)
ご存知ではない方もいるとは思いますが、非常に沸点の低いキレキャラです。NGワードが数多く存在します。汚部屋のことや体型のこと、関西人のことや誰も使わないウエイト器具のことなど、何を言っても「うっさいわ、〇ね」という激しい言葉が返ってきます。そのうち本当に殺される気がするので、突っかかるのもほどほどにしておきます。
1度端艇部を経由してから準硬に帰還した松本には、おかしな言動が数多く見られたため、すぐには打ち解けることができませんでした。仲良くなるのに時間を要しすぎていたため、大谷(大谷拓輝・経4 慶應義塾)とどうすれば松本を救えるのかを日々話し合っていた時期もありました。いつの日からか仲良くなって2人で出かけられるようになりましたけどね。
自主練習の待ち合わせに1時間以上遅刻するなど、短所も多い彼ですが、私が公式戦で投げている動画を個人的に撮影してラインで送ってくれるなど、非常に気の利く良い奴です。引退したらお金を渋らずにたくさん遊びに行きましょう。

諸橋
最近はいつも一緒に昼飯を食べに行く友達。塩だけど。三宅(三宅凱翔・経4 慶應義塾湘南藤沢)みたいにだらだらせずに、パっとシャワーを浴びにいく点はとても気が合います。初めてキャッチボールをした時に「スラーブいくよ」って言った時はさすがに吹いたけど、今ではそれが諸橋の代名詞です。多分チームで1番変わっているけど、自信に満ち溢れたマウンドさばきでバッターを翻弄しまくる投球は圧巻。バッテリーグルでの反省を読むのが楽しみでした。
引退しても芯の太い諸橋であり続けてほしいです。
4年生リレーできるように最後まで頑張ろう。

成松(経4 ラ・サール)
九州から遅れてやってきた剛腕である成松は、本当に凄くて性格の良い奴です。リーグ戦にはいとも簡単に出場し、私などでは全く敵わない投手であることを瞬時に認識しました。6年間監獄で過ごした反動からか、大学生の娯楽を楽しむことが大好きな彼ですが、そこで得た知識を惜しむことなく還元してくれました。3年生の時は、おれが就活でグラウンドから遠ざかっているときも、終身名誉DLとしてトイレ前に君臨し続けていたよね笑。最近は成松が最後の力を振り絞って頑張っているのが本当に嬉しいし、刺激にもなっています。あと少し一緒に頑張ろう。そして引退ライフを楽しもう。

大谷(大谷拓輝)
永遠のガキ。
食べ放題やドリンクバーという響きが大好きな大谷。ちょっと肝臓が強く生まれたのをいいことに、飲み放題も好きです。パイナップルサワーみたいなやつを1杯目から頼む渋キャラですが。大谷とはいろんなところで遊んだり、某マネージャーとの地獄のカラオケを乗り越えたりと、様々な苦楽を共にしてきましたが、結局1番の思い出はよくキャッチボールしたことな気がします。なぜか毎回大谷が伸びる側で俺がネット側です。野球をするのが大好きなのに、学生スタッフになる決断をした大谷に対しては「全日本選手権大会に導いてくれてありがとう、大谷がグラウンドスタッフ責任者で良かった」という声で溢れていて、勿論僕もそのように思っています。ただ個人的には大谷が学生スタッフにならずに、一緒にピッチャーとしてもがき苦しみ続ける世界線を生きたかったという想いの方が強いです。今更こんなこと言ったら本人を含めていろんな人に怒られそうだけど。
ガリガリにやせ細った大谷くん、最後にキャッチボールしようね。
 
日比谷(理4 慶應義塾)
塾高の時よりも数段と仲良くなりました。たくさん遊んだし、全日本選手権大会の大阪遠征では一緒にいすぎたおかげで風邪をうつされました。捕手に転向させられて僕の球を受けるという、今となっては考えられないような時期があったこともあり、「高校時代はキモかった」と今でも言ってきます。準硬では生ける伝説レベルの存在になる程下級生の時から大活躍で、どんどん遠くへ行ってしまう感覚でした。元々のポテンシャルに加え、誰よりも熱心に投球フォームを研究してきた努力の先に、149km/h右腕が誕生したので、ピッチングに対する姿勢だけは下級生のみんなに引き継いでいってもらいたいです。この代の投手は日比谷以外誰もいないという状況が長年続いていたけど、最後の最後に力を振り絞ってみんなあがってきました。
「日比谷5-成松・松本・伸哉・諸橋が1ずつ」でつなぐのが最大の目標。
皆ボロボロだけど、最後まであがくので待っていてくれ。
引退したら遊びましょう。

小柴(経4 水戸第一)
キャッチャーに転向してから、何度もバッテリーを組んだこっしー。転向直後は「俺上手くなりたいから投げる時あったら連絡して」と言ってきてくれたし、今でも喜んでブルペンでボールをとってくれるキャッチャーの鑑です。一時期はスライダーをとるのが苦手と言っていたけど、知らないうちに何でもとってくれるトップチームのキャッチャーに成長していました。試合では、安定したスローイングで何度も盗塁を阻止してくれて本当に助かりました、ありがとう。最後まで若々しいプレーを魅せられるようにお互い頑張ろうね。
 
ごうき(渡邉豪樹・商4 慶應義塾)
塾高時代に最もバッテリーを組んだ男。あまり準硬に入りそうな雰囲気を出していなかったから、遅れてだけど入部してきた時は本当に嬉しかった。大学でも沢山組めるのかなと思っていたけど、高校時代ほどはごうきに投げられなかった気がする。おれはダメダメな時期ばかりだし、そっちはそっちでファーストやったりDHに専念したりしていたので。ただやっぱり、ごうきと組んだらテンポが合うし本当に投げやすい。あと何回組めるかは分からないけど、その時は噛み締めて投げます。あと俺のことを馬鹿にしてばかりだけど、面倒なので続けてもらって結構です。
打席にたったら「わたなべー!」ってバカでかい声で叫ぶのでもう1発期待しています。
 
阿部
「今日もユニフォーム汚れているね」と毎日言い続けていたら、自分から「今日もドロドロになるまで練習したよ」と申告してくるようになったアベ。今まで出会ってきたアベさんのことは大体「あべちゃん」って呼んできたけど、阿部は永遠に「阿部!」でした。部活よりもサッカーの授業の方がちょっとだけ優先度の高い自称「炎のストライカー」。近頃はバッセンや親父さんとの秘密の特訓の成果をいかんなく発揮していて本当に嬉しいです。阿部の代名詞は切歯を失うことさえも恐れないガッツあふれるプレー。残りのリーグ戦でもそのような熱い姿をたくさん見せてほしいです。胴上げの時、どろどろになった汚いユニフォームは着替えてね。

川端(文4 日本大学第二)
普通の人とは経験してきた数の桁が違う男、Hyogen。
2年も長く生きているので最初は大人なのかなと思っていたけど、ふざけた格好で体験練習にきた笹谷について陰で「あいつ入んないのかな、アメリカ」とにやにやしながら言っていたので、全然精神年齢は変わらないことにすぐ気がつきました。クールぶっているけど同期や後輩のことをよく気に掛けるめちゃめちゃいい奴。全日本選手権大会の組み合わせが決まったときには「初戦の先発シンヤじゃね?」と大谷(大谷拓輝)に洗脳をかけてくれて嬉しかったです。ラストリーグはなぜかまだ川端の守る前で投げれていなくて寂しいです。こっからファインプレー連発で頼んます。
 
中野(商4 慶應義塾)
中野の存在に初めて気づいたのは、塾高の新人トレ最初期の蝮谷階段での、あほきついランニングの時だったと思う。その時から良い奴の雰囲気を醸し出していました。確か記憶ではその時はしっかり走れていたし(私は運動不足すぎたのでおなかが痛いですって嘘ついて、何本かごまかしました)、新人トレ全体でみても走るのが得意な部類だったような気がするのだけど、最近走りがひどすぎるのはなぜ?
塾高の時は3年生の夏にベンチ入りを勝ち取ったし、準硬では主将として春季リーグ戦優勝、そして全日本選手権大会ベスト4にまで導きました。もちろん、数々の挫折や苦難を乗り越え、誰よりも努力してきたのは周知の事実だけど、成功体験が多くて羨ましいし、自分とは雲泥の差があり少し悔しい気持ちもあります。「チックショー」と叫びたい気分です。
何はともあれ、中野をはじめとする塾高野球部からの5人とは、7年間の集大成を絶対に優勝で飾りたい。最近ポロポロしているのをよく見るからどうにかして。
優勝して、学年全員で喜びの紹興酒を飲もう。@健康中華

藤井(藤井太陽・総4 東京都市大学等々力)
眠れる大砲。
結構気が合うから、就活や将来の話とかをたくさんしました。飲みにも沢山行ったしね。当日の夕方になってドタキャンするのはまじでむかつくけど。野球のことに関しては、お互いにネガティブなことばかり言っていた時期もあった気がします。藤井は生粋の不満民なので僕もつられました。ただ、藤井は結果が出ない時期であっても、ずっとバットを振り続けた練習熱心な男です。なぜかフロントティーに付き合わされたこともあります。最近はデッドボールが多いけど、最後に1発どでかい花火を打ち上げてくれることでしょう。
そしてそれを飲み屋で語り合おう。
 
三宅(三宅凱翔)
ナイスガイ。
頭脳明晰で努力を惜しまない三宅みたいなやつが社会を支える存在になります。練習後、三宅と行動を共にすると部室で30分、食事でさらに15分は無駄にしました。マイペースすぎな。社会人になっても大学時代と同じように早朝に出勤して、オフィスでおにぎりとバナナを頬張ることでしょう。昔の実戦練習では毎打席のようにヒットを打たれた記憶があります。シンプルに好打者です。目の覚めるような当たりを最後に見せておくれ。
 
毛利(法4 慶應義塾)
新人トレで一緒に全力で走っている演技をして、坂ダッシュをした時からの仲(思ったよりも遅くて演技をするのが大変でした)。大学では学部が同じで、共に履修を組み、練習を抜け、ごはんを食べ、授業へ向かいました。おれのことが大好きで、練習帰りに自由が丘で乗り換えようとすると、「大岡山で乗り換えろ」といつも言ってきます。たったの3分しか一緒にいる時間は増えないのに毎回です。高校時代はセカンドかサードしかやっていなかった毛利が、大学ではショートストップを守る選手に成長していて嬉しいです。高校時代から僕が投げると毛利のところにボールがよく飛びます。マイナーの時は、2回に1回くらいのペースでエラーして「テンポが早いせい」とかいうめちゃくちゃないちゃもんをつけてきたよね。前の試合でも毛利のところにボールが飛びましたが、ゲッツーにさばいてくれたおかげで、奇跡的にピンチを切り抜けました。ありがとう。
なんとか1回Hランプを灯してくれ。
 
笹谷
忘れている人も多いと思うから先に言います。フェリーチェ「211」です。お邪魔なマグロの退治は完了しているのでいつでも入れます。引退したらみんなで行くよ~。
笹谷とはいつから仲良くなったのか覚えていません。気付いたら家に押しかけられる仲になっていました。グラウンドでの思い出は意外と少ないかもね笑。ホームランを実際見ることは出来ていないので、レフトでのヘディングと、シートノック見学列への狙撃、結局これらの印象が今でも強いです。プライベートでの遊びはいつも楽しい。お酒はお互い強くないけど、これからも楽しもう、頑張ろう。血圧なんて気にしなくていいから。あと、海外旅行行ったら頼りにしています。
 
太一(長谷川太一)
無意思、無責任なハセガワタイチ。塾生らしく「独立自尊」の精神を少しは実践してほしいものです。下級生の時には友達がいない同士、2人でよくひようらに行きました。時間や約束は守る普通の人間なので、日常生活を共にするには非常に都合の良い友達です。ひとつひとつの思い出は薄めですが、合宿で朝風呂に通ったり、ごはんを食べたりと長い時間を共に過ごしました。野球に関しては永遠の2枚目でいてくれると信じて疑わずにいましたが、見事に裏切ってくれました。ただ、途中までは良い働きをするのに、気づけば存在感を失う姿を公私の両方で何度も見てきたので、最後のリーグ戦ではそうならないよう頑張ってほしいです。あと予定ないのに理由付けて断るのはやめろよ。
 
稲澤
多分僕が準硬で投げた試合の半分くらいは稲澤が主審でした。ゾーンやジャッジについてみんなに文句を言われているけど、際どいボールを投げたときに、「お願い、手挙げて」みたいな顔したらストライクにしてくれた気がするので、個人的には良い審判でした。キャッチボールにも付き合ってくれたし、ノックも上手なので、来てくれさえすれば優秀なマネージャーだとみんな心の片隅で思っていると思う。ワインと日本酒しか飲めないクセつよな稲澤とも引退後に飲みたいです。
 
うねちか(宇根千賀・法4 広島大学附属福山)
弊部が世界に誇る才色兼備の敏腕マネージャー。
うねちかと同じ学部で本当に良かったです。楽に卒業単位を取得することができました。ありがとう。その代わり僕にも感謝してほしいです。同期では数少ないうねちかの友達として、仲良くしてきた自負があります。おれにしか「一緒にごはん行こう」って言えないよね?うねちかとごはんに行く流れになると同期は急に僕のことを避けだしますが、うねちかは大事な友達なので全く苦ではありませんでした。時には失礼な発言をしてしまったこともあるけど、反省しているので許してほしいです。
宇根マネージャーは当然のように爆発的な量の仕事をこなしますが、彼女は本当に頑張ってきました。みんなも「ありがとう」という言葉をうねちかさんに言ってあげてください。
 
優衣(村上優衣・政4 田園調布学園)
おしゃべりが大好きな美白マネージャー。
ベンチで沢山他愛もない会話をしましたね。ゆいさんのことをイジってはいけないと思っている人も多いとは思いますが、そんなことはないです。「工場勤務」とか「ヤクルト弱い」くらいなら会話が弾むだけなので余裕でセーフです。節度を持っていじりましょう。あと、ソフトボールだけど一応投手仲間。生で見たことないので、引退試合があったら登板期待しています。
 
両親
小さい頃から、送り迎えや洗濯、弁当、補食のおにぎり作りなど、私が野球をするための手厚いサポートをずっと続けてくださり、本当にありがとうございました。おかげで、ごはんの炊き方も分からないまま育ってしまいましたが、学生生活を後悔のない実りのある時間にすることができました。親孝行します。
 
次のラストブログは長谷川太一に回します。
自己主張の弱い男ですが、4年間内に秘め続けた想いを綴ってくれることでしょう。
それでは太一、よろしく!!



4年 佐藤伸哉