桜満開の季節、花見とかで会社の方たちと飲んだり食べたりする機会が増えているこの時期。
私は今では同僚とかいない仕事環境なのでそういうのは久しくないが、かつては同僚たちと会社の事とか仕事のこととか愚痴を言ったり、聞いたりしていた。
でもホントのところ仕事の愚痴を言ってる自分もその時は憂さを晴らして、スッキリするんだろうが、でも根本的に愚痴なので結局不満とかそういうのは、そのまま、何も改善になってないし、無くなる為に努力したわけでもない・・・。
仕事場併設でお願いした工務店さん、最初から感じが良くてお客さんに対してとことん付き合ってくれる姿勢が気に入って、建てる場所を決める前にすでに業者を決めていた。
先日、ちょっとした不具合で工務店のメンテナンスの人に来てもらった。その方は私のことを覚えていてくれた。
仕事合間に話をする機会があって、
建ててから、お客様の生活が始まって、生活感が感じられるようになって、初めてお客様がご満足していただけたかがわかるのだと彼は言った。
なんといっても、この会社の方たちは若い。多分、自分の家なんて未だ建てたことがないんじゃないか?というくらい若い・・・。
我が家を担当した方は、若くて、しかも可愛らしい女性だった。
「最初は不安だったんですよ・・・。実は・・・。」と彼に今だから本音も言えてしまう。
でも、わからないことはないんじゃないか?と言うくらい、彼女は実に良く勉強してるし、引越しを決めた期日までにスケジュールを立て、いつまでに、これをやる。と我々を上手くエスコートする。
こんなイメージでと話をすると、サラサラっと絵を描いてみせる。
女性ならではの気配りの効いたプランを提案してくる。
それに、住んでからのトラブルが無い様に、近隣に関しては一切の責任を持っていただいた。
我々はただ、近隣の方にご挨拶をしただけで、近隣からの無理難題を片付けてくれたのである。
お客様の立場に立って、提案したり、意見を言ってくださるのは、逆にこちら側もただお客の要望を聞くだけでない、信頼関係が持てる印象を感じた。
「皆、若いから、考え方も柔軟だし、横のつながりも密にとって、担当者同士の得て不得手も分けあって問題を解決していくんです。」という
見かけが若いから未熟とイコールして考えるのを改めた人たちとの出会いだ。
しかもお客さんとのディスカッションの中でお客様の目標や要望はなんなのか?どんな好みを持っているのか?を限られた時間の中で察知し、時に意見を熱く交わしながらゴールへむかう考え方は、まさしく、我が社?と同様の
考え方だ。
「自分は注文住宅だから敷居が高い。お金がかかるという概念を打ち破るのが目標です。」
と彼は熱い思いを語ってくれた。
「いまはメンテナンスを一切任されてますが、自分が建築時に関わった家でのメンテナンスはすごく勉強になるし、お客様の生活が入って初めて自分たちの仕事の成果がわかります。」
「面白いですね」と最後は熱く語りきった。
「仕事が面白い。会社が楽しい。」って素直に言えるのって素晴らしい。
仕事で失敗したり、大変なことも沢山あるだろうけど、それを文句ではなく
バネにする力があるのって、素晴らしいことだと思う。
聴いていて、すごく心がホクホクしてきた。
私も「面白くてたまらないっ。」って人に胸張って言えるように頑張りたいと思うのであった。
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