新歓山行 トトロに会いに行った土曜日 2017.4.22 | 慶應バックパッキングクラブ(KBP)のブログ

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慶應バックパッキングクラブ(KBP)は、慶應義塾大学の公認サークルです。登山を中心に、温泉・離島めぐりなど、様々な活動を行っています。
このブログでは、部での活動のほか、部員が個人で行った旅についても紹介しています。

 こんにちは、2年生の今井です。4月22日に新歓山行?としてトトロの森に行ってきました。トトロの森とは書きましたが実際の目的地は、そこを抜けた先にあるクロスケの家です。

 

集合場所は西武球場前駅。

新歓山行という名前のはずが当日集まった新入生は1人、、、全体で4人、、、少し寂しいですが気にせず出発します。

トトロの森までの道のりは、西武球場前という事もあり住宅地や公道のオンパレード。森とはかけ離れてるな、ホントにあんのか?と思いつつ20分ほど歩いていくとトトロの森の入り口が見えてきました。

入口に立って森を見ると、そこを境にまるで世界が変わったかのように木々がうっそうと茂っていました。

これはもしや本当にトトロもしくは、それらしきものがいるのでは、と期待に胸を膨らませながら木漏れ日のさす道を進んでいきます。

  

奥に進んでいくとさらに森が深くなり、周りは静寂に包まれ、都会の騒音を忘れてのどかなトトロ映画の世界に入り込んだかのような気分になっていきます。

 

しかし、そんな幸せな時間も長くは続きませんでした。歩いていると継続的に聞こえてくる「カキーン!」という音。

何の音かと思い近づいてみると、そこには金属クラブを握りしめゴルフボールを打つ多くの人々の姿が。

トトロの森の一部はゴルフの打ちっぱなし施設になっていました。

こりゃトトロいねーだろ、と一気に現実に引き戻されてしまいました。

 

そんなトトロの森を抜け狭山湖へ到着。

その道中でミニトトロを発見しました。トトロの森のトトロはここにいたという事にしましょう。

狭山湖の景色は遠くの山々が一望できるほど開放的で非常に感動しました。

狭山湖の開放的な景色と、森の閉塞的な景色どちらも楽しむことが出来るのも、この散歩コースの魅力の一つです。

 

狭山湖を後にし、今回の目的地であるクロスケの家をめざします。途中誰もいない神社に立ち寄ったり、壊れた人間の彫刻が重なった山があったりなど、異様な雰囲気を感じながらもめげずに進んでいきます。

 

そして午後2時ごろついにクロスケの家に到着。

 

大きなトトロがお出迎え。ここまで歩いてきてやっとまともなトトロ〈発泡スチロール模型〉に会うことが出来ました。

 

 

 

クロスケの家を後にし、駅に着いた後解散。

トトロに会いに行った土曜日でしたが、結果的にはトトロ(本物)には出会えずじまい。

 

しかし、都会から離れ自然と触れ合っていた時間に、どこか満足感を感じていました。

もしかしたらこの自然こそがトトロの正体だったのではないか、と思う土曜日の昼下がりでした。

 

 

ぜひ、皆さんも「トトロ」に会いに行ってみてください 

 

 

おしまい