後悔などあろうはずがない | 慶應義塾体育会水泳部水球部門のブログ

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現役大学生・OB・ファンの皆様との交流の場にしたいと思います。

こんばんは。

慶伍より引退ブログのバトンを受け取りました、四年の中村です。


慶伍は大学一年からずっと試合に出続け、点を決め続けてきた正真正銘のエースです。プールから上がるとお茶目でいつも誰かと楽しそうに喋っている彼ですが、プールに入れば目の色を変えて水球に打ち込む姿勢や常に水球のことを考え、みんなにアドバイスをしている熱い姿をずっと尊敬していました。14年間本当にお疲れ様でした。



さて、前置きはこれくらいにして本文に参ります。

拙い文章ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。


とある企業の面接で水球部に入って後悔はありますかと聞かれました。僕は後悔は全くありません。もし大学一年に戻れるとしても同じ選択をしますと即答しました。

しかしそれは最後の一年がなければ即答できなかったかもしれません。


田中さんたちの代から代替わりして僕がまず最初に感じたのでは「この部活は別に僕がいなくても回る」ということでした。


別に試合に出ているわけでもなければ何かの係で中心的役割をしているわけでもない。ただの傍観者であり、今後劇的に成長することがなければこのまま公式戦に出場せずに引退する人になるんだろうと思いました。


そんな思いで代ミーティングをしていく中で自分の役割は何であるのか何をすればチームに貢献出来るのか悩みました。選手を辞めて審判をした方がチームの為になるのではないかとすら考えました。


そんな時に僕に真剣に悩みを相談してくれる後輩がいました。他の同期に比べて後輩との距離が近かったこともあり僕に相談してくれたのかもしれません。水球のアドバイスができるわけでもありません。でもそんな僕を信頼して相談してくれる後輩がいるならその悩みを全力で解決できるよう動いてあげようと思いました。


そのことがきっかけで、僕の役割は後輩と積極的に交流をして意見を吸い上げていくことなのかなと考えました。

みんなが部活に来ることを楽しく思えるようにすること、それでチームに少しでも貢献出来たらと


だからこそみんなが楽しそうに部活をしている姿を見ることが僕は本当に嬉しかったです。そんな水球部が大好きでした。


試合に出て輝いている同期、試合に出れなくても観客席から声が枯れるくらい応援している後輩、水球なんてやったことないのに審判を頑張っているマネージャー


みんなの活躍を見ることができて、すぐそばでその情熱を感じることができただけで大学で水球を続けて本当に良かったと強く感じました。そんな姿を見せてくれた同期、後輩には感謝しかないです。本当にありがとう。


僕から後輩のみんなに伝えたいことはこの前の代替わり式でも言いましたが、

 

部員一人一人に必ず役割があり、必ず輝く瞬間がある


ということです。


競争が激しくメンバーには入れない選手だってもちろんいます。

確かに、水球部に入っているなら水球で勝負して自分のプレーでチームに貢献することが選手としていちばんの目標であると思います。

しかし、それでしか部に貢献できないのかと言われればそんなことは全くありません。


荒巻も書いていましたが、各々に得意なことがあります。みんながみんなその武器が水球であればいいですが、そうじゃない人もいるかもしれません。それは悪いことでは全くないです。


チームのために何か役に立てないかと考えること、そして行動することが誰かのモチベーションになる。それだけで部に貢献していて、大切な部員なんです。


だからこそ腐らないでください。自分はチームのためになれているんだろうかと悩むこともあるかと思いますが、今あることをがむしゃらに頑張ってください。それがいつか輝く時が来ます。それがキツくてもう頑張れなくなった時は僕に連絡ください。すぐに駆けつけます。


そして後輩の中でもいちばん長い時間を過ごした村上へ


村上とはBチームの左サイドとしてずっと一緒に練習してきました。なんだかんだもう6年の付き合いになります。二部交流戦ではキャプテンとしてチームをまとめる姿を見せつけられました。実は酒々井の試合の後のミーティングで四年生に恩返しをしたかったという話を聞いて泣きそうになりました。こんなにも四年生のことを考えてくれていたんだなと気付かされました。そして来年は村上がいるから大丈夫だと思いました。これからは選手だけではなく主務としてもチームを引っ張っていく存在になると信じています。木朝の練習の後のご飯個人的に結構楽しかったです。今度ご飯行こうね。



最後に、


4年間指導してくださった栗原さん畔田さん中田さん雅夫さんをはじめとする監督コーチ陣の方々、お世話になった保護者の方やOBの方、部に関わる全ての人に深く感謝申し上げます。



同期


早慶戦に勝ってみんなで号泣しながら抱き合った時のことを昨日のように覚えています。たぶん一生あの光景は忘れません。誰一人かけることなく最後まで走り切れたことを本当に誇りに思います。この同期に巡り会えたことが僕の人生の一番の宝物です。これからもずっとバカやりましょう。



塾高からの8人


四年前この水球部に入る時選手としてか審判としてか悩んでいた時に大竹やミゲルなどが、中村と一緒に水球したいと言ってくれたことで選手として四年間頑張ろうという決心が出来ました。今振り返るとその決断は間違っていなかったなと思います。この決断をするのは塾高の同期がいなければ出来なかったことであり感謝しています。



後輩のみんな


ほんとに先輩なのか分からなくなるくらい距離が近くてみんなに舐められてたけど、とても楽しかったです。騒がしい四年生がいなくなるけど、練習中お互いに盛り上げながら頑張れ!!!!

応援しています!

辛いことがあったら気軽に連絡してね。




そして、母へ


ここまで育ててくれて本当にありがとう。朝四時半に起こしては夜11時に帰ってきた僕にご飯を作ってくれたことには本当に感謝しています。忙しい仕事の合間を縫って大会にも応援しにきてくれました。それを選手として恩返しできなかったことは申し訳なく思っています。

その分これから、しっかり働いて親孝行していきます。

本当にありがとう。



次は瑞穂です。


留学という一時期部活から離れる期間があった中で帰ってきた後もフローターとして広報班として部を支えていた瑞穂のラストブログ期待してます‼︎