チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。3年FW大塚丞さんよりご紹介に預かりました、2年TRの中前彩奈と申します。

 丞さんのダイアリーのテーマであった通り、彼は先輩ですが、去年まで同期でした。そのため、 丞さんはとても頼もしい存在です。困っている時にすぐ助けてくれたり、過去問や学業のアドバイスをくれる先輩としての一面と同時に、積極的に私たちの代と関わってくれるかまちょな一面もあり、年齢差を感じさせない優しさと親しみやすさがあります。そんな優しくて心強い丞さんですが、 彼は色々な意味で滑っている印象です。彼がボケると、高確率で「面白くない」と真顔で突っ込ま れているのをよく見かける気がします。滑るのはスケートだけでお願いいたします。冗談はさておき、同期ではなくても距離を置かずに頼もしい先輩として引き続き過去問をよろしくお願いいたします。


 本題の前に、近況報告を簡潔にさせていただきます。本日より新シーズン初の合宿が苫小牧にてスタートいたしました。今後の春シーズンに向けて1ヶ月間トレーニングをし、この春合宿でさらにパワーアップして新チームとして初の秋父宮杯に挑みたいと思います。いつも応援してくださる皆様のご期待に応えられるよう、部員一同全力でトレーニングを頑張りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。


 さて、前置きが長くなりましたが、本題に入らせていただきます。来月から大学生2年目に突入するということで、今回のダイアリーをきっかけにこの1年を振り返る貴重な機会をいただけまし た。数多くの反省点や成長できたことなどがありますが、私がこの1年間目標としていた「自立する」という意気込みに対する気持ちの変化について書かせていただきます。拙い文章ではござい ますが、是非最後までご一読いただけますと幸いです。

 私の中で「自立する」という事は、「他人からの援助を受けずに、自己判断での行動に責任を 取って、自分の力で生活・生きていくこと」だと思います。そこで、高校を卒業したばかりの去年の私は、大学生になったら自立して一刻も早く立派な大人になると決意しました。高校生まで家族、 友達、先生方、先輩方や後輩などたくさんの方に助けていただきながらここまで成長することができ、早く大人になってお返しをできるようになりたいという気持ちが強くあります。そこで、大学生 =自立している=大人なれると勝手ながら思い込んでおり、アルバイトをしたり、免許を取ったり、インターンをしたり、一人暮らしを始めたり、自分の行動やコミュニティの範囲が広がり他人に頼 らずに生きていけそうな大学生活を想像して、私も自立した大人になれると喜んでいました。

 しかし、大学生2年目が始まる今となって、去年の私の考えは非常に甘かったことを日々痛感しております。高校生までは決まった時間に授業を受け、言われたことをやり、行動範囲がある程 度は限られていることが基本でしたが、大学生になると授業や外部活動など全要素において自分の判断で広範囲の生活行動を決めることができるようになります。その点では、自立できたとも言えますが、実際大学に入って、新しい環境で新しい人々と新しいことに挑むという状況になり、大学生こそ他人の助けを受けずに生きていくことは難しいと改めて気づきました。 弊部に入部いたしまして、いかに周りからの援助が大切かを実感しました。私たちの部活は現 役部員のみでは成り立たず、監督、コーチ、三田会の皆様など沢山の方々からご支援をいただいているからこそ活動することが出来ています。また、私はトレーナーという新しいことに挑戦できる機会をいただきましたが、トレーナーとして自立できるまでは程遠いと感じました。この1年間を通して知識や経験を積み重ね、トレーナーとしての役割を果たせるまでに至ることが可能で あったのも、トレーナーの先輩方、三田会のOBOGの方々、監督やコーチなど多方面のご協力をいただいたからだと思います。まだまだですが、役割を果たせるトレーナーになるためのご支援をたくさんいただき、ここまで成長できました。

 4年間という長そうで短い貴重な大学生活を少しでも無駄にしたくないという焦りの気持ちで早く自立したいと強く思う時もありましたが、今は無理して背伸びする必要はないと気づくことができました。1人であれば未知のことで終わっていたり、行動範囲が限られていたところが、たくさんの人からの支援をいただき、1人だけでは得られない成長を手に入れることが出来ています。将来のために自立して自分の力で生きることも大切ですが、周りの援助してくださる人と環境に改めて感謝の気持ちを持ちました。この1年間を振り返り、大学生という何でも挑戦できる時間を貴重なものだと理解し、たくさんの人に頼ることができる恵まれた環境を活かしたいと思います。完全に自立できるのは今すぐではなく長期的な目標にして、自己成長の過程と思い、自分のペースで自立できるようになりたいと今は思っております。


 大変長くなってしまいましたが、最後まで私のダイアリーにお付き合いいただき、ありがとうござ いました。次のダイアリーは3年FWの立島健大さんです。私から見る立島さんは爽やかな外見と優しい上に抜群な笑いのセンスがある内面を併せ持つとても魅力的な先輩です。また、いつも笑顔で話してくれますが、立島さんは同期と話している時が一番笑顔が輝いている印象です。特に3年FWの郷さんといる立島さんはいつも楽しそうで、2人の仲の良さを毎度感じており、立島さん&郷さんの関わりを密かに推しています。立島さんと関わる機会は残念ながら少ない方ですが、私の中でもっとお話ししたい先輩No.1なので、今後お話できる機会があればよろしくお願いいたします。それでは立島さん、よろしくお願いいたします!