去る10月15日、ダイドードリンコアイスアリーナにて、2023年度関東大学アイスホッケーリーグ戦、青山学院大学戦が行われた。ファーストステージ最終戦という非常に重要な一戦、全勝でセカンドリーグへと進めるよう、本塾は一同が気合を入れて臨んだ。
第1ピリオド、序盤から早いフォアチェックで相手ゾーン内でプレーを展開し、本塾のペースで試合が進んだ。開始5分でパワープレーのチャンスを得ると3年FW振津青瑚から4年FW田原輝志へパックがつながり、田原がゴール前に流したパックを3年FW荘敬大が冷静に流し込み先制に成功した。その後も本塾のペースで試合は進み、残り時間9分を切ったところで1年DF古舘広壮のシュートのリバウンドを3年FW荘敬大が競り勝ったところに4年FW田原輝志が駆け込みバックハンドで正確にゴールを決めた。2点をリードし勢いに乗った本塾は残り時間5分で4年FW田原輝志から3年FW振津青瑚へのパスのこぼれ球を2年FW勝見斗軌が華麗にワンタイムシュートで流し込み3点目を挙げた。いい流れであったが、第 1ピリオド終了1分前に本塾はペナルティをし、ペナルティキルのピンチを迎えた。しかしながら、3年GK及川寿暉の落ち着いたセービングにより、無事無失点で第1ピリオドを終えた。
第2ピリオド、1分弱のペナルティキルが残っていたものの、硬いディフェンスでしっかりと守り切りペナルティキルのピンチを切り抜けた。その後も本塾は第1ピリオドのペースを保ちながら、早いフォアチェックを徹底しパックをゴール前に集めいくつものチャンスを作った。しかしながら、第2ピリオド10分にフォアチェックのミスから相手にラッシュのチャンスを与えてしまい、左肩口にシュートを沈められ、点差を2点に縮められた。失点はしたものの、本塾はやることを変えずにプレーを続けた。第2ピリオド残り時間3分、再びパワープレーのチャンスが巡ってきた。2年DF小島快のパスから3年FW荘敬大がワンタイマーを放ち、そのリバウンドを3年FW振津青瑚が落ち着いて流し込み追加点を決めた。流れに乗った本塾は残り時間16秒にも、フォアチェックからパックを奪い2年FW勝見斗軌がパスを繋ぎ3年FW振津青瑚がゴールを決め、5対1とリードして第2ピリオドを終えた。
第3ピリオド、第2ピリオド終盤の勢いのまま本塾のペースで試合が進んだ。何度も相手ゴールを脅かすチャンスを作るが相手キーパーの牙城を崩せず、得点にはつながらなかった。逆に本塾はパスミスやターンオーバーなどのミスから相手にチャンスを与えてしまい、ピンチのシーンを何度か迎えてしまった。しかしながら、3年GK及川寿暉がリバウンドも含めて安定のシュートストップを見せ、相手のFW陣を完全にシャットアウトした。残り時間50秒を切ったところでペナルティをしてしまいペナルティキルのピンチに陥るも、キーパーを中心に堅実に守り切り試合を終えた。以上の結果より本塾は5−1で勝利した。
本試合はファーストステージ最終戦であり全勝がかかった大切な試合であった。一同が万全の準備をして臨み、序盤から本塾らしいホッケーを遂行したおかげで全勝という形でファーストステージを終えることができた。
次戦はセカンドリーグの初戦、専修大学戦である。1部A昇格に向けて絶対に落とせない一戦であるので、必ず勝利を掴めるよう全力で臨みたい。
(執筆 2年 小島佑太)