5月7日(日)10:00より行われました2023秩父宮杯第70回関東大学アイスホッケー選手権大会対大東文化大学の結果報告をさせて頂きます。



慶應義塾大学オールメンバー

1.振津、田原、荘(敬)、小島(快)、有馬
2.勝見、荘(晶)、立島、古舘、赤坂
3.川島、倉田、郷、池上、能條
4.小島(佑)、清水
GK先発:及川 / 控え:中西

得点・シュート数

慶應義塾5(56)-3(32)大東文化大学


1P 2(19)-1(11)
2P 2(20)-0(8)
3P 1(17)-2(13)


戦歴

 去る5月7日、ダイドードリンコアイスアリーナにて、2023秩父宮杯第70回関東大学アイスホッケー選手権大会、大東文化大学戦が行われた。新チームとして関東で行う最初の公式戦、昨年度のリーグ戦で激しい残留争いを繰り広げた宿敵との対戦ということで、

部員一同この二カ月間準備を行い強い気持ちで試合に臨んだ。

 第一ピリオド、立ち上がりから足を動かし流れを掴んだ本塾は、敵のゴール前に果敢にパックを集め得点のチャンスを重ねていった。そして開始4分、3年振津青瑚のシュートからゴール前にこぼれたパックを2年勝見斗軌が力強く敵ゴールに押し込み、貴重な先制点を挙げた。その後も流れに乗って得点を増やしていきたい本塾だったが、開始7分、敵に守りの隙をつかれて失点し、1-1の同点となった。なんとか反撃してリードを掴みたい本塾は、開始11分、パワープレーのチャンスを得ると、2年有馬龍太がゴール前に強烈なシュートを放ち、そのリバウンドを3年荘敬大が巧みに処理して敵ゴールに流し込み、2-1とリードを奪った。その後も優位に試合を進めた本塾だったが、両チーム得点には至らず2-1で第ピリオドを終えた。

 第二ピリオド、先に得点しリードを広げたい本塾は、さらに運動量を増やし敵ゴールを脅かし続けた。そして開始4分、敵の反則によるディレードペナルティーで一人多くなった本塾は素早い攻撃でチャンスを掴んだ。2年有馬龍太がサイドからパックを持って敵陣に切り込むと、2年小島快が敵を追い越すようにディフェンスの背後まで走り込み、そこへ見事なパスがつながり得点し3-1とリードを広げた。さらに開始10分、本塾にまたしてもパワープレーのチャンスが訪れた。そして、敵陣での敵のパスミスから3年振津青瑚が素早くパックを奪い、ゴール前に走りこんだ2年小島快にパスを繋ぐと、冷静に敵のゴールキーパをかわしてこの試合2得点目を挙げ、4-1とさらにリードを広げた。この後は敵に攻め込まれる時間が長くなり苦しい展開が続いたが、3年及川寿暉の好守も連発し、4-1のまま第二ピリオドを終えた。

 第三ピリオド、気を引き締め直してさらに優位に試合を進めたい本塾だったが、敵の堅い守りに苦戦してなかなか攻めきれない時間帯が続いた。そして開始11分、敵のゴール裏からの攻撃に対応できず失点し、2-4となった。なんとかここで悪い流れを断ち切りたい本塾だったが、開始13分、ペナルティーから出てきた敵の選手にパスが渡ってしまい、ノーマークとなって失点し3-4となった。これ以上失点できない本塾は、全員で走り、全員で体を張ってなんとか敵の猛攻を防いでいった。そして残り30秒、6人攻撃を仕掛けて攻めてくる敵のパスを4年田原輝志が見事な読みでカットすると、そのままセンターライン付近から敵ゴールに流し込み、5-3となった。最後もしっかりと守り切り、試合終了と同時に歓喜の輪が広がった。

 以上の結果により本塾は5-3で勝利した。

 本試合は、今シーズンのチームを占う、また昨年度のリベンジを果たす非常に大事な試合であり、強い覚悟をもって挑んだ試合であった。無事勝利という喜ばしい結果で終えることができたが、多くの課題が浮き彫りになった試合でもあり、今後のシーズンに向けて細かい点まで修正し、さらなるチーム力向上につなげていきたい。

 次戦の相手は、東洋大学である。トップレベルの大学相手に挑戦できる貴重な機会、必ず無駄にすることなく自分たちの全力をぶつけ、大金星を挙げられるよう部員一同戦っていきたい。

 (執筆 3年振津青瑚)

 
次戦のお知らせ
5月14日(日)10:00 vs東洋大学