チームダイアリーをご覧の皆様、こんにちは。3年田原輝志さんより、ご紹介預かりました、2年及川寿暉です。


 輝志さんは小さい頃から一方的に知ってはいましたが、まさか高校から同じチームでプレーできるなんて思ってもいませんでした。感動の物語です。そんな輝志さんは、持ち前の可愛さを活かし、愛嬌のあるキャラを演じていますが、本当は闘志の熱い男です。僕はすごくたまにですが、氷上の熱男と呼んでいます。すごくネタ感満載になってしまいましたが、輝志さんは高校時代から、ここぞという大一番で点をとってきていただき、本当にあの勝負強さと決定力の高さに、僕のやらかしを何度も救っていただきました。いつも試合では輝志さん頼みになってしまっている僕がいるので、早く上手いキーパーになって恩返しをしたいと思います。本当にありがとうございます。残す早慶戦では、いつも通りのプレーで、1st line を鼓舞して盛り上げ、チャンスメイクをしていってください!


 そんな輝志さんのご紹介の中に、ウエイト班の長谷部さんを困らせてしまっているとの話がありましたが、訂正させていただきます。僕は、長谷部さんを尊敬をしすぎて、空回りしていのかなと勝手に感じております。というのも、長谷部さんは僕と同じ東北出身で、強豪青森県の中でも、とても有名な方でしたので、その昔からの名残りがあり、毎日の部活では長谷部を崇拝させていただいております。その崇拝の過程で、もしかしたら迷惑をかけてしまっているかもしれませんが、それは尊敬の裏返しだと言うことを、理解していただきたいです。そして、長谷部さんには、残り少ない選手生活で、持ち前のモジャモジャヘアである、通称タワシヘアを活かし、早慶戦では相手を圧倒して欲しいと思っております。またネタ感が満載になってしまい申し訳ございません。長谷部さん!2年間、ホッケーでは誰よりもゴール前のモールから僕を守ってくださり、そして僕がセーブした際にはいつも優しい声掛けと共に頭をポンポンしていただき、本当にありがとうございました。僕はとても救われました。


感謝って、伝えられる時に伝えるべきですね。


はい。

さて、本題に入ろうと思います。

今年のダイアリーは、前置きでかなり長くなってしまったので、去年よりは大人しく、そして年末ということもあるので、人生初の「今年の一文字」みたいなのをこの場をお借りして、ちょこっとやってみようと思います。

どうぞ、お茶で飲みながらでも、年末の大掃除の息抜きをしながらでも、トイレしながらでもいいので、ほんの少しだけ付き合っていただけると、僕はとても喜びますので、宜しくお願いします。


 みなさんは、今年の一文字に最初に浮かんでくるのは何ですか?人それぞれ違う1年間で、違う印象を持ち、違った漢字が出てくると思います。

興味ないかもしれませんが、僕の一文字は

「喜」

です。でも、もしかしたら僕の今年を知っている人は、何でこの漢字なのか、理解できない人もいると思います。というのも、今年僕は大怪我をし、膝の半月板を切除し、部活動を長い間お休みさせていただき、その間に辛いリハビリを乗り越えるという期間がありました。

 ではなぜ、「喜」なのか?

 それは、この辛い時期に、人の温かさを感じ、そしてその温かさに救われたからです。心配の電話を毎日かけて来た母や、励ましのメッセージをくれた父、リハビリ期間に毎日のトレーニングに付き合ってくれた兄などの家族をはじめ、モチベーションを保たせてくれたコーチ陣、病院までわざわざ駆け寄ってくれた優しい後輩達、そして何より同期のみんなには、本当に救われました。控えめに言いますが、怪我をして良かったと感じたくらい嬉しかったです。


 この一年間、普通では味わえない感覚を感じた1年間になりました。いつも辛いと思ってやっている当たり前のことは、そのことをできなくなって始めて、有難いと感じます。たまに「明日部活は辛いな」とか思ってしまうことは、誰にでもあることだと思います。しかし、怪我をして部活をできなくなって初めて、僕は当たり前のように部活をできている日々がどれだけ幸せなことか実感しました。


 つまりは、幸せというものを追求しようと贅沢をするのではなく、身近にあるまだ気づいていない幸せを探してみましょう。という本当に僕らしくない、真面目な文章で、ムズムズしてきている人も出てきていると思うので、この辺で終わりにしておきます。今シーズンも残りわずかとなりましたが、このチームでいられる当たり前の時間を、より大切に過ごしていきたいと思います。


 ここまでお付き合いしていただきありがとうございました。


 次のダイアリーは、1年の有馬龍太です。有馬といえば、名門武修館高校出身で、持ち前の体格で、陸トレでは馬のように力強く、そして速い走りを見せています。そして何と言っても、氷上での彼は、あたり負けしないボディとガッツで相手を翻弄しています。秋のリーグ戦では、その持ち味を活かし、相手を翻弄しすぎたが故に出場停止になってしまい、その後はしばらくとても元気がなかった記憶があります。この悔しさも次の早慶戦で晴らして欲しいと個人的に応援しています。

宜しく有馬。