チームダイアリーをご覧の皆様。こんにちは。4年FW下山田北斗さんよりご紹介与りました、法学部1年FWの小島佑太です。

 

 下山田さんとは大学で初めてお会いしましたが、私が塾高に在籍していた頃には既に、勇猛果敢な捨て身のフォアチェックで有名なジョージという愛称で親しまれている卒業生がいるということを噂で伺っていました。(そのフォアチェックは大学4年間でさらに研ぎ澄まされたものになっております。)

さて、ジョージさんによる私の紹介文の中でありましたように、私はジョージさんと同じウェイト班でありラインメイトでもあります。そのため、私は必然的にジョージさんと過ごす時間がとても長くなっております。その中で感じたのは、ジョージさんはとても熱い男であり何事にも全力であり、それでいて私たち一年生と気さくに絡んでくれる一面もある、素晴らしい先輩ということです。これからも宜しくお願い致します。また、ジョージさんの紹介文のなかで私が“やかましい”との表現がありましたが、訂正させていただきます。郷へのイジリは彼のか弱いメンタルをケアするための私の優しさであります。また、トレーニング中に話し続けているのは、“あいつも頑張っているし、俺も頑張ろう!”というモチベーションを周りに生むための私の作戦であります。ですので、私は“ムードメーカーで真面目なやつ”ということになります。

 

 さて、前置きが長くなりましたが、本題に入らせていただきます。拙い文章となってしまっておりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 私にとって初めてのダイアリーとなりますので、当然ながらご覧の皆様は私のことをご存じないと思います。そこで今回はこの場をお借りして私の自己紹介をさせていただきたいと思います。

 

 まず初めに、私は他の同期とは違い今年の10月から慶應義塾體育會スケート部ホッケー部門に入部させていただきました。理由といたしまして、私は高校三年生次に米国の高校に留学しており、そちらの高校を今年の6月に卒業し、9月から慶應大学法学部法律学科の方へ入学したという背景がございます。シーズン後半での入部となりましたが、ここからチームの勝利のために精一杯精進していきたいとおもいますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 次に、私のアイスホッケー人生について語らせていただきます。

 

 小学校までの小島少年の人生は至って普通のものでした。周りの子と同様にポケモンカードにハマり、コンビニに寄るたびに両親にカードのパックを買うようにせがんでおりました。また、金曜日の夜19時にはドラえもんのために、日曜日の朝には仮面ライダーのためにテレビの前に張り付いているようなどこにでもいる普通の子供でした。

 

 そんな私の人生が大きな舵を切ったのは小学校1年生の秋でした。高校、大学と青春をアイスホッケーに捧げた弊部OBである父の影響で、私は高田馬場アトムズというチームに入団いたしました。今思えば、あのとき父にご褒美のポケモンカードパック(私の大好きなルギアのパックでありました)をちらつかされてアトムズの練習の見学に行ったその瞬間から彼の私をアイスホッケーにハマらせる壮大な陰謀がスタートしていたのだと感じます。(父によると見学の時点で防具一式を買い揃えていたそうです。)ちなみに、現在體育會でチームメイトである荘さんや同期の多田とはこの高田馬場アトムズ時代からの付き合いになりますので、かれこれ10年以上の仲になります。多田はよく私との繋がりを腐れ縁と呼び忌み嫌っておりますが、私はいつも彼の行きすぎた照れ隠しとして受け取っております。

 

 さて、そんな父の思惑によってスタートした私のアイスホッケーキャリアですが、ある時を境に私はアイスホッケーにどんどんとのめり込んでいくこととなります。それが小学校2年生の時に観戦した冬の早慶戦です。私は幼稚舎生でありかつ父がOBということもあって、幼少期から早慶戦には足を運んでおりました(既にその頃には若き血を完璧に歌えていた記憶がございます)が、この試合は自分がアイスホッケーを始めて、最初に観戦した早慶戦でありました。三色旗のユニフォームに身を包み、真っ白な氷の上で堂々と一生懸命にプレイする慶應の選手たちの姿は、今も自分の脳裏に焼き付いております。そんな選手たちを見ながら当時の私は成長した自分の姿を彼らに重ねていました。いつか自分も三色旗を身に纏い、そして慶應義塾の代表として戦いたい。そんな野望が幼き小島少年の心の奥底に灯りました。それからは、小学校、中学校、高校とその目標を胸に、一生懸命にアイスホッケーに取り組んでまいりました。

 

 そして今、その“いつか”が現実となりました。あの早慶戦で幼き小島佑太が思い描いていた、慶應のユニフォームを着ている自分にようやくなることができました。しかしながら、これは私にとってスタート地点に過ぎません。これからの四年間、チームの勝利のために少しでも貢献できるような選手となれるよう一生懸命に精進して参りたいとおもいます。

 

 非常に稚拙で冗長な文章となってしまいました。申し訳ございません。しかし、こんな文章をここまで読んでくださったということは、私という人間に皆様が少し興味を持っていただけたということなのかなと思っております。もしそうであれば幸いです。これから、皆様の印象に残るような選手になっていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 次のダイアリーは2年生ながらチームのエース級の活躍を見せるFW振津青瑚さんです。

私は高校時代に青瑚さんと対戦した時には毎回コテンパンにされていた関係上、入部前は青瑚さんが先輩としていらっしゃるということに、恐怖で震え上がっておりました。しかし、実際に入部してみると青瑚さんはとても優しく、愉快な方であることが判明いたしました。リーグ戦で点数を量産してチームを勝利へ導くその実力と、先日の大東文化大学戦で見せた、唇から大量出血をしてまでも試合に出るその底知れぬガッツには、尊敬しかありません。青瑚さんからはたくさんその秘訣を聞いて、私も青瑚さんのような選手を目指したいと思います。

それでは青瑚さん、宜しくお願いします!