第116回 酒井充穂子 | 慶應義塾体育会ホッケー部女子のブログ

部員日記をご覧のみなさんこんにちは。

残暑が厳しいですね。

今回は髪の毛が思うように染まらない4年の酒井充穂子が担当します。

部員日記を書くのも最後の機会だと伺っていますので、

今日は選手からスタッフに転向してからの2年足らず、

胸の奥深くにしまっていた言葉についてお話したいと思います。

私を支えてくれた言葉がまた誰かの励みになると嬉しいです ( ̄▽ ̄)

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あれは2年生のころ私。

脚は治らないし、

ホッケーは出来ないし、

好きな人にはフラれるしで、

それはそれは憂鬱な毎日でした。

そして気持ちの切り替えが出来ないまま、

3年生になってしまいました。

当時の主将に相談したところ、

「プレーヤー以外でも部に関わって貢献できるんやから、学生コーチでもやってみたら?

1年生教える人必要やし~」

とアドバイスされ、その道を進むことにしました。

といっても、私はこの選択に不安が尽きませんでした。

所謂“スタッフ”になるわけで、

今まで縁の下の力持ちという性格ではなかったし、

前例がない上に、この私の技術力でいいのか?

精神的に幼い私がプレーヤーと同じモチベーションで日々の練習に臨めるのか?

誠心誠意、サポートできるのか?

と悩みながらの決断でした。

そして全体mtgで決意を表明するとき!!

・・・と、その前にOBの方々にひとこと、挨拶をすることとなりました。

緊張して非常に小さな声でボソボソと「学生コーチとして頑張ります」と一言。

その後の青樹さんの言葉が今でも鮮明に思い出されるのですが、

「学生コーチといっても“縁の下の力持ち”や“サポート”だと思ってやるのではなく、

“ひとりの部員”だと思って活動しなさい」

とおっしゃいました。

短いけれど重みのある言葉だと思います。

心が折れそうなとき、この言葉を何度も自分に言い聞かせました。

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今シーズン、チームわけにより複雑な感情を持った人も大勢いると思います。

怪我人、体調の優れない人、そして途中入部もいます。

学連、ユニフォーム係、お仕事、主務、主将、マネージャー、委員会etc….

様々な立場の人がいますが、

“ひとりの部員”であることは変わりません。

Bチームの酒井、熱中症キャラの酒井、といった立場にとらわれることなく部員40人各々、

“ひとりの部員”does something for the teamしてみたら、

部活を成長の場にできるはず!!

もっと練習を濃く、有意義なものにできるはず!!

チームは勝ちにいけるはず!!

だから1123日まで、

40人全員do anything for the teamしよう。